6月2日(土)古峰ケ原~横根山~井戸湿原を歩いてきました。
M旅旅行のツアーです。 TDはK室さんとS井さんでした。
東北道鹿沼インターで降り、一般道を走り「古峰神社」へ着く。
ここ古峰神社は、別名「天狗の社」とも呼ばれ、天狗信仰で広く根深い民間信仰を集めている。
顔が赤く鼻の長い天狗を「大天狗」、黒いくちばしのある天狗を「烏天狗」という。
天狗はご祭神のお使いとして、崇教者に災難が起こった時、直ちに飛翔して災難を取り除いてくれる。
(災厄消除・開運)偉大なる威力の持ち主として信仰を集めている。
:古峰ケ原高原登山口
一般の登山者は、古峰神社から登っていくが、我々はバスで古峰ケ原登山口へ。
日光開山の祖「勝道上人」が、ここ古峰ケ原の”深山巴の宿”で3ケ年の修行をしたといわれる
場所へ足を運んだ。 堀に囲まれた”巴の宿”は動物を遮断するために作られたとか?
その昔はそれほど、動物が多かったということか。
11:00 登山開始、予報は外れ、晴天だった。
:根性のある木
「天狗の庭」と呼ばれる岩(花崗岩)がゴロゴロした場所で見つけた木、成長が楽しみだ。
古峰ケ原は関東百名山に名を連ねているが、この名前のピークはない。
便宜上「三枚岩」あたりをそのピークとしているらしいが、その手前にあった”三等三角点”(1378m)
11:50 「三枚石」(右は正面、左は横から撮ったもの)に着いた。
三枚石(さんまいせき)の名は、石が三枚重なっているように見えるところから付けられたといわれて
いますが、この石の下で、「勝道上人」が座禅修行したことから「三昧石」とも呼ばれている。
(=看板書きから抜粋)
窟屋の中には(屋根のある建物)金剛童子(不動明王)が祀られている。
:春ゼミの抜け殻
方塞山へ向かう、登山道に咲いていた花です。
:方塞山頂
12:40 方塞山(1388m)頂、今回の最高峰!
牧場の周囲に張られた”有刺鉄線”が目障りだが、新緑に彩られた日光の山並みを見ながら昼食。
:日光の山並み
:前日光牧場への下り
ここから前日光牧場まで下り、そこから横根山へ登り返す。
”ツツジ”の饗宴だった。
横根山への登り、振り返ると日光連山が。男体山は雲をかぶっていた。
:横根山頂
13:30 横根山(1373m)頂、ツツジに囲まれ眺望はない。
:井戸湿原
14:40 横根山からツツジの花道を降り、井戸湿原へ。
湿原の花も期待したが、これから咲くコバイケイソウとすでに葉になったミズバショウ程度しかなかった。
看板が泣く?「五段滝」命名にかなり無理があった。
:”象の鼻”展望台
14:50 井戸湿原から”象の鼻”へ、日光連山の展望台だ。
左に赤城山、中央に皇海山、右に男体山を中心とした日光連山が見える。
:前日光牧場の看板
15:15 バスの待つ”前日光牧場”へ、沸かし湯の温泉に入って帰途に着いた。
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(行程:標高差229m、約13km、3時間15分)
10:45~11:00 深山巴の宿 ⇒11:00 古峰ケ原高原 ⇒11:40 三角点
⇒11:50 三枚石 ⇒12:40 方塞山 ⇒13:30 横根山 ⇒14:40 井戸湿原
⇒14:50 象の鼻 ⇒15:15 前日光牧場ハイランドロッジ
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:関東百名山とは・・・
「山と渓谷社」が選んでいる。
選ぶにあたっては、(日本百名山と同様に)山の品格(山容)、歴史、個性、さらに登った時の楽しさ
も重視した。したがって、一見、凡庸な低山だが、古くから登山者に親しまれてきた山、展望の良い山、
花の美しい山なども選定されている。
逆に、関東百名山の資格は充分だが、選外となった山もある。火山活動のために登山禁止の浅間山、
登山道がない奥那須の大佐飛山などがそれである。
また、関東地方と他地方の境界上に位置する山で、関東側からの一般ルートがないうえ、関東側から
望見することさえ困難な上越国境の巻機山、平ケ岳などは、これを関東百名山と呼ぶことがためらわれ
残念ながら関東百名山から外した。
もちろん本書に収録した関東百名山が絶対的なものではない、
読者それぞれの基準で関東百名山を選んでいただきたいと思う。
(山と渓谷社編、関東百名山より抜粋)
だってさ・・・。
どうなさったかなと、気になっておりましたが、記事を拝見してホッとしました。
天候にも恵まれ、ツツジもちょうど見ごろだったようで、良かったですね
勝道が日光を目指したのは、canさんが歩いたのと逆コースになりますが、この道を歩かれて如何でしたか?
修験道の面影は、感じられましたでしょうか。
岩が花崗岩だし、険しいという言葉とは程遠いと感じています。約1200年前のことですから詳細は不明ですが。機会があれば、行者岳~地蔵岳~薬師岳と続く「禅頂行者みち」を歩いてみたい。個人的には険しい道を歩くより、じっと座っているほうが厳しいと思いますが。