5月6日 南小金沢連嶺(大蔵高丸:秀麗富嶽十二景)を歩いてきました。
i-ktf 登山隊(4名)で組織しました。
大菩薩嶺から南側へ続く尾根を小金沢連嶺と呼びます。
湯ノ沢峠からさらに南に下る大蔵高丸・ハマイバ丸・大谷ガ丸・コンドウ丸と続く尾根を
南小金沢連嶺、富士山の眺望に優れているコースで知られています。
:湯ノ沢峠登山口
9:05 JR中央線甲斐大和駅着、ここからタクシーで湯ノ沢峠登山口へ。
女性のドライバーさん大菩薩嶺のPRを聞かせてくれた。
:晴天です
9:40 湯ノ沢峠登山口をスタート、沢沿いの道を登っていく。
今日の予報は、気温が25℃まで上がり、午後からは南風が強いとあった。
:避難小屋
10:40 湯ノ沢峠避難小屋へ、駐車場には10台くらい停まっていた。
:湯ノ沢峠
我々は右へ下る。
:ハルリンドウ :スミレ :ヨゴレネコノメ
笹原に咲く花は少ない、ハルリンドウもこの一輪だけだった。
:鹿除けゲート
鹿除けゲートを通って枯草の草原へ、7月になればお花畑といわれてもにわかには信じがたい。
:お花畑?
:大蔵高丸
正面に大蔵高丸。
:白谷ノ丸
振り返れば白谷ノ丸(大菩薩方面)
・南アルプス
西側に眺望が開け、南アルプスが (写真は少し明るさを変えています)
:大蔵高丸山頂
11:15 大蔵高丸山頂(秀麗富嶽十二景)
:富士山
気温が高く霞を懸念していたが、見えました「富士山」が。
ここからは富士山を横に見ての稜線を歩きます。
:ハマイバ丸
11:48 ハマイバ(破魔射場)丸とは奇異な命名だ。
お正月に、太陽に向けて矢を射る儀式が行われた場所と言われています。
「丸」はいうまでもなく「山」の意味、円頂峰山に多い。
この絵を見ながら昼食です。
:登山道
:笹が多い
:天下岩山
12:43 天下石山(詳細不明)山だから登る人もいるらしい。(標高2~3m)
:大谷ガ丸(手前)
:米背負峠
13:00 米背負峠(こめしょいとうげ)
この南大菩薩嶺は生活感あふれる地名が多い。
多くの人が生活のために使っていた街道(古道)だったのだろう。
大正時代の写真を見ると1~2俵担いでいる。
:米1俵の重さは、いくつ。
米1俵は4斗(約72リットル)と定められた。
米1斗(約18リットル)の重さは約15kgなので、1俵は約60kgとなる。
昔の人は力持ちだったのだろう。
:大谷ガ丸への登り
:大谷ガ丸山頂
13:18 大谷ガ丸山頂(大谷は沢の名前)
:ヤブレガサ :ヒメイチゲ :芽吹き
:コンドウ丸尾根
13:48~14:22 道を間違え防火帯に入り”ロス”
:防火帯
目の前に防火帯が開けている。
(看板もなし)何の抵抗もなく防火帯へ進んだ。
:正面に富士山が
:マメ :ハシリドコロ :スミレ
:鹿の糞
鹿のテリトリー? 鹿も尾根を駆け上がっていった。
:正面に壁が
正面に壁が!踏み後があるような?ないような?
第一要所にあった、表示板がない!!
斥候を兼ね、一人壁を登った。 同じような防火帯が続いていた。
防火帯の始まる場所まで、戻ることにした。
(防火帯に入らないと地図にあったような記憶が???)
:防火帯分岐
右が主登山道で、左が防火帯入口。これではわからないし、間違えても当然だ。
(人は常に広い道を選択するようだ)
怪我の功名もあった。
①富士山がカラマツ越しに見えた。
②マメザクラ、ハシリドコロ(花が上を向いていた)が見れた。
③山菜の「コゴミ」が収穫できた。
:コンドウ丸
14:30 コンドウ丸山頂、眺望はない、先を急ぐ。
:センブリ
:曲沢峠
14:50 コンドウ丸からここまでは道が荒れていた、倒木が多かった。
ここから南へ降りれば笹子へ。北へ降りればも景徳院へ、甲斐大和駅へ降りるルートだ。
西へ進めば大鹿山~笹子雁ケ腹摺山へ通ずる稜線に出る。
14:50~15:15 曲沢峠から景徳院へ降りた。(道が荒れて不明瞭との看板もあった)
:新緑が
落ち葉の堆積した道で、ヤマウツボ(寄生植物)を発見した。
:ヤマウツボ
個人的は2度目の遭遇だ (前回は加入道山の下りで=西丹沢)
:ヤマウツボ(山靭) ゴマノハグサ科、ヤマウツボ属
樹木の根に寄生する。 太い茎を直立し、長さ10~20㎝の穂状花序に小さな
白~淡紅紫色の花を多数つける。花冠は長さ15~17㎜の筒状、先が唇形。
花柱は長さ12~14㎜、花冠から長く突き出る。
[花期] 5~7月 [草丈] 10~30㎝ [生活型] 多年草 [生育場所] 落葉樹林内
尾根道を降りて行くと、道が不明瞭になってきた。沢を手前にして完全になくなった。
曲沢峠に戻ることにした。
:大鹿山分岐
15:22 曲沢峠へ登り返して10分後予定ルートで景徳院へ下る。
尾根に沿って急ぎ下る、新緑がきれいだがそんな余裕はない。
:今年の干支
景徳院から出るバスが16:10、急げば間に合うとの計算もあった。
里に近くなると、杉の植林帯に。
:景徳院山門
15:55 景徳院の境内まで降りてきた。
景徳院:1582年(天正10年)武田家三代目勝頼の菩提寺、天目山の戦いに敗れ自害し
武田家は滅亡した。
16:10 甲州バスで、甲斐大和駅まで下った。
あろうことか度もルートミス、トータル1時間消費した。
昭文社の地図2012年度版には「防火帯に入らない」と明示されていた。
昭文社が毎年発行する意味があることを理解した。
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行程:標高差381m、約15km、実歩行6.5時間
9:10 甲斐大和駅 =9:40 湯ノ沢峠登山口 ⇒10:40 湯ノ沢峠
⇒11:15 大蔵高丸 ⇒11:48~12:10 ハマイバ丸(昼食) ⇒13:00 米背負峠
⇒13:18 大谷ガ丸 ⇒13:48~14:22 防火帯ロス ⇒14:30 コンドウ丸
⇒14:50 曲沢峠 ⇒14:50~15:15 ルートミス ⇒15:22 大鹿山分岐
⇒16:05 景徳院バス停 =16:20 甲斐大和駅
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1番山頂・・雁ケ腹摺山(1874m)・姥子山(1503m)
2番山頂・・牛奥ノ雁ケ腹摺山(1995m)・小金沢山(2014m)
3番山頂・・大蔵高丸(1781m)・ハマイバ丸(1752m)
4番山頂・・滝子山(1590m)・笹子雁ケ腹摺山(1358m)
5番山頂・・奈良倉山(1349m)
6番山頂・・扇山(1138m)
7番山頂・・百蔵山(1003m)
8番山頂・・岩殿山(634m)・お伊勢山(丘陵地約550m)
9番山頂・・高畑山(982m)・倉岳山(990m)
10番山頂・・九鬼山(970m)
11番山頂・・高川山(976m)
12番山頂・・本社ケ丸(1630m)・清八山(1593m)
*赤字は登頂済み 【2013年5月7日現在】
今日のtwins
:父のもので代替です
:生産者と
:ポーズ
:メインディッシュ
:今日の主役です
5月5日子供の日「hina-bou 端午の節句」を祝いました。
主役は”下痢気味”で軟便でした。
5月7日に引っ越しをひかえ、落ち着かなかったせいかもしれません。
大人は、松井と長嶋さんの国民栄誉賞授賞式で盛り上がっていました。
追伸:5月7日「twins」も新居へ無事引っ越しました。
登りは370mの高低差(看板では大蔵高丸は1770m)に対し、下りは景徳院まで650m位を45分で急降下し、足の親指が悲鳴をあげました。
でも世界遺産登録前の富士山も最高でしたね。
将来のひなた君は、野球少年か?
端午の節句(子供の日)に国民栄誉賞の授賞式は、子供たちに夢を与えるためでしょうか?