6月26日(木)午後からは所用があり、午前中は久しぶりに映画を見た。
桜木町の横浜ブルグ13で「春を背負って」を二人で。
映画は好きだ、好みは洋画。
DVDではなく映画館のスクリーンで、しかも大音響で見るのが定番だ。
この2~3年洋画が元気がない。
完全に 邦画>洋画 の関係になっている。
とはいっても邦画のいい作品は見ている、今回もその一環。
ストーリーはともかく「山と花」の絵を見るだけでも価値があるだろうと期待して観た。
あらすじ:【オフィシャルホームページから①】
立山連峰で山小屋〝菫小屋〟を営む厳格な父(小林薫)に育てられた長嶺亨(松山ケンイチ)。
社会人になった亨はそんな父から遠ざかるように金融の世界で、会社の歯車として
毎日を過ごしていた。
そんなある日、父の訃報が突然届く。
帰郷した亨の前には気丈に振る舞う母(檀ふみ)、その姿を沈痛な想いで見守る山の仲間たち、
そして見慣れぬ一人の女性・高澤愛(蒼井優)の姿が。
彼女は心に深い傷を負い、山中で遭難しかけたところを亨の父に助けられた過去があった。
父が遺した菫小屋と、父の想いに触れた亨は、都会での生活を捨て小屋を継ぐことを決意する。
山での生活に悪戦苦闘する亨の前に、父の友人と名乗るゴロさん(豊川悦司)が現れる。
世界を放浪してきたゴロさんの自然に対する姿勢や愛の天真爛漫な笑顔に接しながら、
亨は新しい自分の人生に向き合い始める。
長嶺亨(松山ケンイチ)シリアスな演技は勉強の余地あり。
**
人の一生を左右する出来事は、突然にやってくる。
準備万端というわけにはいかない。
俺は何の仕事に向いているのか?
何の仕事についたらいいのか?
そんな職業選択に悩んでいる人は一度見たらいい。
衝撃的な出来事の「布石・経験」は当然存在する。
これは自分の置かれた立場、過去の経験も含めてだが。
人間は意志の動物と言われる、その衝撃的な事実にぶつかって、一歩大きく足を
踏み出す時の「葛藤」はあるが・・・・。
衝撃的な事実にぶつかって、道を決めた人は幸福なのかもしれないというのが
正直な感想だ。
山の連なりも花の美しさも、見慣れている者にとっては”今一つ”の感が残った。
高澤愛役の(蒼井優):演技が気に入った女優さんだ。
**
日本映画史に残る数々の名作を手掛けてきた名キャメラマン・木村大作。
その彼が初めて監督した09年公開の『劔岳 点の記』は、木村監督にしか撮れない雄大な
自然と、それに翻弄されながらも自分たちの仕事をやり遂げる人間たちの姿を余すところなく
描き、大ヒットを記録した。
あれから5年——木村監督の最新作『春を背負って』は、笹本稜平の同名小説を原作に、
父から子へと受け継がれる想い、仲間を想う人間たちにスポットを当て、山に生きる人々の
”家族“の物語が描かれる。
今回は原作の舞台・奥秩父を、立山連峰の3000mを超える大汝山に建つ山小屋へと変更。
⇒大汝山の休憩所でした。
その山頂から見える360度の大自然を背景に、美しい四季の移ろいを映し出している。
また「人は皆、何かを背負って生きていくしかない」という木村監督の人生哲学に、高地の山小屋
は様々な想いを背負った人がたどりつく場所としても相応しい舞台と言えるだろう。
【オフィシャルホームページから②】
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ビヨンド・ザ・エッジ(歴史を変えたエベレスト登頂)
1953年5月29日 エドモンド・ヒラリーによる、世界最高峰エベレスト初登頂
人類史上、もっとも勇敢な冒険が、迫力の3D映像で甦る。
が公開される、これも見なければ。
「春を背負って」の舞台立山は登ったことがあるが、エベレストは仕事の都合でいけないから。
ちなみにエベレスト初登頂の日は、愚妻の生まれた日でもある:どうでもいいことですが。
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