ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

「ふたりでコンサート」@第一生命ホール

2008-12-08 15:20:51 | クラシック

声楽の発表会にゲストとして何度かご一緒させていただいている、
バリトン歌手の谷友博さんご出演のコンサートに行ってきました。
場所は初めて降り立つ勝どきにある、第一生命ホール。

駅から橋を渡って川を越えて行きます。

    

黎明橋からトリトンブリッジを撮ってみました。
トリトンブリッジはオール動く歩道です。

ホールのあるトリトンスクエアにはちょっとした庭もあります。

    

かなり凝った寄せ植え。

    

シクラメンもパンジーもキレイに咲いてます。

ホール、オフィス、商業施設、住宅が一つになったトリトンスクエア。
船の形をした建物があったり、
やたらと天井が高かったりと、
か~なりバブリーな香りが漂ってました(笑)
何か有名な建築家の設計かと思ったのですが、
調べてみると日建設計、久米設計、山下設計の設計だそう。
ふぅん。

       

さて、本日のコンサート。
男女4人の歌手がピアノの伴奏で歌う、というシンプルなもの。
第一部は「リゴレット」や「カルメン」など、
オペラアリアやデュエットを歌い、
第二部は「サマータイム」「踊り明かそう」といった
クラシック以外の曲を歌う、二部構成。
個人的にはオールクラシックが良かったのですが、
こちらのコンサートの趣旨は「夫婦二人で音楽を楽しみましょう」
ということで、お値段も二人で5千円、という
かなりリーズナブルな設定。
堅苦しくない曲も入れとかないと、なのだと思われます。

           

メゾソプラノの郡愛子さんが司会も兼ねていらっしゃったのですが、
この方、とってもトークの上手いかたですね~。
まぁ出演者全員が藤原歌劇団所属で
気心が知れているというのもあるのでしょうが、
「写真の方がステキよ?」「おでこにシワが・・・」と、
毒のあるツッコミを入れつつ、でも愛のあるトークで
場を和ませていました(笑)

歌は、といいますと、やっぱり谷さんは上手いですね~。
特に「俺様の歌を聴け!」系の、
一人で朗々と歌い上げる曲がお得意のようです。
逆に人と合わせるのはちょっと苦手なようで・・・
テノールの川久保博史さん、
一部はちょっと硬かったですけど、
二部は良い感じに暖まってきて、とても見事な高音でした。
そして笑うと吉幾三っぽくて、良い人そうだなーと(笑)
ヒゲは無い方が良いと思うんですけどねぇ。

     

ソプラノの佐藤美枝子さんはシンプルなドレスがとてもステキで、
声もステキでした。
が、声の強弱を口の開け方を変えて付けているのは
どーかなー、と。
ほとんど口を開けずに声を出していらっしゃって、
そうすると響きが変わってしまいますのでねぇ。
どうなんでしょう?
先生に聞いてみようっと。

     

郡さんは高音はとってもキレイでした。
でも、メゾなのに低音が弱いのね。。。
「リゴレット」四重唱での役者っぷりは見事でした。

第一生命ホールはキャパ767席の
小ぢんまりとまとまりの良いホールでした。
が、音響はイマイチですね。
伴奏の松本康子さん、
とっても素敵な演奏をなさっているように見えるのですが、
音がこもって聴こえてしまって、ストンと入ってこないんです。
いっそ二階席の方が音がいいのかも?
で、ばっちり声量のある方だと、音がわんわんしちゃうので、
逆に声が細い人の方が合ってるかも、と思いました。
ちょっと惜しいですねー。
ロビーに可愛いお皿だのオブジェだの飾られていて、
素敵な雰囲気だったのですけど。

17時過ぎに終わって外に出ると真っ暗。

    

建設途中のビルの表がオシャレな感じになってました。
でも今から高層マンション建てて売れるのかしらん。。。
ま、私には関係ないですけどー

当然、終演後に飲みに行きました!
それはまたあらためて~♪

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本フィルハーモニー交響楽団 第326回名曲コンサート」@サントリーホール

2008-10-20 17:14:47 | クラシック
招待券をゲットして行ってきました。
初めての日フィルです。

  「序曲<謝肉祭>」:ドボルジャーク
  「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」:ブラームス
  「交響曲第8番」:ドボルジャーク
         ~アンコール~
  「スラヴ舞曲」:ドボルジャーク

   指揮:尾高忠明
   ヴァイオリン:堀米ゆず子
   チェロ:ダーヴィト・ゲリンガス

ドボルジャークの謝肉祭は、打楽器がとても多い曲だったのですが、
タンバリンがカッコ良かったです(笑)
初めて観ました、オケでタンバリン。

コンチェルトが良さそうな気がしていたのですが、
期待通り、ステキな演奏でした
ゲリンガス氏は指揮者としても活躍されているようで、
そのせいか、指揮者や堀米さんと
とてもよくアイコンタクトを取っていらっしゃって、
指揮者が二人いるみたいだなー、なんて思いました。
とても懐かしい気持ちにさせてくれる曲&演奏でしたねぇ。

堀米さんは、ドレスがイマイチ合ってない気がしましたが・・・
もうちょっとスッキリ見えるデザインの方が良いのでは?
などと思いながら見ておりました(笑)
あと、尾高さんのスーツ。
デザインはとてもオシャレだったのですが、
グレーは止めておいた方がいいんじゃないかなぁ??
後姿が普通のサラリーマンスーツみたいに見えちゃって
あの年代の方がグレーを着こなすのは難しい気がします。
って、何を観に行っておるのだ(笑)

ドボルジャークの交響曲8番は初めて聴くのですが、
部分部分で耳に馴染みのあるメロディーも多かったです。
金管、頑張ってましたね~。
特に鬼門のないオケで、まとまりが良かったように思います。

今回気になったのは、ゲストコンマスさんですかね~。
もんのすごい気合の入り具合で、
ソロパートなんぞ、立ち上がりそうな勢いでした(笑)
でも、どうしてコンマスがゲスト奏者なんでしょう?

      

また大量のチラシをもらってきたので、
何か面白いのがないか、探してみようと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ピアノリサイタル2008」@サントリーホール

2008-07-31 14:32:28 | クラシック
先日チラッと触れた外山啓介さんのソロリサイタルに行ってきました。
昼は花男、夜は外山さん、ってことで‘イケメン祭り’(爆)

   サティ:ジムノペディNo.1
   ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
   フォーレ:ノクターンNo.2 ロ長調 Op.33-2
   ドビュッシー:月の光
   ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
   ドビュッシー:映像第2集 葉ずえを渡る鐘の音
                     そして月は荒れた寺院に落ちる
                     金色の魚

   ショパン:ノクターンNo.1 変ロ長調 Op.9-1
   ショパン:ノクターンNo.2 変ホ長調 Op.9-2
   ショパン:エチュードNo.12 ハ短調「革命」Op.10-12
   ショパン:プレリュードNo.13 嬰ヘ長調 Op.28-13
   ショパン:プレリュードNo.14 変ホ長調 Op.28-14
   ショパン:プレリュードNo.15 変ニ長調 Op.28-15
   ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
   ショパン:バラードNo.4 ヘ短調 Op.52

           ~アンコール~

   フランク・プレリュード:フーガと変奏曲より「プレリュード」
   ラフマニノフ:音の絵 Op.39-9     

キャパ2008席のサントリーホールが満席。
そして女性率高し!
更に、クラシックコンサート慣れしてない人も多い感じ。
普段のコンサートの客席緊張感を100とすると、
70くらいかなぁ。
NHKホールよりはマシでしたが、常に何かしらの物音がしていて
ちょっとイライラしてしまいました

さて、肝心の演奏なのですが。
最初に、あくまで個人的な感想、ということをお断りしておきます。

             

長身の外山さんが颯爽と登場。
確かにカッコいーです(笑)
どういう音を出すのか、ちょっとドキドキ。
まずや有名なサティのジムノペティ・・・ですが、いきなりのミスタッチ。
おぅ!ここで?!
と、ちょっとビックリしましたが、まぁ緊張もあるのだろう、と。
で、一部を聴いての感想は「繊細というか弱い・・・?」
というのが正直なところ。
でもまぁ、ショパンを聴いて判断しよう、と臨んだ二部。

・・・あの~。
申し訳ないのだけれど、技術的にはまだまだだし、
曲想をきちんと創れていない印象を受けてしまいました。
「革命」とか、どう表現したいの?と。
「雨だれ」なんかも、1音1音の持つ意味を
きちんと分って弾いていらっしゃるのかしら・・・と。
解釈の違いと言われればそれまでなのかもしれませんが、
個人的には厳しかったです。
ショパン、嫌いなのかしら?と思ってしまったほど。

で、一部を聴いた段階では繊細って言うのかな?・・・と思ったのですが、
良く聴くと音の扱いが雑な部分もあったりして、
「繊細」とはちょっと違うな、というのが正直なところ。
あと、残響とか休符の処理の仕方がちょっと気になりましたかねぇ。
サントリーホールについてる音楽の神様も、
今回は降りてこなかったなぁ~。。。
あ、アンコールのプレリュードの曲は良かったです。

かなり手厳しいことを書いてしまいました
あくまで個人的な見解ということで、お許しくださいませ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イケメンピアニスト

2008-07-12 15:00:28 | クラシック
クラシックコンサートに行くと、
入口で袋にセッティングされた大量のチラシをいただきます。
無理に貰わなくてもいいのですけど。
先日、オペラシティでのコンサートに行った際、
その中に1枚、とっても気になるチラシがありました。

外山啓介さん、というピアニストの方の
リサイタルのチラシ。
まだ学生(修士課程在学中)なのに、
サントリーホールの大ホールでソロリサイタル。
すげーーー。
しかも3千円というお手頃価格。

それより何より、そのルックス!(爆)
HPのトップページに使われている写真が、
ばーんとチラシの全面に載っていて、
あら、カッコいい と目をひかれたわけです(笑)

「サントリーホールで3千円なら試しに行ってみてもいいよねー。」
と、友達に写メで撮ったチラシ画像を添付してメールしてみたところ、
「行ってみたい!」とレスがあり、
早速チケットをゲットしました
2F席だけどPブロック(舞台の裏側の、のだめちゃんサイド)
じゃなかったので良しとしましょう。

このチラシ、サントリーホールはもちろん、
YAMAHAなんかにも貼ってあって、
「カッコいいねー」なんて見ている人の姿を見かけるわけです。
で、昨日ちょっとPGなど見てみると、
いつの間にかほぼ完売!
危ない危ない
早く買っておいて良かったぁ~。

やっぱりとっかかりとしてルックスって、大きいですよね。。。
もちろん、実力も無いとダメですけど。
外山さんは既にCDデビューなさっていて、
デビューコンサートもサントリーホールだったようです。
写真を見ると、お客様の入りも良いようで。
どんな感じの音なのか、とっても楽しみなのです
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルツェルン交響楽団@サントリーホール

2008-07-01 11:07:42 | クラシック
順番からいくと、土曜の飲み報告が先なのですけど、
感動の冷めないうちに先にコンサートの報告をさせていただきます。

        指揮:オラリー・エルツ
        ピアノ:ニコライ・トカレフ
        演奏:ルツェルン交響楽団

  ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
  ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68

        ~アンコール~

  シューベルト:楽興の時 第3番
  バッハ・シロティ:プレリュードロ短調
  シベリウス:悲しきワルツ
  ブラームス:ハンガリー舞曲第6番

クラシックコンサートの安い席は早く買わないと売り切れる、
ということで、確か半年くらい前にチケットを取った公演です。
で、その後、得チケなんぞも出ていてイマイチ人気がないのかしら…
などと、ちょっと心配しつつ行って参りました。
お席はのだめちゃんサイドの指揮者の顔が見える位置。
指揮者の顔が見えるので、オケに参加しているような臨場感があります。
そして、ブラ1をやる、ということ以外の予備知識は一切ナシで
コンサートスタート。

まずは序曲。
静かな弦の音から始まり、
最初に主旋律を演奏したのがホルンだったのですが、
ホルン、上手い!!!
これまでホルンが鬼門なオケが多かっただけに、
このホルンの音を聴いて、今日はいいぞ~
一気にテンションUP

続いてピアノソナタ。
何となぁく女性のピアニストを勝手に想像していたのですが、
男性でした(爆)
拳銃みたいな名前の方ですねぇ~。
間違いなく「ロシア人」と分かります(笑)

とまぁ、どうでもいいネタは置いておいて
遠目にはビバヒルのスティーヴに似ているニコライさん。
繊細とは違うのですが、シャープな音、というのでしょうか。
そしてテクニックは凄まじいものがありました。
指を伸ばし気味に演奏しているのですが、
音の強弱などはしっかりしていて、面白いな~と。
あと、鍵盤との距離が違いのも印象的でした。
かなりの難曲をアッサリ弾きこなしていて、すげ~!!
と、惚れ惚れしながら聴いておりました。

小曲を2曲ほどアンコールで弾いてくれて、ここで休憩。
「今のピアノソナタはショパンっぽかったな~」と思いながら
チラシを確認しに行くと、正解
ちょっとご満悦(レベル低っ

そしていよいよブラ1。
テンポはちょいと早めでスタート。
いや~、もう、言葉じゃ説明できないですね。
もう、素晴らしいの一言!!!!
ノリノリ(死語?)で聴いておりました。
最後にはしっかりカタルシスもありましたねぇ。
客席の拍手の熱さからも、皆の満足度がうかがえました
客電が点いて、楽器を片づけているメンバーに
再び拍手が起きたりもしていました。

指揮のエルツさんは踊るように指揮する方で、
ブラ1第2楽章はタクト無しで指揮なさっていました。
あと、呼気がすごいの(笑)
最初何の音?フルート?…な訳ないし…なんて。
アンコールをいきなり演奏し始めて、
「楽譜用意してなかった」と、最初の音を伸ばしている間に
楽譜をサッと用意したりする、おちゃめな一面も

                   

さて、毎度恒例‘今日の気になるオケの人~’
ぱふぱふ(笑)

今回は第一バイオリンの「省エネバイオリニスト」
おいくつくらいですかねぇ~。
60前後くらい?の白髪男性なのですが、
この方、動かないんですよ~。
演奏する時って多少上半身が動きますよね?
彼の周りの女性3人が、ほぼ同じように動きながら演奏していたので、
余計に彼の動かなさ具合が気になっちゃって(笑)
特に激しいメロディの時なんか、どうしたって動きそうなものなのに、
彼は最低限の動きしかしないんです。
きっとあれは最低限の音しか出てないと見た

ま、そういうのはオマケ的な部分でして、
幸せなひと時を過ごしてきました。
やっぱりサントリーホールには音楽の神様がいますねっ。
おかげで落ち気味だった気持ちも、一気に上がりました
今度はオーボエを聴きに行きたいなぁ~。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「樫本大進 & コンスタンチン・リフシッツ」@オペラシティコンサートホール

2008-06-27 09:59:05 | クラシック
危うく行くのを忘れるところでしたが、
無事に行って参りました(笑)
何とな~くバイオリンが聴きたくなりまして。
樫本さんはお名前のみ存じ上げておりましたが、
音を聴くのは初めてでした。

  ショスタコーヴィチ:ピアノソナタ第2番op.61
  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリンソナタト短調op.134
  ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第9番イ長調op.47「クロイツェル」

  ショスタコーヴィチ「クロイツェルソナタ」(アンコール)

まずはピアノソロで幕開け。
コンスタンチンさんも初めて拝見する方なのですが、
派手なパフォーマンスはなく、
真っ直ぐにピアノに向って演奏する様子から、
とっても真面目そうな人、な感じ。
こういう方だから伴奏もできるのだろうな~、などと。
ソロで自由に弾くのと伴奏って、別物ですのでねぇ。。。

正直言って、ショスタコーヴィチは苦手
でも、コンスタンチンさんの演奏は透明感があって、
映像が浮かんでくるような演奏で、
心地よい眠りに誘ってくれそうでした(笑)
落ちてませんけどね

そして樫本さんの登場。
テクニックなんかは言うまでもなく素晴らしくて、
すげーーー、と聴いていると第二楽章でアクシデント発生!
弦が切れました!!
もんのすごい勢いで弾いていらっしゃって、
弓の毛(馬ですよねぇ?)のプチプチ切れてるのが
遠目にも見えるほどだったのですが、
弦が切れることもあるのですねぇ
すぐ舞台袖に引っ込んで、しばし中断。

数分後、再び登場して、第二楽章頭から演奏スタート。
ちょっと得した感じ?(笑)
先ほどと変わらず、弦が切れそうなほどの激しい演奏。
カッコいい~
でもやっぱりショスタコは苦手…

             

15分の休憩のあと、第2部のスタート。
開演前、客席の皆さんが2F席を見上げて「おお~!」と拍手。
何事かと思ったら、美智子妃殿下がいらっしゃっていました。
新国の開場何周年記念だかの時にもいらっしゃってましたねぇ。
これで2度目の遭遇。
国立だけにこのホールにいらっしゃることが多いのでしょうか。

第2部はベートーベン。
はぁぁ~
やっぱりこういう音の方が心地良くて好きだなぁ~。
うっとりと聴いてきました。
高音もキレーに響いていて、とっても耳に優しかったです。
アンコールのショスタコはカッコ良くて好きでした

そうそう。
バイオリンのリサイタルは初めてだったのですが、
弓の毛の切れたやつは、
曲の合間にぶちぶちと引きちぎってらっしゃいました。
そうかー、そうよねー、一度切れちゃったらもうダメよねー、と
新たな発見。
オーケストラではそういう光景を見たことがなかったので。
かなりの消耗品ということなのですねぇ。

                   

クラシックコンサートに行くと、大量のチラシをいただきますが、
昨日いただいたのはほとんどが弦のコンサートのものばかり。
ソロとかカルテットとか。
オーケストラとかオペラのチラシはほぼ皆無。
それでも、これだけの数のコンサートをやっているのだなぁ…と、
こちらも新たな発見でした。

今度は何を聴きに行こうかな~
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

及川浩次クリスマスコンサート「Christmas Tide 2007」@東京カテドラル聖マリア大聖堂

2007-12-13 10:23:24 | クラシック
クリスマス時期に教会でコンサートなんてステキかも?
と思い立ってチケットを取ってみました。
かなり人気のピアニストなんですね~、及川さん。
昨日も完売してました。
発売日をとうに過ぎて取ったお席は、
演奏者の顔が見えるブロック…
ピアノコンサートとしては一番宜しくないお席でした
まぁいいんですけど。

            

演奏曲はモーツァルトのキラキラ星変奏曲、
シューマンの即興曲、リストの愛の夢、ラ・カムパネルラなどなど
聞き覚えのある曲が多数。
演奏はステキでしたねぇ。
迫力あって。

ただ、客席の雰囲気がどうも…
これは教会という特殊な空間のせいでしょうか、
それともクラシックにしては料金が安いので、
それほどファンでない人もいるのでしょうか。。。
携帯ストラップと思われる鈴がチリチリ、
なんかゴソゴソする音、咳も多少は仕方ないとしても
(でもサントリーホールとかだと演奏中はほとんど咳してないんだけどなぁ)
喘息ですか?っていう、‘ひぃ~っ’という咳を断続的にしてる人がいて、
頼むから出てくれ…って思っちゃいました

教会だから全ての音が必要以上に響くんですよね。
ものすごく気になってしまいました…。

そしてもうひとつ、えぇ~って思ったこと。
…ピアノが河合だった。。。
河合はナシでしょぉ~
これはこの教会が持っているのが河合だから、
ここでやる時は有無を言わさず河合になってしまうのだと思います。
せめてYAMAHAが良かったなぁ~
河合のピアノは、特に低音部分の深みがなくて
かなり物足りませんでした。

                    

こういうのはイベントなんだな、と思いました。
やっぱりきちんとした会場で、良いピアノで聴きたいですね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新国立劇場開場10周年記念「オペラ・バレエ ガラ公演」@新国立劇場

2007-10-02 12:28:06 | クラシック
新国が開場して10年経ったのだそうで、
開場10周年記念公演を破格のお値段でやる、とのことで
発表会で歌う歌もあるし~、と行って参りました。

え~。
2日間公演があるうちの1日目は式典があるとは知っていましたが。
約20分の式典の後、30分の休憩・・・。
あのー、式典なんてどうでもいいんですけど
それなら「本編の開始は15時から」とかにしといてよ、
って思っちゃいました。
1時間あったら買い物とかできたのにさ~。

やや出鼻をくじかれた感じで、まずはバレエ「セレナーデ」。
‘上司に恵まれない時は・・・’のCMで使われていたあの曲です(笑)
これは群舞のフォーメーションの美しさを味わう作品でしょうかね。
青白い照明の中で幻想的な雰囲気の作品に仕上がっていました。
3F席だったので、どれが誰だかはちっとも分からず。
特に‘個’が目立つ振り付けでもなかったので、
途中ちょっと・・・落ちちゃいました
照明はずーっと青白いしさー(言い訳)

              

続いて、オペラガラ。
まずは東フィルによる「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の序曲。
うーん。
なんつーか。
キレのないワーグナーでした・・・かね
タンホイザーの合唱は面白かったです。

その他で良いな~と思ったのは「ある晴れた日に」でしょうか。
歌われたのは大村博美さん、だったかな?多分。
リゴレットの四重唱なんて・・・ショボかったです
ジルダ役の人は良かったけど。
この前のキエフオペラとは雲泥の差
あの公爵の歌、また聴きたいなぁ~。

楽しみにしていた発表会で歌う歌は、
プログラムを見てメゾの人が歌うと知り、おや?と。
この曲はアレンジが色々変えられる曲なのですが、
案の定メゾのアレンジになっていて、イマイチ盛り上がらないような。。。
高い音もCの音が2回出てきただけだし、
あんまり参考になりませんでした、かね。
あ、歌詞は勉強になりました!(又かよ
そっかー、リンドーロって恋人の名前だったのねー(爆)

外国人ゲスト(ですよねぇ?)のエレナ・ツィトコーワは
華があって良かったです。
特に「こうもり」の曲はなかなかな難曲だと思うのですが、お見事でした。
もう1人のアルベルト・クピードは、高音は確かに良く出ていましたが、
やや歌謡曲っぽい発声に聴こえて、あまり好きではありませんでした。

って訳で、全体的には何だかな~、な感じ。
客席も安いから来たお客さんが多かったのか、
普段のクラシック公演の時とは緊張感がまるで違っていて、
いつぞやのNHKホール状態でした。
演奏中でも咳、クシャミ、ヒソヒソ話、なんでもござれ

                

そんな客席ですが、皇太子ご夫妻がいらっしゃっていたようです。
なぜ伝聞口調かと言うと、私の席からは見えなかったから(爆)
開演前にはバルコニーから客席にカーッ!と照明を当てて、
写真&映像撮影がされていました。
ニュースでよく見る映像はこうやって撮られていたのですねぇ。
休憩時や終演後も「一般のお客様は少々お待ちください」と、足止め。

・・・余計なところに時間がかかった印象の強い公演でございました。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ベルリン・シュターツカペレ」@サントリーホール

2007-09-30 14:25:00 | クラシック
   ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
   ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55 「英雄」

      指揮・ピアノ:ダニエル・バレンボイム

                    

バレンボイムが弾き降りをする!
ってことで頑張ってチケットをゲットして行って参りました。
全席完売でしたよ~。
入口に「チケット求む」って書いた紙を持って
立ってるおじさんいましたよ~。(ダフ屋ではなく)

まずはバレンボイムのピアノによるピアノ交響曲。
弾き振りをするため、オケの皆の顔が見えるようピアノが置かれていて
(通常の指揮者と同じく、観客に背を向ける形)
サイドの席だった私はばっちりキーボードサイドとなってラッキー
いやー、見事な演奏でした。
ものすごく音が多彩なんですよね~。
‘ピアノ一台でオーケストラの音を表現できる’って言いますけど
なるほどな~、と思いました。

ピアノの演奏はもちろんですが、オケとのバランスが絶妙!
数十人が弦を鳴らしているのに、pppで演奏しているピアノよりも
更に小さい微妙な音になっていて、すげー、と(笑)
片手で指揮を取りながら演奏してたり、
目で合図送ったり、で見ていて面白かったです

続いては交響曲「英雄」。
こちらは何といいますか、派手~な演奏だったような気がします。
演奏中も奏者同士で目を見て笑いあったりしていて、
とっても楽しそうに演奏されているのが伝わってきました。
・・・って、それだけ?
ん~。
今のところのMyベストはノルディック管弦楽団です、ハイ。

                                

さて。
やや恒例化しつつありますが、「今日の気になる演奏者」のコーナー(笑)
今回は職人ティンパニー奏者と、Theドイツ人チェリストです
ティンパニー奏者の方はドラマ「ER」のグリーン先生似で、
眉間にしわを寄せてティンパニーのチューニングをする姿は
気難しい職人そのもの。
なんか怖そうな人だな~、なんて思ってしまったのですが、
それだけに、カテコでの笑顔がとても印象的でした

そしてもう一人、Theドイツ人チェリスト。
とっても体格が宜しくて(ガッチリ系ね)
見た目の感じから間違いなくドイツ人であろう、
と思しき男性のチェリストがいらっしゃいまして。
体格が良いから手も大きいんですよ。
なので他の人が一生懸命運指してるところでも、
彼の手はほとんど動いているように見えないのです
もちろん、大きく動く時は動きますけど、
それも動き幅はすごく小さく見えるんですよねぇ。
それに気づいてからは気になって気になって・・・(笑)

隣に座っていたのが小柄な女性奏者だったので、
余計に目立ったのかもしれません。
チェロでも手が大きいのは有利なのでしょうか?
ただ、他の奏者に比べてビブラートのかかりは明らかに弱くて
あまり繊細なタイプではないらしい、と(笑)
あ、同じチェロに日本人の方もいらっしゃいました。

          

ちなみに今回の来日公演、
9/27、10/3、10/12、10/19と、
かなり余裕を持たせたスケジュールになってます。
演目が違うのでリハをしなくてはいけない、というのはあるでしょうが、
それにしても、かなりゆったりめですよね。
これはかなり経費がかさむぞ、と
オケだけで50人はいるでしょ~?
関係者含めてまぁ団体割引になるかもしれないけど、
宿泊費だけで1日何十万かで、食費も多分支給されるよなぁ・・・
などと、どうでもいいことを考えてしまいました
しかも公演地は東京のみ!
メンバーからすれば観光する時間もあるでしょうし、
最高のツアーなのではないでしょうか
Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「魔笛」(ケネス・ブラナー監督)

2007-09-19 11:49:02 | クラシック

最近ちょびっとだけ映画づいてますね~
魔笛は大好きで、今のところ唯一通しでCDでも聴けちゃう作品なのです。
映画でも全曲使用して、しかも歌が上手い、らしい、ってことで
駆け込みで見に行ってきました~。

          

いや~、面白かったです!
原作のファンタジックな設定を、うまいこと戦場の話に置き換えて、
でも随所に遊び心が散りばめられていて、
ニコニコしながら見てきました。
歌も申し分なく上手かったですし。
夜の女王、表情といい歌といい、迫力ありすぎっ
ただ、歌詞がね。
リライトされてるから英語なんですよね。
これはやっぱりドイツ語が良かったな~と。
仕方ないのですけど。

俯瞰の映像がとても多いのが印象的だったのですが、
これは人間の小ささを示すためかな~、などと思いました

で、設定変わってるからアレなんですけど、
おお!この歌はこういう意味だったのか?!と
目からウロコの部分がありまして。
何年か前に歌わせてもらった、パパゲーノとパパゲーナのデュエット、
歌詞の意味がよくわからないところがあったんですよ。
途中、2人ともが「パパゲーノ」「パパゲーナ」と言い合ってて
何じゃこりゃ?と思ってたんです
確かお互いを呼び合ってるんじゃなくて、自分の名前を連呼してるから
(途中1箇所だけ相手の名前になってた気がする)
何だろな~??と不思議に思いながら歌っていたのですが、
これは「パパゲーノJr.」が欲しい!って歌ってる歌だったんですね!
パパゲーノは男の子、パパゲーナは女の子が欲しいから、
自分の名前を連呼していたわけで。
そうかー、そうだったのかー(爆)

え~、連日勉強不足を露呈しておりまするが…

魔笛はオペラ版も是非観に行きたいです

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする