元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

アンプを新調した。

2006-06-17 07:13:33 | プア・オーディオへの招待

 アンプを新しいものに買い替えた。機種はMARANTZPM8001である。今年2月に導入したスピーカーのKEFブランドみたいな一部のディーラーでしか扱わない商品とは違い、MARANTZはちょっと大きな電器店ならどこでも陳列・販売しているから、同社の製品を見かけたことがある読者諸氏諸嬢も少なくないと思う。

 本当は同じ価格帯のDENONのPMA-1500AEの方がKEFのスピーカーとは相性が良いと言われている。しかし、サイズと重量の点で断念。あの製品はPM8001より奥行きが5cmも大きく、ラック代わりに使用している棚には入らないし、ウェイトも4kg重いから棚の強度面でも不安があったからだ。しかも操作性や使っている部品類のグレードではMARANTZの方が上。プリ=メインを分離できることから将来セパレート型に移行する際にも有用かとも思い、PM8001に決めた次第。

 なお、ディーラーでの試聴の際、同価格帯のトライオードのFuture2005と比べてみた。あの製品は電源スイッチの他はボリュームと入力切り替えしかパネルになく、薄型で垢抜けたデザイン、そして大型トライダル型トランスにアルミ削り出しの足という、実にオーディオファンの所有欲をくすぐるシロモノだった。しかし、音の方は朗々と鳴るものの高域が大雑把で、ロック系だけならOKだがクラシック系ソースではMARANTZに完敗。単純な構成ゆえ「改造」すれば使えるかもしれないが、当方それほどのマニアではない(笑)。

 PM8001を自宅で鳴らした感想だが、情報量こそ上がったものの、それほどびっくりするような変化はない。それどころか、前の機種より質が良いためか、CDプレーヤーの安物ぶりを前面に出すようなサウンド展開(ハイ上がり)にもなってきて、ちょっと不満(以前は安物同士でまとまっていたのかも ^^;)。これでプレーヤーの買換時期も早くなりそうだ(爆)。

 写真でも分かるように、色はシルバーである。ゴールドのヴァージョンもあるが、ハッキリ言ってゴールドは時代遅れだ。オーディオ機器はやっぱりシルバー(そして黒)に限る。ゴールドはアキュフェーズの製品だけで沢山だ(笑)。でも残念なことに、中国製ゆえに仕上げが悪い。よく見るとパネルに細かいスクラッチが散見される。同じく中国製の、先日格安で手に入れたチューナーも仕上げにムラがあるし、使用中の“英国ブランドだけど中国製のスピーカー”だって塗装が甘い。聴き比べたトライオードの製品も部品は極上であったにもかかわらず操作感にガタがあったのも中国製だからだろう。すべてが日本製(or欧米製)だった頃とは状況が違うようだ(涙)。

 で、今年中に買い替えるプレーヤーの候補だが、通常はPM8001とペアになるSA8001になるところだろう。でもあいにく私はMARANTZのプレーヤーをあまり信用していない(以前使っていた同社の製品が故障だらけだったので ^^;)。よってたぶん他社製品になるとは思うが、その前に電源ケーブルやRCAコードの交換、そしてスピーカーコードをバイワイヤリング接続にしてみるとか、いろいろとやることがありそうだ。

 ホント、オーディオってのは面倒くさい(そして楽しい)ものである。
コメント
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