(原題:Gremlins 2: The New Batch )90年作品。下劣な悪ふざけの連続に気が滅入ってしまう映画である。前作(84年製作)から6年、ニューヨークの某大手メディア企業で働くビリー(ザック・ギャリガン)とケイト(フィービー・ケイツ)の恋人カップル、慣れぬ都会生活にとまどう二人の前に、あのギズモが登場。例によって、ニューヨークはグレムリン・パニックに巻き込まれていく。
前作はいろいろ批判もあったけど、私は好きな映画だった。監督ジョー・ダンテの異常な趣味と、たたみかける演出による見せ場の連続、スピルバーグ印なのにスピルバーグを完全にバカにしたような作風も痛快だった。しかし、今回はまるでダメである。たとえて言うなら、劇映画ではなく、テレビのコメディ番組のノリで作っている。
最初から終わりまで、パロディとおちゃらけのオンパレード。舞台が超高層ビルという点からして「ダイ・ハード」を意識しているし、予告編でもおなじみの「ランボー/怒りの脱出」のパロディや「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」「SFボディ・スナッチャー」「蜘蛛女のキス」などからのパクリが性懲りもなくぶちこまれ、さらにハルク・ホーガンの登場シーンに至っては、ほとんどあきれてしまう。いくらパロディだらけといっても、それが面白ければ文句はないが、これがまあどれもこれもハズしっぱなしのシラけっぱなしなんだから困ったものだ。途中からアホらしくなってしまう。
SFXだけは前作より格段の進歩。ギズモもグレムリンも生きているとしか思えない精巧さである。ただ、それだけにグロテスク度も大幅アップ。この映画を観ながらの飲食はちょっとキツイと思う。アメリカでは大コケ。封切り当時には平日とはいえ夏休みの昼間の劇場もそれほど客は入っていなかったことを思い出す。ま、映画の出来からしてしょうがなかったとは思うが・・・・。
前作はいろいろ批判もあったけど、私は好きな映画だった。監督ジョー・ダンテの異常な趣味と、たたみかける演出による見せ場の連続、スピルバーグ印なのにスピルバーグを完全にバカにしたような作風も痛快だった。しかし、今回はまるでダメである。たとえて言うなら、劇映画ではなく、テレビのコメディ番組のノリで作っている。
最初から終わりまで、パロディとおちゃらけのオンパレード。舞台が超高層ビルという点からして「ダイ・ハード」を意識しているし、予告編でもおなじみの「ランボー/怒りの脱出」のパロディや「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」「SFボディ・スナッチャー」「蜘蛛女のキス」などからのパクリが性懲りもなくぶちこまれ、さらにハルク・ホーガンの登場シーンに至っては、ほとんどあきれてしまう。いくらパロディだらけといっても、それが面白ければ文句はないが、これがまあどれもこれもハズしっぱなしのシラけっぱなしなんだから困ったものだ。途中からアホらしくなってしまう。
SFXだけは前作より格段の進歩。ギズモもグレムリンも生きているとしか思えない精巧さである。ただ、それだけにグロテスク度も大幅アップ。この映画を観ながらの飲食はちょっとキツイと思う。アメリカでは大コケ。封切り当時には平日とはいえ夏休みの昼間の劇場もそれほど客は入っていなかったことを思い出す。ま、映画の出来からしてしょうがなかったとは思うが・・・・。
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