(原題:Dil Se)98年インド作品。ラジオ局ディレクターとして腕をふるっていた裕福な青年と、テロリストとして仕立て上げられた若い女との悲恋を通して、インド社会の問題や矛盾を描く。・・・・とはいっても上映時間は167分であり、しっかりとインド製娯楽映画の体裁を取っているのは御愛敬だ。
冒頭のダンスシーンはスゴい。走る列車の上で踊りまくる。これぞ娯楽の殿堂インド映画か・・・・と思ったのはそこまでだった。「ボンベイ」や「ザ・デュオ」で知られるマニ・ラトナム監督得意の社会派ミュージカルながら、演出にいつものキレがない。展開が冗長で、余計な場面が多すぎる。
そして何よりシャー・ルク・カーンの陽性キャラクターに全然合わないあの結末。暗い気分で劇場を後にしてしまったことを思い出す。「ボンベイ」などで優雅な美貌を披露していたマニーシャ・コイラーラがテロリスト役というのも、何か違う気がするなァ。
冒頭のダンスシーンはスゴい。走る列車の上で踊りまくる。これぞ娯楽の殿堂インド映画か・・・・と思ったのはそこまでだった。「ボンベイ」や「ザ・デュオ」で知られるマニ・ラトナム監督得意の社会派ミュージカルながら、演出にいつものキレがない。展開が冗長で、余計な場面が多すぎる。
そして何よりシャー・ルク・カーンの陽性キャラクターに全然合わないあの結末。暗い気分で劇場を後にしてしまったことを思い出す。「ボンベイ」などで優雅な美貌を披露していたマニーシャ・コイラーラがテロリスト役というのも、何か違う気がするなァ。



