1982年のイタリア映画「シャドー」。
ニューヨーク在住の人気ミステリー作家ピーター・ニール(アンソニー・フランシオサ)
が新作「暗闇」のプロモーションのためにローマを訪れるが、同じ頃その小説を万引き
した若い女性が自宅で何者かによって殺害される。ジェルマニ刑事(ジュリアーノ・ジェ
ンマ)の訪問を受けたニールは殺害現場に「暗闇」が散乱していたこと、殺害の手口が小
説と同じであることを聞かされて困惑するが、そこへすぐ近くにいると思われる犯人か
ら電話がかかる。内容は更なる殺害予告だった。そしてまたしてもニールの周辺で同じ
手口の殺人事件が起きる。
ダリオ・アルジェント監督のミステリー映画。ニューヨークからローマへやってきた人
気ミステリー作家のニール。彼の周りで、彼の本の内容と同じ手口の殺人事件が続けて
起きる。興味を持った彼は犯人を突き止めようと行動する。犯人はニールに異常な執着
を持っており、本の中の文章と同じように"堕落した人間"が許せない。ニールの泊まっ
ているホテルの部屋のドアの下から殺人の度に差し入れられる手紙。刑事は事件の鍵は
ニールと彼の本だと言う。
誰の妄想だか記憶だかわからないが、白い服に赤い靴の女の姿が不気味。それを思う何
者かはしばしば具合が悪くなり、薬を飲んで抑えているようだ。当然だがその女の光景
は事件と密接に結びついている。赤い靴の女のシーンや音楽が気味悪く、ああアルジェ
ントだな~と思う。堕落が許せない犯人。そしてそれはニールも同じだった。真犯人が
誰なのかわからない。ミスリードもあっておもしろい。犯人の精神世界と現実の殺人事
件を結びつけているところや、犯人目線の映し方も興味深かった。
突っ込みどころもあるし、「サスペリア2」や「フェノミナ」にはかなわないが(私はこ
の2作がとても好きだ)、なかなかおもしろかった。刑事役のジュリアーノ・ジェンマが
かっこよかった。
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ニューヨーク在住の人気ミステリー作家ピーター・ニール(アンソニー・フランシオサ)
が新作「暗闇」のプロモーションのためにローマを訪れるが、同じ頃その小説を万引き
した若い女性が自宅で何者かによって殺害される。ジェルマニ刑事(ジュリアーノ・ジェ
ンマ)の訪問を受けたニールは殺害現場に「暗闇」が散乱していたこと、殺害の手口が小
説と同じであることを聞かされて困惑するが、そこへすぐ近くにいると思われる犯人か
ら電話がかかる。内容は更なる殺害予告だった。そしてまたしてもニールの周辺で同じ
手口の殺人事件が起きる。
ダリオ・アルジェント監督のミステリー映画。ニューヨークからローマへやってきた人
気ミステリー作家のニール。彼の周りで、彼の本の内容と同じ手口の殺人事件が続けて
起きる。興味を持った彼は犯人を突き止めようと行動する。犯人はニールに異常な執着
を持っており、本の中の文章と同じように"堕落した人間"が許せない。ニールの泊まっ
ているホテルの部屋のドアの下から殺人の度に差し入れられる手紙。刑事は事件の鍵は
ニールと彼の本だと言う。
誰の妄想だか記憶だかわからないが、白い服に赤い靴の女の姿が不気味。それを思う何
者かはしばしば具合が悪くなり、薬を飲んで抑えているようだ。当然だがその女の光景
は事件と密接に結びついている。赤い靴の女のシーンや音楽が気味悪く、ああアルジェ
ントだな~と思う。堕落が許せない犯人。そしてそれはニールも同じだった。真犯人が
誰なのかわからない。ミスリードもあっておもしろい。犯人の精神世界と現実の殺人事
件を結びつけているところや、犯人目線の映し方も興味深かった。
突っ込みどころもあるし、「サスペリア2」や「フェノミナ」にはかなわないが(私はこ
の2作がとても好きだ)、なかなかおもしろかった。刑事役のジュリアーノ・ジェンマが
かっこよかった。
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