猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ボーダー

2012-11-26 02:29:31 | 日記
アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロという大スター共演の「ボーダー」という映画を見た。
うーん、期待した程はおもしろくなかった。演出?というのかな、セリフまわしや場面の
切り替わりとかが私の好みではなかったみたいで、最初の10分くらいで見るのをやめようと
思ったくらいだ。でも頑張って見続けた結果、まあなんとか見れたって感じ。
ニューヨーク市警のルースター(アル・パチーノ)とターク(ロバート・デ・ニーロ)は長年コンビを
組んでいる刑事。
ルースターには家族も恋人もいない。でも精神科医のカウンセリングでは生活に満足していると
体裁を繕う。
タークには同居はしていないが娘がおり、同僚の女性刑事と恋人関係だ。でもカウンセリングでは
よく眠れない、食欲がない、などと正直に言う。
ある日、かつて凶悪な犯罪を犯した者が殺された。以来、犯罪者や、犯罪を犯したのに刑罰を
免れた者たちが相次いで殺されていった。
ルースターたちは捜査に当たるが、若い刑事が、犯人は警官ではないかと疑い出す。

後味の悪い映画だった。結局「正義のために悪党を殺していた」のはルースターだったのだけど、
そういう行為に及ぶ理由が弱いというか。ある時タークが、少女を惨殺したのに無罪になった男を、
なんとかして刑務所に入れようと、証拠の捏造をする。ルースターにとってはそれがきっかけと
なっているのだが、それだけでは理由としては弱いと思った。
ちょっと消化不良(´・_・`)

新妻エイジの「クロウ」が読みたい。おもしろそう。
「シンジツの教室」の続きも読んでみたい

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太陽が知っている

2012-11-19 01:58:47 | 日記
1969年のフランス・イタリア合作映画「太陽が知っている」。
豪華な別荘で夏の休暇を楽しんでいるジャン・ポール(アラン・ドロン)とマリアンヌ
(ロミー・シュナイダー)。マリアンヌが昔の恋人ハリー(モーリス・ロネ)とその娘ペネロープ
(ジェーン・バーキン)を招待したことから、雰囲気が変わってくる。
仕事で成功しているハリーは、自殺未遂をしたことがある小説家のジャン・ポールに対して
あからさまに傲慢な態度で接する。そしてマリアンヌとよりを戻してみせると挑発する。
マリアンヌはジャン・ポールを妬かせるために、ハリーと仲良くする。
父親がマリアンヌと親し気にしているのを見てショックを受けたペネロープは(両親は既に
離婚しているのだが)、ジャン・ポールと関係を持ってしまう。
それに気付いたハリーは、夜、庭で酔っ払ってジャン・ポールと口論になる。
自殺未遂のことをバカにされたジャン・ポールはハリーをプールに突き落とし、殺してしまう。
翌日ハリーがプールに浮いているのをマリアンヌが発見し、警察に届ける。
酔っ払ってプールに落ちて溺死した事故だと思われたが、刑事は不審な点を見つける。
刑事は何度かマリアンヌとジャン・ポールの元を訪れ、事情を聞くが、そのことでマリアンヌは
ジャン・ポールがハリーを殺したのだと確信する。

えっここで終わるの?って感じ。刑事も諦めが早過ぎるし。フランス映画だけど終わり方が
ちょっと…と思った。恋愛映画なのかどうかもよくわからないし。
邦題も、アラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」から取ったのがあからさま過ぎる。
この映画は事件の時太陽は出ていないのだ。原題は「プール」なのだ。邦題がひどい。
まあ「太陽がいっぱい」でアラン・ドロンに殺されたモーリス・ロネがこの映画でもまた
アラン・ドロンに殺されてしまうので、こうなっちゃったのか。

それにしても若い時のジェーン・バーキンがとても魅力的だった。シャルロット・ゲンズブールは
顔はセルジュに似ていると思うのだが、しゃべる時の口元や声はジェーンに似ていた。
それにあの細長い手足はジェーンそっくり。両親どちらにもよく似ている人だ。

アラン・ドロンがあまりかっこよく見えなかったのが残念。
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将軍家光の乱心 激突

2012-11-13 02:31:09 | 日記
1989年の日本映画「将軍家光の乱心 激突」。おもしろいかな?と思い、ネットで
レビューを読んでいたら、無名時代の織田裕二さんが出演していることがわかり、
「見るっ!」となった。
思いのほかおもしろかった。徳川家光は、「自分に似ていない」という理由だけで、
長男の竹千代を憎み、亡きものにしようと企てていた(これ本当なんだろうか)。
家光が使わした刺客たちに竹千代は襲われるが、竹千代を守ろうとする者たちに雇われた
兵たちに助けられる。
竹千代を殺そうとする側のリーダーが千葉真一さん、守る側のリーダーが緒形拳さん、
他に丹波哲郎さん、松方弘樹さん、家光に京本政樹さん、と豪華キャストだ。
竹千代を追う者たち、守る者たちの攻防がとても迫力があった。
とにかくアクションシーンがすごくて、「十三人の刺客」(これむちゃくちゃおもしろかった)を
思い出した。そういえば松方さんは「十三人の刺客」にも出演してたな。
そしていましたよ、若ーい織田さんが。20~21歳くらいじゃないのかな。
あまりはっきりと写らないんだけど、ちょこちょこ活躍していた。セリフは2言。
若い時の方が口が大きく見えたのは、気のせい?
でも何と言っても緒形拳さんがかっこよかった。主役なのに映画が終わる少し前に死んで
しまうんだけど(死ぬシーンはないけど)、その「緒形拳のラストシーン」がかっこよかったあ。
画面がパッと白黒に変わって…うーんかっこよかった!
「十三人の刺客」と同様、正統派チャンバラ映画という感じで、とても見応えがあった。
家光役の京本さんが顔をすごく白く塗ってて、病弱だからあんなに白くしてるのかな?と
思ったが、家光はとても色白な人だったらしい。

この映画、もう3人も亡くなった人が出演してるんだよね。緒形さん、丹波さん、それと
長門裕之さん。
淋しいね。
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