デンマーク・スウェーデン・フランス・ドイツ合作映画「メランコリア」を観に
いった。
ラース・フォン・トリアー監督作品。
メランコリアという名前の惑星が地球に接近してくる恐怖を描いた映画なのだが、
SFっぽいのかなあと思っていたら、SFの雰囲気はほとんどなし。
前半は妹・ジャスティン(キルスティン・ダンスト)の結婚パーティの話がメイン。
精神的に不安定な妹はパーティの途中で奇行に走り、パーティを台無しにしてしまう。
パーティをセッティングした姉・クレア(シャルロット・ゲンズブール)の夫はうんざりして
しまう。姉妹の母親もひねくれた人で、夫は妻に「君の家族はおかしいよ」と言う。
(あんな人たちが配偶者の家族だったら私もイヤだ)結局妹は姉夫婦の家に居着いてしまう。
これがものすごい豪邸。こんな豪邸に住んでる人って、欧米にはたくさんいるんだろうなあ。
後半が惑星の話になる。メランコリアという惑星が地球に接近しているが、軌道はそれるから
大丈夫だという国の見解だったが、実はそれは正しくなかった。
夫は自分で計算をして、地球にぶつかることを知って愕然とする。
おびえる姉。妙に落ち着いている妹。姉は「最後の瞬間はみんなと一緒にいたい」と願う。
ラストの迫力もすごかった。
ただちょっと気になったのは、惑星の衝突の恐怖が、この家庭しか描かれていないこと。
姉が衝突のことをインターネットで知る場面があるが、他の人たちについては全く描かれて
いない。地球最後の日となれば、世界中でみんながテレビに釘付けになるのではないかと思う
が、あえてこの家族しか描かなかったんだろうな、と思った。
多分他の家庭のことは描く必要がなかったのだろう。
SFというより、家族の心の動きが中心の、ヨーロッパ映画らしい映画だった。
姉の夫がキーファー・サザーランド、姉妹の母がシャーロット・ランプリング、他にもウド・
キアやジョン・ハートと、有名な俳優がたくさん出ていた。ヨーロッパの俳優が多かったのが
嬉しい。
「冒頭の8分間のプロローグ」は、あまりにも美しい映像で、絵画を連想させる。
監督は「ある意味ハッピー・エンド」と言ったそうだが、分かる気がする。
いった。
ラース・フォン・トリアー監督作品。
メランコリアという名前の惑星が地球に接近してくる恐怖を描いた映画なのだが、
SFっぽいのかなあと思っていたら、SFの雰囲気はほとんどなし。
前半は妹・ジャスティン(キルスティン・ダンスト)の結婚パーティの話がメイン。
精神的に不安定な妹はパーティの途中で奇行に走り、パーティを台無しにしてしまう。
パーティをセッティングした姉・クレア(シャルロット・ゲンズブール)の夫はうんざりして
しまう。姉妹の母親もひねくれた人で、夫は妻に「君の家族はおかしいよ」と言う。
(あんな人たちが配偶者の家族だったら私もイヤだ)結局妹は姉夫婦の家に居着いてしまう。
これがものすごい豪邸。こんな豪邸に住んでる人って、欧米にはたくさんいるんだろうなあ。
後半が惑星の話になる。メランコリアという惑星が地球に接近しているが、軌道はそれるから
大丈夫だという国の見解だったが、実はそれは正しくなかった。
夫は自分で計算をして、地球にぶつかることを知って愕然とする。
おびえる姉。妙に落ち着いている妹。姉は「最後の瞬間はみんなと一緒にいたい」と願う。
ラストの迫力もすごかった。
ただちょっと気になったのは、惑星の衝突の恐怖が、この家庭しか描かれていないこと。
姉が衝突のことをインターネットで知る場面があるが、他の人たちについては全く描かれて
いない。地球最後の日となれば、世界中でみんながテレビに釘付けになるのではないかと思う
が、あえてこの家族しか描かなかったんだろうな、と思った。
多分他の家庭のことは描く必要がなかったのだろう。
SFというより、家族の心の動きが中心の、ヨーロッパ映画らしい映画だった。
姉の夫がキーファー・サザーランド、姉妹の母がシャーロット・ランプリング、他にもウド・
キアやジョン・ハートと、有名な俳優がたくさん出ていた。ヨーロッパの俳優が多かったのが
嬉しい。
「冒頭の8分間のプロローグ」は、あまりにも美しい映像で、絵画を連想させる。
監督は「ある意味ハッピー・エンド」と言ったそうだが、分かる気がする。