2022年の日本映画「さかなのこ」を観に行った。
小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。
父親は周囲の子供とは少し違うことを心配するが、母親・ミチコ(井川遥)は
そんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢
中なミー坊(のん)は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがて卒業して1
人暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だ
けが進むことのできる道へ飛び込んでいく。
沖田修一監督による、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいに
ち夢中な人生!」の映画化。さかなクンの役を女優ののんが演じているのが
斬新だが、不思議ととても合っていた。小学生のミー坊は魚が大好きで、休
日には水族館へ行って閉館まで見ている。食事は毎日ミー坊がリクエストし
た魚料理を作ってもらう。頭の中が魚で一杯のミー坊のことを父親は他の子
と違うと心配していたが、母親のミチコは理解を示していた。子供が何かに
夢中になるのはいいと思うのだが、それが魚だと私だったら嫌だなあ。私は
魚介類が苦手なので、あまり食べたくないし。水族館で見るのは好きだが。
私のことはどうでもいいか。
やがて高校生になったミー坊は相変わらず魚に夢中で、毎日釣りに出かける。
ミー坊は町の不良たちと不思議と仲が良い。仲が良いというより、不良に絡
まれても超天然なので怯むことはなく、マイペースな態度をとるので不良は
調子が狂ってしまうのだ。ミー坊が釣った魚を捌いて刺し身にして彼らに食
べさせたりしているうちに、彼らも何となく魚に興味を持つようになる。魚
のことには非常に詳しいミー坊だが、魚に夢中なあまり学業は芳しくなく、
先生に大学受験のことで注意をされてしまう。
高校を卒業したミー坊は魚に関係する仕事に就きたいと、色々なところでバ
イトをするが、どうもうまくいかない(さかなクンは高校卒業後魚の専門学
校へ行っているが、映画では描かれていない)。そんな日々を過ごすうちに、
幼なじみで他の高校で不良になっていたヒヨ(柳楽優弥)や、同じ高校の不良
の総長(磯村勇斗)、総長とライバル関係だった他校の不良(岡山天音)たちと
再会する。皆大人になって真面目に働いていたのだ。総長のライバルだった
不良はミー坊の影響で魚に興味を持ち、寿司屋を経営していた。ミー坊は彼
らとの再会を通して、自分の進む道を見つけていく。
この不良(元不良)たちとミー坊のやりとりがとてもいいのだ。物語のメイン
と言ってもいいくらいだ。高校の時の不良たちはバイクを乗り回しケンカを
してイキっているが、発言がユーモラスだったり、抜けた感じがいい。彼ら
は実在の人物なのだろうか。どこまで実話なのだろう。ヒヨはミー坊がテレ
ビに出演するきっかけを作った人なので、実在の人かな?と思ったが。ミー
坊役ののんが生き生きと演じていたのが印象的だった。さかなクンと中高の
同級生で現在も親交があるドランクドラゴン・鈴木拓も出演していたし、さ
かなクンも町で有名な変な人の役で出演していて、微笑ましかった。特に盛
り上がりのある映画ではないのだが、ほのぼのしていて笑えて、おもしろか
ったでギョざいます。
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小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。
父親は周囲の子供とは少し違うことを心配するが、母親・ミチコ(井川遥)は
そんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢
中なミー坊(のん)は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがて卒業して1
人暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だ
けが進むことのできる道へ飛び込んでいく。
沖田修一監督による、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいに
ち夢中な人生!」の映画化。さかなクンの役を女優ののんが演じているのが
斬新だが、不思議ととても合っていた。小学生のミー坊は魚が大好きで、休
日には水族館へ行って閉館まで見ている。食事は毎日ミー坊がリクエストし
た魚料理を作ってもらう。頭の中が魚で一杯のミー坊のことを父親は他の子
と違うと心配していたが、母親のミチコは理解を示していた。子供が何かに
夢中になるのはいいと思うのだが、それが魚だと私だったら嫌だなあ。私は
魚介類が苦手なので、あまり食べたくないし。水族館で見るのは好きだが。
私のことはどうでもいいか。
やがて高校生になったミー坊は相変わらず魚に夢中で、毎日釣りに出かける。
ミー坊は町の不良たちと不思議と仲が良い。仲が良いというより、不良に絡
まれても超天然なので怯むことはなく、マイペースな態度をとるので不良は
調子が狂ってしまうのだ。ミー坊が釣った魚を捌いて刺し身にして彼らに食
べさせたりしているうちに、彼らも何となく魚に興味を持つようになる。魚
のことには非常に詳しいミー坊だが、魚に夢中なあまり学業は芳しくなく、
先生に大学受験のことで注意をされてしまう。
高校を卒業したミー坊は魚に関係する仕事に就きたいと、色々なところでバ
イトをするが、どうもうまくいかない(さかなクンは高校卒業後魚の専門学
校へ行っているが、映画では描かれていない)。そんな日々を過ごすうちに、
幼なじみで他の高校で不良になっていたヒヨ(柳楽優弥)や、同じ高校の不良
の総長(磯村勇斗)、総長とライバル関係だった他校の不良(岡山天音)たちと
再会する。皆大人になって真面目に働いていたのだ。総長のライバルだった
不良はミー坊の影響で魚に興味を持ち、寿司屋を経営していた。ミー坊は彼
らとの再会を通して、自分の進む道を見つけていく。
この不良(元不良)たちとミー坊のやりとりがとてもいいのだ。物語のメイン
と言ってもいいくらいだ。高校の時の不良たちはバイクを乗り回しケンカを
してイキっているが、発言がユーモラスだったり、抜けた感じがいい。彼ら
は実在の人物なのだろうか。どこまで実話なのだろう。ヒヨはミー坊がテレ
ビに出演するきっかけを作った人なので、実在の人かな?と思ったが。ミー
坊役ののんが生き生きと演じていたのが印象的だった。さかなクンと中高の
同級生で現在も親交があるドランクドラゴン・鈴木拓も出演していたし、さ
かなクンも町で有名な変な人の役で出演していて、微笑ましかった。特に盛
り上がりのある映画ではないのだが、ほのぼのしていて笑えて、おもしろか
ったでギョざいます。
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