2022年の韓国映画「鬼と獣」。
犯罪組織・ペクジョン派の殺し屋ドゥヒョン(チョ・ドンヒョク)は「鬼」
と呼ばれて恐れられる一方で、妻と娘を心から愛していた。ある日、ドゥ
ヒョンは弟分ヨンミン(イ・ワン)が犯した殺人罪を被って逮捕される。模
範囚として刑期を務め上げたドゥヒョンは、出所後は裏社会から足を洗っ
て真面目に働き、妻と娘を遠くから見守っていた。一方、ヨンミンはドゥ
ヒョンへのうしろめたさを抱えながらも、組織のトップにのし上がってい
たが、ドゥヒョンの出所を知って動揺する。
かつて固い絆で結ばれた男たちが血で血を洗う抗争へと突き進んでいく姿
を描いたアクション・サスペンス。裏社会で暗躍する組織ペクジョン派に
は鬼と呼ばれる殺し屋ドゥヒョンがいた。誰もが恐れる殺し屋としての姿
とは裏腹に、妻と娘を愛してやまなかった。ある日、組織のトップの命令
で、できて間もない事務所をドゥヒョンを「兄貴」と呼ぶヨンミンと襲撃
し、2人で全滅させて逃走した。警察はこの事件も「鬼」が犯人と推定し
捜査を始め、ヨンミンの行った殺人でドゥヒョンが逮捕されてしまう。
ヨンミンは刑務所に何度か面会に訪れるが、ドゥヒョンは拒否し、ヨンミ
ンは彼が怒っていると思う一方、ヨンミンは裏社会の力を借りてのし上が
っていく。数年後ドゥヒョンは出所し、前科者を雇ってくれる会社で働き
始めるが、行方知れずの妻子のことを思って悩んでいた。ドゥヒョンは逮
捕の際に知り合ったチョ刑事に妻子を捜してくれるよう頼むが、その見返
りとしてヨンミンの会社を捜査するのを手伝ってくれと言う。しかしドゥ
ヒョンはもう足を洗ったからできないと断る。それでもチョ刑事は妻子の
住所をこっそりと調べてくれた。
ドゥヒョンは妻の経営する美容院を訪れ、明るい少女に育った娘を見てホ
ッとする。ドゥヒョンが娘に近づいたことを知った妻は、娘を思うならも
う会わないで欲しいと言う。それでももう1度娘に会いたかったドゥヒョ
ンは、娘の学校帰りを待ち伏せし、腕時計をプレゼントする。妻も自分の
美容院でドゥヒョンの髪をカットし、2人の間のわだかまりは消える。妻
はドゥヒョンが逮捕された後渡米して再婚したが、娘にはアメリカも再婚
相手も合わずに、戻ってきたのだという。
ドゥヒョンのアクションシーンは最初の方だけでしばらくないのだが、後
半でまた堪能できる。さすが韓国映画というか、血みどろシーンが多い。
この映画の登場人物でとにかく憎たらしいのがヨンミンの娘。ドゥヒョン
の娘と同級生なのだが、ワガママで意地悪で傲慢でいじめグループのリー
ダー格だ。ヨンミンが溺愛して好き放題に育てたためにああなったのだろ
う。ドゥヒョンの娘はいじめをやめさせるような正義感のある子になって
いた。ヨンミンの娘のような子が大人になってナッツ姫みたいになるんだ
ろうなあと思った。
後半のアクションシーンはなかなかすごい。チョ・ドンヒョクとイ・ワン
のイケメン対決という感じ。何というか全体的な雰囲気が香港ノワールの
名作「男たちの挽歌」に似ている。影響を受けたのかリスペクトなのか。
まあ「男たちの挽歌」にはとても敵わないが、割とおもしろかった。
我が家のニャンズ
犯罪組織・ペクジョン派の殺し屋ドゥヒョン(チョ・ドンヒョク)は「鬼」
と呼ばれて恐れられる一方で、妻と娘を心から愛していた。ある日、ドゥ
ヒョンは弟分ヨンミン(イ・ワン)が犯した殺人罪を被って逮捕される。模
範囚として刑期を務め上げたドゥヒョンは、出所後は裏社会から足を洗っ
て真面目に働き、妻と娘を遠くから見守っていた。一方、ヨンミンはドゥ
ヒョンへのうしろめたさを抱えながらも、組織のトップにのし上がってい
たが、ドゥヒョンの出所を知って動揺する。
かつて固い絆で結ばれた男たちが血で血を洗う抗争へと突き進んでいく姿
を描いたアクション・サスペンス。裏社会で暗躍する組織ペクジョン派に
は鬼と呼ばれる殺し屋ドゥヒョンがいた。誰もが恐れる殺し屋としての姿
とは裏腹に、妻と娘を愛してやまなかった。ある日、組織のトップの命令
で、できて間もない事務所をドゥヒョンを「兄貴」と呼ぶヨンミンと襲撃
し、2人で全滅させて逃走した。警察はこの事件も「鬼」が犯人と推定し
捜査を始め、ヨンミンの行った殺人でドゥヒョンが逮捕されてしまう。
ヨンミンは刑務所に何度か面会に訪れるが、ドゥヒョンは拒否し、ヨンミ
ンは彼が怒っていると思う一方、ヨンミンは裏社会の力を借りてのし上が
っていく。数年後ドゥヒョンは出所し、前科者を雇ってくれる会社で働き
始めるが、行方知れずの妻子のことを思って悩んでいた。ドゥヒョンは逮
捕の際に知り合ったチョ刑事に妻子を捜してくれるよう頼むが、その見返
りとしてヨンミンの会社を捜査するのを手伝ってくれと言う。しかしドゥ
ヒョンはもう足を洗ったからできないと断る。それでもチョ刑事は妻子の
住所をこっそりと調べてくれた。
ドゥヒョンは妻の経営する美容院を訪れ、明るい少女に育った娘を見てホ
ッとする。ドゥヒョンが娘に近づいたことを知った妻は、娘を思うならも
う会わないで欲しいと言う。それでももう1度娘に会いたかったドゥヒョ
ンは、娘の学校帰りを待ち伏せし、腕時計をプレゼントする。妻も自分の
美容院でドゥヒョンの髪をカットし、2人の間のわだかまりは消える。妻
はドゥヒョンが逮捕された後渡米して再婚したが、娘にはアメリカも再婚
相手も合わずに、戻ってきたのだという。
ドゥヒョンのアクションシーンは最初の方だけでしばらくないのだが、後
半でまた堪能できる。さすが韓国映画というか、血みどろシーンが多い。
この映画の登場人物でとにかく憎たらしいのがヨンミンの娘。ドゥヒョン
の娘と同級生なのだが、ワガママで意地悪で傲慢でいじめグループのリー
ダー格だ。ヨンミンが溺愛して好き放題に育てたためにああなったのだろ
う。ドゥヒョンの娘はいじめをやめさせるような正義感のある子になって
いた。ヨンミンの娘のような子が大人になってナッツ姫みたいになるんだ
ろうなあと思った。
後半のアクションシーンはなかなかすごい。チョ・ドンヒョクとイ・ワン
のイケメン対決という感じ。何というか全体的な雰囲気が香港ノワールの
名作「男たちの挽歌」に似ている。影響を受けたのかリスペクトなのか。
まあ「男たちの挽歌」にはとても敵わないが、割とおもしろかった。
我が家のニャンズ