2010年のスペイン映画「[リミット]」。
アメリカに妻子を残して、イラクでトラックの運転手をしているポール・コンロイ(ライアン・
レイノルズ)は、ある日何者かに襲われ、気がつくと粗末な棺に閉じ込められて、棺は
地中のどこかに埋められていた。手元には自分のものではない携帯電話とライター。
状況が全くわからずに混乱するポールは、必死に外界とのコンタクトを試みる。
ほぼ全編が棺の中という、異色のスリラー映画。怖くてハラハラして、おもしろかった。
主人公のポールは、気がつくと棺の中にいた。手元を探ると自分のものではない携帯
電話とライターを見つける。ポールは警察や、FBIや、妻や、いろんなところに電話を
かけ、必死に助けを求める。そのうちに、犯人から電話がかかってきて、アメリカ政府に
身代金を払うよう言えと言われる。捜査官との電話の中で、ポールはイスラム過激派に
拉致されたのではないか?という推測がなされる。
とにかく、ポールがどこに埋められているのかわからないのだ。自分が襲われた場所の
近くではないか、とポールは言い、捜査官は携帯電話の電波で場所を捜す。このやり
とりがとてもハラハラする。ライターを消すと画面は真っ暗になり、それが続く。人間は
本能的に暗闇が怖いのだと思う。私も観ていて息が詰まりそうだった。
次第にポールの居場所がわかってくるのだが、犯人が身代金を要求している時間まで
もうあまりない。
イスラム過激派に拉致される人が多くいる今、時代を映していて怖い映画だと思った。
主演がアメリカ人で、英語なので(私は吹き替えで観たが、英語ということだ)スペイン
映画という感じはしないが、後味の悪さはヨーロッパ映画だな~、と思った。
ほぼライアン・レイノルズの1人芝居で、相手は声だけ。迫力ある演技で凄かった。
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アメリカに妻子を残して、イラクでトラックの運転手をしているポール・コンロイ(ライアン・
レイノルズ)は、ある日何者かに襲われ、気がつくと粗末な棺に閉じ込められて、棺は
地中のどこかに埋められていた。手元には自分のものではない携帯電話とライター。
状況が全くわからずに混乱するポールは、必死に外界とのコンタクトを試みる。
ほぼ全編が棺の中という、異色のスリラー映画。怖くてハラハラして、おもしろかった。
主人公のポールは、気がつくと棺の中にいた。手元を探ると自分のものではない携帯
電話とライターを見つける。ポールは警察や、FBIや、妻や、いろんなところに電話を
かけ、必死に助けを求める。そのうちに、犯人から電話がかかってきて、アメリカ政府に
身代金を払うよう言えと言われる。捜査官との電話の中で、ポールはイスラム過激派に
拉致されたのではないか?という推測がなされる。
とにかく、ポールがどこに埋められているのかわからないのだ。自分が襲われた場所の
近くではないか、とポールは言い、捜査官は携帯電話の電波で場所を捜す。このやり
とりがとてもハラハラする。ライターを消すと画面は真っ暗になり、それが続く。人間は
本能的に暗闇が怖いのだと思う。私も観ていて息が詰まりそうだった。
次第にポールの居場所がわかってくるのだが、犯人が身代金を要求している時間まで
もうあまりない。
イスラム過激派に拉致される人が多くいる今、時代を映していて怖い映画だと思った。
主演がアメリカ人で、英語なので(私は吹き替えで観たが、英語ということだ)スペイン
映画という感じはしないが、後味の悪さはヨーロッパ映画だな~、と思った。
ほぼライアン・レイノルズの1人芝居で、相手は声だけ。迫力ある演技で凄かった。
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