札幌でよくバーへ行っていた頃、
知り合ったお仲間(ステキなおじさまが多かった)に
「今度東京へ行ったら、ぜひ銀座のスタアバーへ行ってみて」
と言われ、あこがれていました。
東京出張の際に企てるも、懇親会の2次会に参加する流れになったりして
叶わず。東京へ引っ越した時はコロナ真っ只中。なかなかチャンスが
巡ってきませんでしたが、週末、大臣が飲み会で帰りが遅いとのこと。
スタアバーは今、世界中からお客さんが来ていて、客は増える一方です。
今逃したらいけないかも!と一念発起したナット、
仕事の後夕方6時前、正直バーにはちょっと早い時間ですが…行ってきちゃいましたのです~。
本来であればご飯を食べてから行った方がいいのでしょうが、とにかくスタアバー目的で、ご飯食べているうちに混雑して入れないとなっては本末転倒なので、この日、お昼を多めに食べた上、退社前に職場でおやつをつまむという戦略で(笑)、臨みました。
スタアバーは銀座1丁目のビルの地下にあります。超有名店ではありますが、
入り口も小さく、上品だけど控えめな看板でした。
はやる心を抑えつつ地下へ降りていくと、すぐに客の気配に気づいたのか、
入り口ですでに店員さんが待っていて「いらっしゃいませ」とのおもてなし。おおお。さすがです。
カウンターが8席ほど、テーブル席が3つくらいあったかな。テレビで見ていたよりもこじんまりとしていました。
でも、とても風格あって、お上品…札幌のエルミタアジュに似た雰囲気。オーセンティックなバーはそういうものなのかな。
この日は皆若いバーテンダーさん3人がいましたが、皆さんキビキビしていて
カッコイイ。
お店の人に「季節のフルーツカクテルもありますよ」と勧められたのですが、
もはや全然お酒強くないし、そもそも安くないお店だし、
もう来られないかも知れないから一番飲んでみたいものは何か考えて考えて…マンハッタンにしました。
マンハッタンをいただくのは何年ぶりでしょう。バーテンダーさんが作る様子をカウンター越しに見ていると、すすきののあのお店でよく飲んだな…と、懐かしさとともにいろんな気持ちが湧いてきてしまいました。
あらら、そんな切なくなる展開??マンハッタンにしなきゃよかったかな、
なんて思っていたところへやってきました。スタアバーのマンハッタン。
まず、ふわーっととてもいい香りがしてきてビックリ。ウイスキー何つかっていらしゃったのかしら。見逃してしまったのですが、とにかくいい香りで。
とても深い味わいで素敵!やはりマンハッタンにしてよかった~と思ったのでした。
カクテルもそうですが、1人で来たワタクシに適度な距離感でお話をしてくれる店員さんもステキでした。お話しした方はスタアバーに憧れて先月入社したばかり、とのことでした。ほかのバーテンダーさんも知識豊富で、さすがでした。
お酒のお話いろいろしているうちについ、すすめられ…2杯目。
大丈夫か??と自分が心配…しかし結局アイラモルトいただいちゃった。
カリラはピート感あるけど、ちょっと甘みがあって、久しぶりのアイラには
ちょうどよかったかも。それにしても、ラフロイグが1杯2000円であるのには
驚いた。ウイスキー人気が続いているのと、原油高とか円安とかの影響らしいです。
とても幸せな時間を過ごさせてもらえたので、もう一回くらい行ってみたいなあ…と思うナットでございます。こうして人の欲は増大していくのですね……