圓成寺 奈良市忍辱山町1273
756年聖武天皇の御願により、唐僧虚朧和尚の開基と伝える
(1153):仁和寺寛遍上人が入山。伽藍整備と密法の流布に努める。世に忍辱山流と云う。
多宝塔は寛遍の計画として着工され、その死後五年(示寂は仁安元年<1166>)のちに、落成。
多宝塔大日如来、僧形像(文永7年・旧食堂安置)、木造四天王像(建保5年)などがこの当時の仏像として現存。当時は、真言堂、多宝塔、本堂、経蔵、楼門等の堂宇が知られ、鎌倉期も隆盛であったと伝える。寺領235石を有し、坊舎23坊があったとされる
本堂
内陣
楼門・重文
多宝塔
大日如来・運慶 国宝
春日堂(左)白山堂(右) 国宝
宇賀神本殿・重文