ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

グッチでダウン症モデル起用

2020年07月11日 | ニュース
グッチがダウン症モデルを初めて起用したと言うニュースがありました。
詳しくはこちら

今やダウン症の俳優さんもいらっしゃるし、金澤翔子さんのような素晴らしい書道家もいらっしゃるし、先日ご紹介したような自閉症のピアニスト、カイル君、他にも著名な方でも発達障がいをカミングアウトされる方もいらして、才能がある人は障がいがあっても、それを乗り越えて、むしろそれを武器として活躍している方が多くて、なんだか嬉しいです。

このグッチに起用されたモデルのエリーさんは、今までのブランドモデルのような印象とはまったく違いますが、彼女が持つ暖かさ、優しさのようなものが感じられて、ブランドに興味がない私でもこうして興味を持たせるような魅力がありました。

障がい者の将来の道も以前とは比べ物にならないくらい多くの選択肢があり、ムスメが成人する頃にはきっともっと変化していると思うし、期待が持てます。

モデルとか俳優とかそんなことは今のところ考えていませんが、将来、本人が何かに本気で取り組みたいと言う意思があったとして、それがどんなものだとしても以前より現実的に考えてあげられる環境があるのはとてもありがたいことです。

ただ、その「本気で取り組みたい何か」を探してあげるのは親の仕事なのかなぁという気はしています。いろんな経験をさせて、「これ好き!!がんばりたい!!」というものを見つけてあげたいと思っています。

ちなみに今は大きくなったら「あいみょん」になりたいらしい・・・ちょっと前まで「プリキュア」だったからそれよりはマシかなもう少し様子を見てみようと思います

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どうぞのつくえ

2020年06月28日 | ニュース
今日の朝日新聞にこんな記事がありました。


無料では全文読めないのが残念ですが、北九州市のとある牧師さんがコロナ禍の中、知人からもらった食べきらないパンを教会の前に机を置いて、その上に「ご自由にお持ちください」と書いて置いたのがきっかけで、ご近所の方々が必要なものを持っていったり、不要なものを持ってきたり、どんどん広がっているという話です。

絵本で「どうぞのいす」という本がありますが、まさにそれが現実になっているのです。

こうゆう記事を読むと、世の中まだまだ捨てたものじゃないんだと嬉しくなりますね。

なんか大袈裟じゃない所もいいですよね。ただ、机が置いてあるだけだから、何か持っていくのも気軽にホイっと置いていけるし、頂くにしても気楽だし。

それによって、人と人とがさりげなく繋がっていく感じがいいなぁ。

うちの近所にもあったらいいな、どうぞのつくえ。

追記
ご当人の方がブログを書いてらっしゃいました。
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憂鬱な日々

2020年03月26日 | ニュース
新型コロナウィルスの影響で、世界は自粛ムード真っ只中。我が家も高齢者がいるし、あまり出掛けないようにしています。
春休みに予定していた旅行も先週まで行くつもりでしたが、小池知事の自粛要請が出て、やはりキャンセルしました
あぁ、悲し
鬱々とした日々が続きます。

オリンピックも延期決定しました。改めて、オリンピックって平和の祭典なんだと痛感します。オリンピックだけじゃなく、友達と普通に遊んだり、美味しいもの食べたり、心置きなく楽しめるのは、平和だからこそ。

こんな状況でも、春は来て、桜は綺麗に咲きました。
一日も早く、全人類の心にも本当の春が訪れる事を願います。






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死刑判決

2020年03月18日 | ニュース
やまゆり園殺傷事件の犯人、植松被告が死刑判決となりました。

この事件、思えば思うほど悲しい気持ちになってしまいます。被告に死刑判決が下されても、この事件の根幹は解決していない事も悲しくなります。被告は結局、「意思疎通が出来ない障がい者は生きている価値がない。」という自身の思想を崩すことがありませんでした。せめて、彼の気持ちに変化があれば少しは救われるような気持ちになったかもしれないのですが。

そして、この事件をきっかけに世の中には、彼と似たような思想を持っている人が多くいるという事実にも気付かされてしまいました。

生産性、効率性ばかりを追い求めるとそうゆう考えに至ってしまうのかもしれません。

新聞に亡くなった19人の方々のエピソードが載っていました。

「好きなコーヒーを飲んで、お気に入りのソファに座った。」

とか、

「スプーンが使えるようになった。」

とか、

「水を美味しそうに飲んで、笑った。」

とか、本当に本当にささやかな事ばかり。そんな、小さな事に喜びを感じられる日々って凄くないですか?一緒にいると小さな喜び、発見があり、それを大事に出来る素晴らしさ。そんな事に気づけたら、ちょっと違う考えになるんじゃないかなぁと思っています。それを教えてくれる存在が障がいがある人たちだなぁと。

障がいがある人に対する考え方は人それぞれ、当事者もまた違う考えがあると思いますが、私が毎日利用者さんと接する中で感じているのは、そんな風なことです。

いろんな考えがあっていいと思いますが、存在を否定するような考えだけは、減って欲しいと願います。
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思うこと。

2020年01月10日 | ニュース
相模原で起きた障がい者殺傷事件の裁判が始まり、関連する記事を新聞でも目にします。

この間の朝日新聞ではこんな記事がありました。

土地汚れる」障害者グループホーム、理解なき反対運動

無料では全文は読めませんが、知的障がい者、精神障害者のためのグループホームを建設しようとしたところ、近隣住民から反対運動が起きたというニュースです。
グループホームは障がい者が地域で暮らすための居住施設です。
うちのムスメも将来的にはグループホームへの入所を考えています。

だけど、その施設を建設するにあたって、こんな反対運動が各地で起きているとは、知らなかったです。

悲しいなぁ。
読んでて朝から涙が出てしまいました

みんな、障がい者って言うだけで、なんとなく自分達とは別物って感じで怖いのかなぁ。知らないって恐ろしい。

確かに、人に危害を加えてしまう特性の人もいます。だけど、健常者の中にも多くの危険な人がいます。障がい者にしても、健常者にしても、とにかくいろんな人が世の中にはいるのです。

だから、障がい者というだけで、一括りで考えないで欲しい。一人一人違うのだから、個々を見て判断して欲しいです。

やはり、まだまだ一般の人たちが、障がい者と触れ合う機会が少なすぎるのだと思います。知らないから、怖いだけで、ちゃんと知れば、そんなことはないと分かるはず。
もっとどんどん障がい者の方から世の中に出て、社会参加をして、障がい者社会と一般社会をボーダーレスに近づけていかないといけないのかもしれません。

そういった意味で、ムスメがバレエや阿波踊りに参加することは、本当に本当に些細な事ではありますが、そこにいる一般社会の人たちに、

「障がいがある子ってこんな感じなんだな。」

と知ってもらえる機会になっていると思います。

この記事の最後に、グループホーム建設後に反対していた住民の方が、出来てみたら今までと何も変わらない生活だったと話していると書いてありました。グループホーム入居者が住民に危害を加えることもなく、脅かすこともなく。

世の中の理解が少しでも深まるのを切に願います。
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グエン・ドク・ホエさん

2019年09月13日 | ニュース
今日の朝日新聞に紹介されていた人です。

グエン・ドク・ホエさん
詳しくはこちら

無料だと途中までしか読めませんが、ホーチミンの「ドンズー日本語学校」の創立者だそうです。

「ドンズー日本語学校」と言えば、ホーチミンで最も有名な学校で、
私の知人も何人も通っていました。むしろドンズーじゃないほうが珍しいくらい。

創立者の方がこんな方だったとは知りませんでした。

田舎で貧しい幼少期を過ごした後、1959年から74年まで国費留学生として日本に在住されていたそうです。

その頃、ベトナム人留学生という存在はかなり珍しかったのではないかと思いますが、
必死に勉強されて、ベトナムに戻り、母国で日本語学校を作り貢献されているわけです。


今や多くのベトナム人が日本に来て、勉強したり、仕事をしたりしています。
まったく珍しい存在ではなく、街でベトナム語が聞こえてくることもしょっちゅう。

日本に在住しているベトナム人で、南部出身の人に「どこの日本語学校に通った?」
って聞いてみたら、「ドンズー」と答える人は多いのではないかと思います。

まぁ今はいろんな学校も出来ているみたいだし、私がいた頃とは違うのかもしれませんが・・・

ただ、記事にもありますが、独自の学習法というのがポイントですね。

本当に日本語の漢字に当てはまるものがベトナム語にはたくさんあり、
私自身、日本語とリンクして覚えた単語も多いです。

kỷ niệm と書いて、「記念」
kết hôn と書いて、「結婚する」

など。意外と漢字に当てはまり、親しみを覚える言語です。全然上達しませんでしたが・・・

今はまったくベトナムと無縁の生活ですが、記事を読みながらちょっとベトナムが懐かしくなりました。

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いやだなぁ・・・

2019年08月15日 | ニュース
今日、こんなニュースがありました・・・

知的障害ある少女ら11人にわいせつ容疑 31歳男逮捕

ムスメも成長してきて、一人歩きも練習している最中にこんなニュース・・・
いやだなぁ・・・

今まで、ムスメは見た目でちょっと「ややこしい子」って分かるし、
不審者もわざわざそんな子を連れて行かないだろう・・・ってタカをくくっていたのですが
そうとも限らないみたいで・・・

あえて、知的障害のある子を狙う人がいるなんて。

何が起こったかちゃんと説明できないからこそ狙われるんですね。。。

かと言って、これからどんどん一人歩きは増えるだろうし、
いつまでも箱の中に入れておけるものでもないし、
とにかく、知らない人にはついて行かないってことを口をすっぱくして教えていくしかないですね。

この間、スパジャポで見知らぬカップルについて行ってしまった前科があるので、
絶対に知らない人についていかないという確信が出来ないのが心配です。

ちなみに、今、弟が上京してきていて、昨日学童から帰ってくるムスメを途中まで迎えに行ったのですが、
遠くから「おーい。」と挨拶しても、キッっと睨みつけていたようです。
近くまで来て弟だと気がついて、ちょっと表情が和らいだようですが、
その後も緊張がなかなか溶けない様子だったそうです。
この調子で、緊張感を持って一人歩きに慣れてほしいと思っています。


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折々のことば

2019年08月05日 | ニュース
少し前ですが、8月2日の朝日新聞の「折々のことば」というコーナーでこんな記事がありました。

「困ってるねん」って言ってもらえる大人になること。これもほんとに難しい。

ネットだとログインしないと全部読めないのですが、

机をガタガタさせる子を迷惑をかける「困った子」と見るか
何かが不安で「困っている子」と見るかで大きく違う。
大人は「困っている」ところをつい見損なう。
「ふつうの子」なんてどこにもいない。

っというような事が書いてありました。

胸に刺さる文でした。
ついつい、迷惑をかけてしまうのを「困った子」と見てしまいがちだけれど、
本人が一番困っているのかもしれないという考え方、忘れちゃいけないですね。

職場での状況を思い起こすとこの文が改めて大事に思えます。

職場には不安定になると、引っかいたり、頭突きしたり、蹴ったり、髪を引っ張ったり、
とにかくあらゆる他害行為をしてしまう人がいます。
おかげで私も傷だらけです

たしかに他害行為はよくないこと。
ご本人もそれはよく分かっている。だけど、どうしても「手」が出てしまう。
何でなんだろう?何が不安なんだろう?
その不安を少しでも取り除いてあげたい・・・
そうゆう気持ちで接することを忘れてはいけないとこの記事を読んで改めて思いました。

翻って、我がムスメ。
職場だとそんな風に思えるのに、どうしてかムスメになると、
困ったことをすると、つい頭ごなしに「やめなさいっ!」「うるさいっ!」と言ってしまいます。
「どうしたの?」って聞いてあげる余裕が家に帰るとなくなってしまう私。
反省です


#ダウン症子育て
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津久井やまゆり園の事件

2019年07月27日 | ニュース
三年前の昨日、7月26日に相模原の障がい者施設で恐ろしい事件がありました。
元職員が、入所者19人を殺害しました。容疑者は、
「障がい者は世の中からいない方がいい。社会のためにならない。」
という持論の元に反抗に及びました。

三年前のことですが、今でも思い出すと胸が痛いし、涙が溢れそうになります。
この事件が起こって直後はあらゆるメディアで散々取り上げられていて、障害者に対する意見、考え方など
いろんな議論がされていましたが、三年経った今、「そんなことあったっけ?」っという感じでどんどん風化されていっているというニュースがありました。

そうですよね、障がい者と直接関わりのない人達の中で、この事件はまったく無関係のことで、
忘れられていってしまうのも仕方がないことなのかもしれません。

だけど、介護職に従事している者としては、やっぱり絶対に絶対に忘れてはいけない事件。

誰かの手を借りずには何も出来ない人達はたくさんいます。
だからと言って、彼らの命は無意味なわけではなくて、ちゃんとそこにいるだけで、意味があるということは忘れてはいけないと思っています。

少なくとも、私にとって、毎日接している利用者さん達は大事な存在です。多くのことを教えてもらっています。ただ、自分がちゃんとアンテナ張って、彼らから学ぼうと思っていないと見逃してしまうから、それを見逃さない努力はしているつもりです。

世の中には色んな考え方があると思います。

「障がい者なんかいなくなった方がいい。」

こんな風に考える人も多いかもしれません。
彼らの考え方を変えるのは難しいのかもしれない。
だけど、それをふまえた上でも、

無駄な命はひとつもない

というシンプルだけど凄く大切なことを根気強く伝えていかなきゃいけないんだろうなと思います。

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センサリールーム

2019年05月26日 | ニュース
先日のニュース番組で、感覚過敏の子供たちも競技を楽しめる取り組みを紹介していました。

感覚過敏の子供たちを競技場へ

センサリールームという部屋で、大きな音などは遮断された状態で、競技を観戦することが出来るそうです。

クールダウンする部屋もあります。ハーフタイムなどの時間にはそこで過ごす事も出来ます。

スポーツ観戦はしたいけれど、聴覚過敏で、大きな音が苦手だから行かれないという人は多いと思います。そんな人達に配慮した素晴らしいお部屋。

観戦した自閉症の男の子はとっても楽しそうだったのが印象的でした。

イギリスではロンドンオリンピック以降、障害者への理解が進んで、このような部屋も設置されているとニュースでは報じていました。

日本も東京オリンピック、パラリンピックが控えている中で、このような取り組みも少しずつ進んでいるようです。

こうゆう配慮がどんどん広がって、理想的な共生社会に近づいていけるといいなぁ。

東京オリンピック、パラリンピックがその大きなきっかけになりそうなので、期待してます。
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