ベトナムの病院 その４

引き続きベトナムの病院ネタです。

私は衝撃的なお見舞いを終えて、家に帰って来ましたが、家族はみんな病院に泊まり込みです。うちの家族だけで、常時4人は付き添っていました。
勿論、付き添いはうちの家族だけではありません。それぞれの病人の家族が泊まり込みです。

廊下に人がたくさんいたと書きましたが、彼らは皆泊まり込みの患者の家族です。ゴザを引いて、なんとか眠るスペースを確保して、交代交替で看病です。
廊下と言っても、外同然で、床はタイルです。とても眠れそうにはありません。

その後も何回かお見舞いに行きましたが、あまり看護婦さんの姿を見ませんでした。細かい身の回りのことは全部家族が世話をするという感じです。それも24時間体制で。

お兄ちゃんの場合は奥さんが本当に大変そうでした。見てられないほどやつれてしまって。精神的にも辛い上に、24時間体制の寝ずの看病で体力的にもぐったりといった感じでした。

お兄ちゃんは少し元気になってからしきりに

「家に帰らせろっ！！」

と怒っていましたが、その気持ちよくわかります。
あの状況であれば自宅療養の方がよっぽど治りが早いような気がします。

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