ダウン症のムスメと母のマイペースな日常

ダウン症のムスメとの日々を中心に、いろいろ書いてます。最近はキャンプ備忘録のようにもなっているとかいないとか・・・

あかつきの村

2019年01月16日 | その他
「ベトナムのひかり」を観た後、珍しくムスメも一人で寝たし、もう少しテレビ見ようかなぁと思い、適当にチャンネルを回していたら、思いがけず釘付けになる番組が放送されていました。

ETV特集 アンコール「佐藤さんとサンくん~難民と歩む あかつきの村~」

いわゆるボートピープルと呼ばれた人たちの話ですが、それは私が今まで全く知らなかった現状でした。

ベトナムに在住していた時にボートピープルとして国を飛び出し、その後受け入れ先の国でしっかりと仕事をし、ドイモイ政策後にベトナムに戻って来た人たちに何人かお会いしました。

日本の越僑、カナダの越僑、フランスの越僑など色々ですが、皆さん経済力はありそうで、ローカルベトナム人は羨望の眼差しで見ていたように思います。

だけど、この番組では、そんな成功者がいる一方で、日本社会に溶け込めず、人間不信となり、精神を病み、ベトナムに帰っても厄介者扱いで、行き場がなく、このあかつきの村で過ごしている人たちを紹介していました。

知らなかったです。こんな残酷な現状。

番組では、4人のベトナム難民のうち、サン君という男性を中心に撮影されていました。彼に寄り添う佐藤さんという女性が素晴らしい。統合失調症を患う彼ですが、佐藤さんにだけは心を開いて、笑顔を見せます。佐藤さんも楽しそうです。

だけど、その姿はやっぱり心に大きな傷を背負っていて、見ていて悲しくなります。
時代の波に飲み込まれた被害者なのかもしれませんが、外国人受け入れ拡大について毎日のように放送されている昨今。決して昔話ではなく、今こそ知らなくてはいけない現実だと思います。
サン君のような人が増えないことを心から願います。人間の尊厳を決して損なうことなく、受け入れが出来るシステムを構築していけますように。



チャオエムHP

http://www.ciaoem.com

オンラインショップやってます。

http://ciaoem.cart.fc2.com/





↓いろんなベトナム情報載ってます
にほんブログ村 海外生活ブログ ベトナム情報へ


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする