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少女の遺体が住宅街で発見された。
捜査上に浮かんだ平凡な家族。
一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。
「この家には、隠されている真実がある。
それはこの家の中で、彼等自身の手によって
明かされなければならない」。
刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?
家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。
お馴染み加賀シリーズ第7弾!!
子供の顔色伺い強く言えない母親。
過ちを犯したのに罪の意識がない子供。
家庭を蔑ろにしてきた父親。
子供が罪を犯しそれを正すこともなく、
隠蔽に奔走する夫婦。
まさか息子の罪を祖母(父親の母)に被せるなんて・・・
ボケてるから分からないだろうとか
そうゆう問題じゃない。
読んでてイライラしてたけど、
加賀が出て来るから途中で放り出すことも出来ず・・・
しかし物語りは急展開。
加賀の鋭い洞察力には脱帽。
祖母がボケてなかったとは思わなかった。
父親が最後思い止まって真相を話したのがせめてもの救い。
それにしてもあの息子は更生出来そうもないな。
そんな身勝手なバカ家族とは対照的に描かれた加賀家。
加賀が父に近寄らなかったのは、
父に息を引き取るまで側に寄るなと言われたからだった。
その父の意思を尊重して近寄らなかった加賀。
けど将棋で繋がってたなんてね。
こちらはいい関係でした。
やっぱ加賀刑事はかっこいい!!
男前です。
最後まで読んでタイトルに納得。
おばあちゃんがやるせない・・・(T_T)
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広大な寂しい土地にある熱帯地方の小さな村。
ここには15歳になる日本人の男女4人と、
60歳に近い男の5人が平和に暮らしていた。
ただし彼らの安全は半径3キロメートルまで。
そこから外には100万個の地雷が埋まっており、
一歩踏み出すだけで死が訪れるのだ。
だがそんな地雷地帯を抜けないと、
彼らに未来はないとしたら—?
山田悠介が放つ、最高の絶対不可能ゲーム。
相変わらずエゲツない(-_-;)
結局誰も救われないのが虚しいわ~。
「スイッチを押すとき」 の続編って言うほど続編じゃないけど、
ちょっとリンクしてるみたいね。
終わり方がそんな感じ。
あの最後に出て来た名前の人が、
誰だか良く分かんなかったから、
あとで「スイッチ~」を開いて確認しとかないと。
ってか、あんな風に終わったって事は、
またリンクする話書くのかな?