第1話
『キスから何も始らない事証明してやる!』
ゆとり世代で就職氷河期。
そんな時代で生きてきた鮎川若葉。
幼い頃からひたすら勉強に励み、
年収100億の国際弁護士になるべく弁護士事務所に就職。
そこで新社員代表の挨拶をしてる中、
その事務所が日本から撤退すると聞くと、
すぐに見切りをつけ次の職場を探す若葉。
内定を貰っていた事務所に片っ端から連絡し、
鮫島桜川法律事務所が面接してくれるとのことで、
急いで向かうことに。
面接に向かう電車の中で、後ろにいた男が何やら不審な動き・・・
痴漢だと思った若葉はその男の手を掴み電車を降りる。
急いでいるから引き渡しはしないと去って行く。
弁護士事務所では所長の桜川が歩きながら面接。
若葉を採用することに決まった。
翌朝、若葉が事務所へ行くと、
与えられた仕事は桜川の娘・日向のベビーシッター。
朝の8時に保育園に連れて行き、迎えは7時。
桜川が帰宅するまで世話をしなくてはいけない。
日向を保育園に連れて行く途中で、
昨日の痴漢に会う。
山田草太と言い、息子のビー太郎が
日向と同じ保育園で友達だった。
昨日のは誤解だと言う草太。
草太は周りからイクメンと呼ばれ、評判が良かった。
しかし若葉はイクメンそのものを全否定。
「イクメンなんて生産性のない男性が溢れたら、
日本の経済がダメになるんです!
ゆとり教育同様に。
勿論、好みも考え方も人それぞれですが。
私はイクメンに興味も感心もありません。」
事務所に戻り、何か仕事はないかと聞くと、
新堂に今日中にと資料まとめを頼まれる若葉。
請け負ったものの、途中で保育園から電話があり、
日向が熱を出したと呼び出され、
仕方なく迎えに行くと、熱は下がったと・・・
夜も面倒を見なければいけないし、
仕事が出来ないと若葉。
その場にいた草太が日向の面倒をみてくれることに。
若葉は事務所に戻り仕事をする。
資料を新堂に渡すと食事に誘われた。
が、そこで若葉はまだまだ上がいるはずとパスする。
日向を迎えに行く若葉。
草太が働く店の名前を聞き、
てっきりお洒落なフレンチレストランかと思いきや、
定食屋だった!!
そこで草太のイクメン仲間に出会い紹介される。
しつこく声をかけまくる仲間にキツイことを言う若葉。
そこで若葉が草太を痴漢と間違えた開いてだと気付き、
こいつほど善良なイクメンはいないと庇う仲間。
ビー太郎も結婚して半年で逃げた元妻の連れ子だけど、
自分の子供以上に可愛がってると。
そして若葉に理想のタイプを聞くイクメン仲間。
「私の理想のタイプの男性は、
お金と地位のある、子供嫌いの男性です!」
そう言って帰って行く若葉。
「人がいいだけの男なんて役に立たない。
騙されて損して、ひもじくて貧しくて、
惨めな人生を送るだけなの!
信じられるのはお金と法律だけ。
他人なんかどうだっていい。
みんな独りで生きて行くんだから。」
一方、若葉が帰った後のイクメントリオは、
キツイ女だと若葉のことを言うが、
草太は悪い人じゃないと。
日向を寝かせ、やっと帰宅した若葉。
明日のスケジュールを確認しながら、
疲れて寝てしまう。
翌朝、目が覚めた若葉は時計を見てビックリ!!
急いで事務所に行ったが遅刻してしまう。
桜川に昨日作った資料は褒められるが、
その前に任務を果たしなさいと言われる。
人生初めての遅刻をして公園で落ち込む若葉。
そんな若葉に草太が声をかける。
育児を完璧にマスターしようと思って、
子供を観察してたと若葉。
草太はまずなんでも
子供と一緒にやってみるのが1番なんじゃないかと。
そこで草太は七夕の飾りつけを作ってみてと、
若葉にダンボールを押し付ける。
草太の店でイクメントリオに、
あの女がやる訳ないと言われる草太。
保育園からビー太郎が日向を押し倒して、
日向が病院に運ばれたと電話が。
急いで病院に駆けつける草太。
若葉もそこに駆けつける。
ビー太郎が日向にキスをしたら、日向が失神したらしい。
診断はアナフィラキシーショックだった。
ビー太郎の唇にピーナツバターがついてたらしい。
そこへ桜川もやって来て、草太が謝る。
しかし、キスをしたのは日向の方からだった。
あとは若葉に任せて帰って行く桜川。
桜川に申し訳ありませんでしたと
頭を下げ続けていた草太に若葉が言う。
「なんで謝るんですか?
落ち度は向こうにあるのに。
謝罪は自分の非を認めること。
裁判沙汰になれば謝った事実を追求され、
不利な証拠になるんです。
アメリカなら、ビー太郎くんに落ち度がなかったとしても、
あなたが敗訴するのは確実。」
「ここはアメリカじゃないし、
理由はどうあれ、申し訳ない気持ちがあったら
謝るのは当然でしょう。」
「私は親切で言ってるんです!
そういう人間は、後で必ず痛い目に遭うんです!!」
「たとえ痛い目に遭っても、
謝らなかったことの方を、僕は後悔します。」
「なら、ご勝手に!!
ただ、そのあおりをくうのは、
あなたではなく、あなたの保護下にある
子供だということを覚えておいて下さい。」
草太はビー太郎を迎えに保育園へ。
七夕飾りを見た草太。
すると園長が若葉が持って来てくれたと。
「押し付けられたものだけど、
受け取ってしまったのでやり遂げましたって。
負けん気が強いって言うか、
一本筋が通ってんな、あれは。」
ビー太郎の願いは『だんごむしになりたい』と(笑)
日向は『あかちゃんがほしいです。』と書いてあった。
草太はそれを見て、若葉に電話。
日向は家族が欲しかったんじゃないかと。
ビー太郎がどうしたら赤ちゃんが出来るかと
草太に聞いた方法を日向が聞いて試したらしい。
草太はビー太郎に男と女がチューすると
赤ちゃんが出来ると言っちゃったからと。
日向にキスなんかで赤ちゃんは出来ないと言い、
難しい説明をする若葉だったが、日向は寝てしまう。
そこへ桜川から電話がかかって来て、
理由は聞き出せたかと聞かれ、答えに詰まる若葉。
「あなた、明日からもう来なくていいわ。」
クビになって自棄酒を飲んでいた若葉。
そこへ若葉に呼び出された草太がやって来た。
イクメントリオも駆けつける。
方言丸出しで草太に絡む若葉。
「だいたいの、何がキスや?
キスどんて、ただの皮膚の接触にすぎねえって言うな。
キスなんかしたってなんも生まんねえ。
キスなんかしたってなんも起ごらねえ。」
そんな若葉の言葉に反論するイクメントリオ。
「証明してやる。証明。
いいが?
キスからなんにも始まんねえこと証明してやる。」
草太の頭を引っ張り、キスしようとした時に吐き気が!!
しかしそれを飲み込み、改めて草太にキス!!
なかなか面白かったんじゃないか?
最近の月9にしては珍しい(笑)
若葉は初回からクビになってたけど、
どうやってあの事務所に戻るのかしら?
日向の口添え・・・とか?
あの若葉の性格から、
事務所に乗り込んで頼みに行きそうでもあるけど。
ちょっと展開が楽しみだわ。
しかしガッキー可愛いねぇ~。
もうガッキーならなんでも許すよ(笑)