第10話
『女の人生、最後の選択』
春子の家を出てしまい、高原に頼ってしまった千春。
一方、純平も瑞希の腕を解けず受け入れてしまう。
翌朝、実家まで送ってくれた高原と一緒にいるところ、
母親と遭遇してしまった千春。
高原は挨拶し、結婚を前提に付き合いたいと、
改めて挨拶に来ると言う。
千春の気持ちとは裏腹に話が進んで行ってしまう。
話を聞いた千夏はすっかり乗り気になって、
今度は自分が結婚式をプロデュースすると。
瑞希を家に泊めた純平。
純平の気持ちも未だにあやふやで不安な瑞希。
お店ではシンビジウムを入荷。
花言葉は素直な心。
仕事中、急にお腹に痛みを感じた春子。
病院へ行くと子宮筋腫とのこと。
すぐにでも手術が必要らしく、今後どうするのか、
相談するパートナーはいるのか聞かれた春子。
春子は母に電話するも留守電で・・・
その頃、純平に沢井から電話がかかって来た。
ギャラリーを訪ねる純平。
純平が瑞希と一緒にパリに行くことを驚いたとと沢井。
パリへ行って通用すると思うのかと。
しかし、今は認めないとは言わないと言う。
あの後、千春が沢井に騒いだことを謝りに来たらしい。
そして沢井に言ったそう。
「人の可能性は無限なのに、
才能がないと決め付けるのはおかしい。
今はまだ輝いてなくても、今日より明日、明日より10年後に、
努力と情熱で才能が開く可能性はある。」
千春にそう言われ、反論出来なかったと。
純平がパリへ行く前に伝えたかったと。
「あなたは、もう立派な画家ですよ。
ちゃんとファンがいるんですから。」
純平の送別会を春子の家ですることになったと、
千春にも声をかけにお店に来た麻衣。
行くと言ったものの、やはり家に入りにくい千春は
引き返してしまう。
千春が来ることを聞いて喜んだ春子と純平。
結局、千春は来ず、純平に実は喧嘩したと告白する春子。
わずらわしいと思ったこともあったけど、
いなくなると寂しいと。
「誰かがいることを知ってしまったからこそ、
寂しさも知ってしまうんじゃないですか?」
ホントめんどくさい子。
でもどこまでも素直。
そんな千春のお陰で、自分は随分救われてたと言う春子に、
純平も賛同する。
高原とデートする千春。
話があると言われ、高原にプロポーズされた。
突然のプロポーズに、自分は35歳だし、もうすぐ職もなくすしと、
色々自分のマイナス部分を言う千春。
しかし高原はそんなことは些細なことだと。
全て分かった上での告白だから。
「大切にするよ。
だから結婚しよう。」
そして高原は指輪を渡した。
一方、春子は教授と食事に。
教授は打ち合わせと称して誘ったよう。
水を飲んで気持ちを落ち着かせた教授は、
春子に告白した。
「残りの人生の時間を、僕と一緒に過ごしてもらえませんか?
僕ではダメですか?」
「ありがとうございます。」
春子の言葉に喜んだ教授だったが、
春子は、気持ちは嬉しいが、その自信がないと答えた。
高原のことを考え、悩んでいた千春に母は、
自分がプレッシャーを与えてたのではないかと心配する。
「結婚ってゴールじゃないのよ?
結婚ってね、1つの通過点にすぎないのよ。
そこからいつもの毎日がずっと続いて行くの。
だからこそ、いつもと変わらない毎日を
一緒に積み重ねて行けるような人と
一緒になって欲しいなって、今は思うの。」
純平のパリ行きが早まったよう。
向こうのエージェントからクリスマス休暇前に
会いたいと言ってきたよう。
だからバイトは今日で終わりとのこと。
今夜のバスで空港に向かうと純平。
千春は高原に今晩返事を聞かせて欲しいと言われ、
了承したものの返事に迷う。
「千春には会っていかないの?」
春子は純平に聞いた。
「いいんです。」
そしてスケッチブックを千春に渡して欲しいと春子に渡し、
仲直り出来るといいですねと言い、行ってしまった純平。
スケッチブックを渡された春子は家へ持ち帰る。
中身が気になり、開いてみるとそこには・・・
千春はいつものベンチで指輪を見てため息。
その時、春子から電話が。
純平が今日パリへ発つと言われるも、
もう関係ないから放っておいてと千春。
「ごめん。 私のことはどんなに腹を立ててもいい。
でも、自分の気持ちを裏切るようなことだけはしないで。
工藤くんね、千春のこと誰よりも大事に思ってるよ。」
純平の描いた絵は、笑顔の千春だった。
「千春。 ちゃんと選ぶんだよ。
自分の未来も。
誰かと一緒に歩むかもしれない人生も。
将来の自分が後悔しないようにね。
素直になりなよ、千春。
それがあなたの持ち味でしょうが。
今動かなかったら、今度は一生許さないよ。」
「分かりました。」
春子の言葉を泣きながら聞いた千春。
「頑張れ!!」
千春は空港へ走る。
けど、空港では純平がゲートへ向かっていた。
その時、春子はお腹の痛みに呻き、倒れてしまう。
また千春にイライラしちゃったよ(-_-;)
それに輪をかけて、高原ね。
ひとりで先走りすぎでしょ。
千春の気持ち、まともに聞いてないし。
しかももうプロポーズに指輪って!!
いやいやいや・・・ってTVに向かって突っ込んださ(笑)
そしてやっぱり教授よ~!!
春子はきっと病気のこともあったから、
あんな返事になったような気もするんだけどなぁ。
違うかな~?
あの教授ならあたしは即OKだけどな(笑)
教授にはホント上手く行って欲しい!!
お願いだ、春子!! (*-人-)
次回は最終回。
それぞれどんな決断するのか楽しみだ。
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