第9話
『10分でも会いたい』
『港区』で再会した夏希と波奈江は喜ぶ。
孝至やあおいもやって来た。
光は来れないようだが、波奈江はメールしてみる。
あおいにはメールを返さない光だが、波奈江にはすぐ返信する。
そのすぐ返信に怒るあおいを宥める夏希。
光が就職したことを知っていた夏希に波奈江が不思議に思ったが、
朝日とメールのやり取りをしていたと聞き複雑そう。
夏希とあおいは波奈江の部屋で女子会。
波奈江は本当に朝日のこと諦めたからと夏希に言う。
孝至いつものように朝日の部屋にいる。
「若大将。 俺、もうサーフィンをやめることにしたよ~。」
「青大将かよっ! せめて北の国からにしろよ。」
「それだって、今の中高生はきっと知らないぜ。」
「折角始めたんだからウエットスーツ着て続けろよ。」
「そういう・・・ストイック生き方は俺には似合わない。」
「いや、寧ろ似合うと思うよ。」
「なんだか・・・冷たいな。 マジで東京行く気か。
そんで・・・ワザと冷たく突き放してるのか。」
「そうだよ。」
「そうなんだ・・・」
「ごめんな、孝至。」
「いいよ。 俺はスノボに生きるから。」
「ここには海はあるけどゲレンデはないぞ。」
「夏の五輪の後は冬の五輪って相場が決まってるだろう。」
「お前、どこを目指してんんだよ!」
「分からへん。」
「誰だよ! っていうか、俺はお前のお兄ちゃんでも番長でもねえよ。」
『青山』の営業最終日。
朝日はみんなの写真を撮っていた。
折角だから写真を撮ってやると夏希を誘い出す朝日。
砂山の罠を仕掛け、夏希を海へ転ばすことに成功。
夏希と朝日は海辺で水の掛け合いになる。
そんな様子を見ていた波奈江は、
自分に向けられたことのない笑顔を
朝日は夏希には向けると孝至に話す。
朝日は波奈江に夏希が呼んでると言われ、
夏希のところへ行く。
夏希は包丁を研いでいた。
「誰を殺すの。」
「あんた以外の誰がいるっていうのよ。」
「今度は思い出になる写真をマジで撮るから許してよ。」
そして夕暮れの中で夏希を撮る朝日。
来年の夏もまた来るだろ?と言う朝日に、
未来のことなんて誰にも分からないよと夏希。
その頃、あおいは光に波奈江がピンチだとメールを送っていた。
波奈江に光からメールが届き、駅へ向かう。
待っていると電車から降りてきた光。
「私を呼びつけるなんて出世したね。」
「ごめん。 最終で折り返し帰らないと
明日の仕事に間に合わないんだ。」
「え~、何それ~。」
「10分だけあるから。 話したいことがあるんだろう?」
「10分じゃ足りない~。」
「ごめん。」
「10分って短いね。」
「10秒だけ僕にくれないか?」
「え~。」
光は波奈江を抱きしめ、そしてキスをした。
最終電車がやって来てヒカルは電車に乗り込んで行ってしまう。
波奈江はまんざらでもなく、笑みを浮かべた。
朝日は撮った写真の編集をしていた。
そして写真を持って夏希のところへ行くが、夏希はいなかった。
海岸へ向かう朝日。
すると夏希が砂浜で何かやっていた。
朝日が来たことに気づいた夏希。
「何しに来たのよ。」
「海亀の産卵を見に。」
「ぶっとばすよ。 見てないで手伝いなさいよ。」
「なんて書くの。」
「勢津子さんにメッセージ。」
「ふ~ん。」
「私はひと夏の港区青山の住人だからね。」
「来年もまた来ますって?」
「そうよ。」
やり終えた2人は星空を見上げた。
夏希はお願いがあると、一緒に線香花火をしてと言う。
そして2人は夏希が持って来た線香花火をする。
最後の1本に手を伸ばした夏希の手を掴んだ朝日。
「残りは、また来年しようよ。」
「うん。 いいよ。」
「ねえ、君はきっといい料理人になるよ。」
「偶にはイタリアン食べに来なさいよ。」
「焼きそばよりウマいかな。」
「私のペペロンチーノを食べてごらんなさい。」
「俺は、いいカメラマンになれるかな。」
「あなたはもういいカメラマンじゃない。」
翌朝、『青山』へやって来た勢津子は
夏希が砂浜に書いたメッセージを見て笑顔になる。
東京へ戻った夏希。
朝日は町を出た。
なんか帳尻合わせが物凄いスピードで行われてるね(笑)
正直、福さまが出ないからもうどうでもいいんだけどさ。
レビューも段々適当になってきてるし。
でもやっぱラストまで見届けようと思って頑張って見てる。
もう引き延ばさなくていいからくっついてくれ~!!
全然関係ないけど、勝地くん見ると『前髪クネ男』を思い出す(笑)
勝地くんはいい役者さんだよね~。
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