第3話
『顔か? 心か? どちらを選ぶ? 前代未聞の整形裁判』
朝早くにジョギングをする古美門と黛。
しかし古美門は途中で疲れきってタクシーに。
貴和に面会に行った2人。
ジョギングは貴和を弁護する条件として課されたものだった。
セクシーな男に弁護してもらいたいと。
「自堕落な生活で中性脂肪をため込んだ豚野郎なんて燃えない。」
「私はセクシーだ。
日々鍛えていて体脂肪率は0.2%。
脱いだらフェロモンで通りすがりの雌猫が失禁する。」
「貴和さん、この人にセクシーを求めるのは無理です。
大目に見てあげて下さい。」
「あなたもよ。 ブス過ぎる。」
「ブス? 私ブスって言われたことはあんまり・・・」
「ブスよ。」
「ブスだって。」
「ブスに私を弁護する資格はないわ。
メークの仕方ぐらい覚えなさい幼稚園児。」
事務所に戻りメイクの練習をする黛。
おてもやん・・・
古美門事務所は未だ経営状態が厳しいよう。
法テラスに行き仕事をもらって来るという黛に、
どさ回りみたいなことはやめろと古美門。
昨今はどの事務所も厳しいと、
羽生の事務所もそうだろうと言う服部。
「そういえば羽生くんの事務所ってまだ行ってなかったですね。
先生、どんな感じか見に行きません?」
「人の事務所を見に行ったところで面白くもなんともないね。」
「事務所の経営というのは軌道に乗るまでが大変なんです。
古美門先生、アドバイスをして差し上げたらお喜びになるかも。」
古美門と黛は羽生の事務所へ行く。
事務所は大賑わいだった・・・
そして事務所に飾ってある羽生の写真の下の紹介文が
古美門の機嫌を更に損ね、暴言を吐いて事務所を後にする。
タクシーで帰る2人。
黛は同窓会に行くことにしようかなと呟く。
黛は同窓会へ。
熊井が声をかけて来て、古美門を紹介して欲しいと言う。
事務所で話を聞くことに。
妻との出会いは取引先で、
長年追い求めてきたパーフェクトな女性に出会ったと。
何度も断られたが遂に結婚した。
しかし会社の子が偶然妻と同じ高校で卒業アルバムを見せられた。
するとアルバムの写真は全く違っていた。
妻は整形していたのだった。
そして今、離婚調停中だが妻が応じないので
裁判しかないと熊井。
「ちょっと待って。 なんで離婚ってことになるの?」
「当然だろ。 整形だったんだから。」
「それが理由? 他に例えば奥さんが浮気を―」
「してない。」
「妻としての役目を―」
「それは果たしてくれてた。」
「裁判では法定離婚事由っていうのがあって、
整形してたっていうのは離婚事由として認められないと思う。」
「顔を偽ってたんだぞ。 これ以上酷い裏切りがあるか!!」
「顔に拘り過ぎじゃない?
そもそも熊井くんだって人のこと言えたような―」
「そんなことは分かってるよ!!
だから綺麗な人がいいんだよ!!
不細工ほど面食いなんだ!!」
「奥さんが可哀想よ!!」
「可哀想なのは僕だろ!」
「まあまあまあ。 熊井さん、あなたのお気持ちはよ~く分かります。
私ならあっという間に離婚と
お望みの慰謝料を獲得して差し上げますが、
私は離婚訴訟はやりません。
くだらな過ぎて気を失いそうになるからです。」
「そこをなんとか・・・」
「う~ん。」
「どれくらい?」
「3,000万なら考えてもいい。」
「それはちょっと・・・」
「そうよ。 お金の無駄よ。 裁判なんてやめよう。」
「マンション売るしかないか。」
「なんでやるの?」
その時、熊井の電話が鳴る。
妻の代理人という人からで、黛が電話を代わった。
代理人は羽生だった。
すかさず電話を奪い取った古美門は羽生に言う。
「この世界の厳しさを君に思い知らせてやろう。」
俄然やる気になった古美門。
黛は電話で羽生と話をする。
「羽生くん、古美門先生が出てきたら滅茶苦茶になるわ。」
「ほのかさんは離婚も裁判も望んでない。」
「この案件は私と羽生くんとで上手く収めよう。」
熊井と黛は羽生の事務所でほのかと面会。
古美門がいないことに不安な熊井。
黛は別件があると言うが、実は内緒で来ていた。
その頃、古美門は事務所に。
「今日はやけに空気が澄んでると思ったら
バカが二酸化炭素を排出していないからだったようですね。
服部さん、無断欠勤でしょうか?」
「いえ。 熊井さんと羽生先生の事務所に向かわれました。
が、古美門先生には言わないで欲しいとそう言われました。」
「言っちゃってますね。」
「言わないで欲しいと言われた時には言って欲しいという乙女心。
私はそう解釈しました。」
「違うと思いますがありがとうございます。」
羽生の事務所では話し合いが行われていた。
裁判を回避する方向に行こうとした時、古美門が現れる。
話し合いは和解の方向になったと聞き、
熊井に望みは離婚と慰謝料の獲得じゃなかったのかと古美門。
「気を付けなさい。
相手の弁護士はなんでもかんでもいい感じに丸め込む天才です。
しかし離婚訴訟にいい感じの結末はあり得ません。
きっちり清算し新たな人生を歩み出すか
惨めに泣き寝入りするかどちらかです。」
「泣き寝入りは嫌です。」
「ほのかさんには速やかな離婚と慰謝料の支払いを請求致します。
同意していただけないのならば仕方ありません。
法廷でお会いしましょう。 では。」
事務所に戻った古美門と黛。
黛はぶち壊すことないだろうと。
「依頼人が離婚を望んでるんだぞ。
敵と内通して和解を画策するなどもっての外だ。」
「離婚しなくて済むならその方がお互い幸せでしょう。」
「他人の幸せを君が勝手に決めるな。」
羽生の事務所。
裁判になったと磯貝と本田に言う羽生。
一致団結して古美門事務所を倒す気のよう。
そして裁判が始まる。
原告本人の尋問から。
「実に美しい方です。
熊井さんにとってさぞ自慢の奥さんだったことでしょう。
だがしかしその実態は二重埋没法、
目頭切開鼻のシリコンインプラント、頬削り、えら削り、顎削り、
豊胸ヒアルロン酸注入、脂肪吸引エトセトラ エトセトラ。
何から何まで人工物だったんです。
本来の姿はこちら! ニン。
敢えて言いましょう。
彼女の正体はまごうことなき不細工だったのです。」
意義ありと不適切な発言の応酬。
古美門はみんなホントは不細工を差別してるはずだと。
「企業の面接において能力が同等であれば
見た目のいい方が採用されます。
能力が多少劣っていても、いいえ相当劣っていても
美人であれば採用される可能性は高い。」
「そんな企業は時代遅れであり糾弾されるべきだ!!」
「磯貝先生、これはなんですか?」
「うちの事務所のウェブサイトです。」
「写真が出ています。
羽生先生が大きく映っている。 次いで本田先生。
磯貝先生、あなたの写真がどこにも見当たりません。
最も実績のあるあなたの写真が何故ないんですか?」
「それは・・・」
「イメージ戦略に冴えないおっさんの写真がマイナスだからです。
見た目が重要だとあなたの事務所が言っているんです。
お宅は時代遅れで糾弾されるべき事務所ということになりますが。」
「私の写真もそのうち載せます。
修整に時間がかかって―だっ!」
「整形は充分離婚事由になり得るのです。」
フットサルコートにいる羽生と黛。
何故古美門のところにいたいのかと言う羽生に、
貴和のリベンジをしたいからと黛。
「事務所を移っても代理人を続けることは出来ますよ。
好きなの?」
「はあ? バカ言わないでよ。
あの人かチンパンジーか選べと言われたら
迷わずチンパンジーを選びます!!」
「じゃあ、どうして?」
「能力はあの人が一番だと思うから。
学んで盗んで食らいついて、いつか倒すって決めたの。」
「じゃあ、僕があの人を倒したら?
僕が自分の力で古美門先生を倒したら僕に食らいついてくれる?
本気だよ。 君が欲しいんだ。」
「なっ・・・何言ってんだか。」
黛が蹴ったボールが羽生の顔面へ(笑)
再び裁判で原告本人尋問。
自分は極度の面食いだと。
容姿にコンプレックスがあった反動だと熊井。
ろくに遊びもせず必死に勉強して一流と言われる大学に入り、
一流と言われる会社に就職したのは美人と結婚するためだと。
ほのかが整形手術を受けていることを知っていたら
結婚はしなかったと。
羽生からの尋問が始まる。
熊井が見た目の美しさを重視しているのは分かったが、
何故人工の美しさは駄目なのかと。
整形だったからて何が問題なのかと。
熊井は親からもらった体に傷をつけるのには抵抗がある。
本来の自分を好きになるよう努力するべきだと。
すると羽生が熊井に美容クリニックへの通院歴があると、
通院目的を聞く。
熊井は植毛のためにクリニックに通っていたことが判明。
親からもらった体に傷をつけるのは
抵抗があるんじゃなかったのかと羽生。
熊井は植毛と整形は違うと、植毛は復元すること、原状回復だと。
「その点について私から再度主尋問を致します。
熊井さんが整形を認められない決定的な理由があります。
そうですね? 熊井さん。」
「生まれてくる子供が絶対不細工です。」
「熊井さんはお子さんを得ることを望んでいます。
そのために子作りにも励んでいらっしゃいました。
ただし、ご自分が幼少期より不細工なために
様々なハンディがあったという思いから
子供には同じ苦労をさせたくない。
なんとしても美形に生まれて欲しい。
だからほのかさんを選んだんです。
しかしほのかさんの本当の姿は熊井さんに負けず劣らずの不細工!
DNAは整形出来ないのです。」
「親が美形じゃないからって子も美形じゃないとは限らないわ。」
「なぜ そう言い切れるんです?」
「両親が美男美女でどっちに転んでもいいよねという夫婦から
生まれた子供が意外と残念というケースを私はいくつも知ってる。」
「そのケースなら私もいくつも知っています。
しかし両親が不細工で生まれた子供が超美形というケースを
1つでも知っていますか?
美男美女の両親からでさえ美形が生まれる確率は
決して高くはないのです。
ましてや不細工同士であれば
美形が生まれる確率はほぼ皆無でしょう!!」
シュミレーションをしてみたと、
熊井とほのかの写真から生まれてくる
子供の顔予想のパターンをパネルにして出す。
「全てのケースを試しましたがご覧の通り
ものの見事に不細工でした!!
この2人から生まれてくる子供は不細工決定です!!」
「『みにくいアヒルの子』という話もあるでしょう。
生まれてきた時に醜くても成長するに従って
美しくなるという奇跡もあるはずだ!!」
「『みにくいアヒルの子』は元々親が白鳥だったんだ。
所詮親の遺伝には逆らえないという元も子もない話なんです。」
「そうだったのか?」
「事実、熊井さんのご両親は共に不細工だそうです。」
「おじいちゃん、おばあちゃんも不細工。
ひいおじいちゃんひいおばあちゃんも。
実家の仏間に飾ってある写真は全て不細工。
法事で集まる親戚は全員不細工!!」
「まさに呪われし不細工の一族!!
だからこそなんとしてでも美人の血を入れて不細工の血脈を断ち、
不細工スパイラルから脱却しようとしていたんです!!」
「あなた方は女性をなんだと思ってるんですか!!
結婚は子供を産むためだけのものですか?」
「いけないんですか?
ただ好きで一緒にいたいから結婚する。
金のために結婚する。
老後の介護をしてもらうため。
性行為の相手を確保するため。
美形の子供を得るために結婚するのも本人の自由です。
被告はその権利を踏みにじったのです。」
古美門事務所で食事タイム。
議論が不謹慎すぎると言う黛に、どこが不謹慎なんだと古美門。
「人の美醜をあれこれ言うのは不謹慎です。
もっと内面に目を向けるべきです。」
「外見より内面で選んだ方が立派なのか?」
「そりゃ、人間の価値は心の美しさですから。」
「君はどういう男性が好みだ?」
「私はお金に汚くなくて口数が少ない人が好きです。」
「私は顔と足首とおっぱいで決める!!
服部さんはどうですか?」
「佇まいですかな。」
「俺はバカっぽい子が好きだなあ。」
いつの間にか蘭丸がいた。
「いつからいたの?」
「ちょっと仕事頼まれてさ。
でも頭のいい子も捨てがたいし、
あとやっぱ明るくて活発な子がいいよね。
おしとやかなお姉さんもいいし。」
「なんでもいいんじゃない。」
「そうだね。」
「心が綺麗、優しい、スポーツが出来る、頭がいい、
高学歴、高収入、背が高い、バカっぽい、
口数が少ない、おっぱいが大きい、佇まい。
何を基準にして人を好きになるかは
個人の自由でありそこに優劣はない。
熊井健悟の場合は顔が綺麗かどうかなのだ。
どんなに性格が悪くても顔が綺麗な人がいい。
立派なポリシーだ。
それを不謹慎だという君たちの方が歪んでいる。」
羽生事務所では、分が悪いとほのかに話していた。
ほのかの本人尋問が勝負だと。
被告人尋問。
何故整形手術を受けようとしたのかと羽生。
小学校の頃からあだ名がブスで、
人は見掛けじゃない、大事なのは中身だって言われて育ってきたけど、
みんな見かけで判断してるから整形したんだとほのか。
整形して人生が変わったかと羽生。
全然決まらなかった就職も決まり、男性からモテるようになったと。
何故結婚相手に熊井を選んだのか。
熊井を見て心が綺麗な人だと思い、
大事なのは見た目じゃなくて心の美しさなんだと。
見た目ばっか気にしてた自分が情けなくなったとほのか。
これからは自分も心を磨こうと、いつか整形も打ち明けて、
関係ないと言ってもらえるようになろうと。
もう一度やり直すチャンスがもらえたら、
もっといい奥さんになりたいと言う。
「ほのかさん。 熊井さんが美形の子供が欲しくて
あなたと結婚したことは知っていましたよね?」
「はい。」
「では整形であると伝えなかったのは詐欺だとは思いませんか?」
「詐欺っていうふ風には・・・」
「結婚とは契約です。
重要事項を隠して契約を結んだならばそれは詐欺です。」
「異議あり!」
「法は理想と共にあるべき。
寝言は眠ってる時だけにしてもらいたい。
法は現実と共にあらねばならない。
現実に即していない法など無意味です。
『人間の価値は心』、羽生先生はそう仰る。
しかしその一方で整形を認めるべきだとも言われた。
これは矛盾しています。
人間の価値が心ならば 整形などする必要がないからです。
化粧、ダイエット、お洒落さえ認めてはいけない。
大事なのは心なんですから。
現実は違うじゃありませんか。
みなさん善人ぶるのはやめましょう。
整形だっていいじゃないか。
口ではそう言いながら心の中では眉をひそめ陰口を叩き合っている。
違いますか?
何故彼だけが非難されるんです?
彼は決して差別主義者ではありません。
みなさんよりほんの少し正直なだけです。
社会通念上も紛れもなくほのかさんは熊井さんを騙したんです。」
「悪かったと思ってます。 でも言い出せなかった。
言ったら彼が離れていってしまう気がして・・・」
急に咳き込むほのか。
裁判長に休憩を願い出て、ほのかを退出させる。
飲み物を持って羽生の事務所にやって来た黛。
ほのかは大丈夫だと羽生。
不審に思う黛に、守秘義務があるからと。
机の上には妊娠の資料が・・・
それを見た黛はほのかが妊娠してると気づく。
古美門事務所に戻り、熊井に妊娠のことを話す黛。
そんな黛に相変わらず余計な情報をもってくると古美門。
「熊井さん、知らないことにすればいいんです。
向こうも知らせる気はないんですから。
どうせあなたの望まない不細工な子供ですよ。
さっさと片をつけましょう。」
「そっ、そうですよね。」
古美門は外で飲んでくると出て行く。
蘭丸に会う古美門。
蘭丸から数枚の写真を渡される。
またもや古美門に内緒で羽生の事務所で
和解の話し合いをする黛。
そこへやっぱり現れる古美門。
「さて和解に合意するということは
ほのかさんがこちらの提案を全面的に
受け入れて下さったということですね?」
違うと、古美門に話をしようとした熊井だったが、
古美門がほのかに話を振る。
「ほのかさん、あそこはいい店ですね。 品揃えも豊富で。
あなたの行きつけのバー。
このところ毎晩のように通っているそうじゃありませんか。
片隅で1人グラスを傾けながら物思いにふける美女。
実に絵になります。
頼むのは決まってウオツカのマティーニ。
かなりお強いようだ。」
「なんの話をしてんだ。」
「バーで酒を飲んでたらいけないの?」
「いいえ。 酒を飲んではいけないのは未成年と・・・
あとは妊婦くらいのものでしょうかね。
羽生くん、私の下で学んだだけのことはある。
なかなか卑劣な手を使うじゃないか。
だが騙すなら徹底するべきだ。」
「まさか・・・」
「そのまさかだ。
こんなぺえぺえにまんまと利用されるとは
ポンコツここに極まれりだな黛先生!
熊井さん、ほのかさんは妊娠などしていません。」
「羽生くん!」
「僕は妊娠してるなんて一言も言ってませんよ。」
「そう思わせるように誘導したじゃない!
こんな嘘酷すぎる。 女性にとって神聖なものなのよ!」
「私です! 提案したのは私なんです。
ネットの掲示板で匿名で相談の書き込みをしたら
親身になって答えてくれる主婦の方がいて、
妊娠してるって嘘ついて相手の反応を見たらどうかって・・・」
「赤の他人の無責任なアドバイスに従う方もどうかしてるが、
そんなお粗末な作戦に協力する弁護士も弁護士だ。」
「こうでもしないと不幸な結末にしかならない。
これ以上争うべきじゃないんです。
騙し通そうなんて初めから思ってませんでした。
どうせバレる嘘です。
打ち明けて謝るつもりだったんです。
ただ僕もほのかさんも熊井さんの心を知りたかった。
ほのかさんが妊娠してると聞いた時 何を思ったか。
もし不細工な子供が出来てしまって厄介だと思ったのなら
もう何も言うことはない。 離婚した方がいい。
でももしほんの少しでも喜びや宿った子に対する
愛しさ慈しみを感じたのならまだやり直せるかもしれない。
どうですか? 熊井さん。
あなたの本当の気持ちを聞かせて下さい。」
「言ってやりなさい。
不細工な子供が出来てなくてホッとしたと。」
「あなたは黙っていて下さい。」
「これまでもこうやって騙され続けてきたんです。
またまんまと騙されるところでしたね。」
「黙っててくれ!!
これ以上 傷つけ合わせてなんの意味があるんですか!!」
「曖昧にすることになんの意味がある?
綺麗な言葉を並べて許し合ったところで、
現実は何一つ変わらないんだよ。
我々に出来ることは徹底的にぶつかり合わせ
人生にケリをつけさせてやることだけだ。
熊井さん、あなたの気持ちは?」
「子供が出来てなくてホッとしました。 離婚したいです。」
「ほのかさんは?」
「応じます。」
フットサルのコートにやって来た黛。
「悪かったと思ってるよ。
でもあんな手でも使わないとあの人には勝てない。
古美門先生が途中でぶち壊さなければ
一番いい着地点に2人を導けたはずだ。
僕は決めたんだ。
古美門先生がどんなことをしてでも勝つのがポリシーなら、
僕はどんな手を使ってでもみんなが幸せになる道を探す。」
「悪いけどまだまだあの人には及ばないと思うわ。
今回だって初めからあの人の手の平の上だったんじゃないかな。
ほのかさん、ネットの掲示板で
主婦に相談に乗ってもらってたって言ってたけどどうかな?
それに何が幸せかなんて私たちが決められることじゃないのかも。
あの2人にしてもね。 あと、移籍の件もう誘わないで。」
古美門事務所では祝杯を挙げていた。
ほのかが言っていた掲示板の主婦の正体は蘭丸だったよう。
熊井は自宅で女性に料理を振る舞っていた。
台所の引き出しの中にノートを発見する。
ひとりになってからノートを開く熊井。
それはほのかがつけていた料理ノートだった。
レシピの脇にはほのかの一言も書いてあり、
それを読んでいて涙を流す熊井。
ほのかのマンションにやって来た熊井は、
慰謝料の800万を辞退しようかと思うと告げる。
それを聞きほのかは助かると。
「それで・・・色々考えたんだけど・・・
もし良ければもう一度僕と―」
そこへ部屋から男性が出て来た。
「お待たせ、ほのか。 どなた?」
「前の夫。」
「あ~、植毛の。
僕なら全然整形なんか気にしないけどな。」
「健悟さん。 あなたのお陰で目が覚めた。
私、不細工な人の方が
心が綺麗なんだって思い込んでたんだと思う。
私も外見で判断してたのよ。
顔も心も不細工な人もいるし、
顔も心も綺麗な人だっているのに。
教えてくれたのはあなたよ。 ありがとう。
これから2人でベッド見に行くの。 じゃあね。」
貴和の面会に行く2人。
古美門は貴和が勘違いをしていると。
「君は私の外見を見てセクシーではないと言った。
だがそれは大きな間違いだ。 大事なのは内面だ。
今日も裁判で見事な一勝を挙げたのだが
その手法は実にセクシーなものだった。
今日だけじゃない。 この前もその前もいつもだ。
傍聴席はいつも女性ファンで争奪戦になる。
つまり私は既に誰よりもセクシーなのだ。
という訳で条件はクリアだ。
こちらの質問に答えてもらおう。」
「幼稚園児がブスのままよ。」
事務所に帰って化粧をする黛。
「妖怪人間ベラみたいになってきてるぞ。 もう整形しろ!!」
「ああ、駄目駄目!!
あの、下地を丁寧に作りませんと色が綺麗にノリません。」
「ひょっとして服部さんコスメティシャンのご経験が?」
「ああ、あの・・・実は。」
「やってもらえ やってもらえ!!」
再び貴和との面会。
面会室へ入ってきた貴和が一目見て帰って行った。
舞妓姿になっていた黛。
「私もこれは違うと思ってました。」
「京都で化粧師をやっていたらしい。」
オチが最高だな!! ヾ(>ε<)
いや、内容も面白かったけど。
不細工スパイラルって(笑)
ま、実際美形が優遇されているケースはあるからね。
残念なことに(-_-;)
そうなると整形したくなる気持ちも分からなくはない。
本人が整形したくてしてるならいいんじゃないの?
自分でお金払ってるんだし。・・・とあたしは思う。
あたしは整形するお金があるなら違うことに使いたい(笑)
【リーガル・ハイ】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
第8話 第9話 第10話 最終話
スペシャルドラマ リーガル・ハイ
【リーガルハイ】
第1話 第2話
■ CL グループステージ
グループB 第3節 ■
レアル・マドリード(1位/勝ち点6)
ユヴェントス(2位/勝ち点2)
ホーム、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで対戦。
シャビ・アロンソ 負傷中。
【出場選手】
GK : カシージャス
DF : セルヒオ・ラモス、マルセロ、ペペ、アルベロア
MF : ケディラ、モドリッチ、ディ・マリア(79分、モラタ)、
イジャラメンディ(72分、イスコ)、クリスティアーノ・ロナウド
FW :ベンゼマ(67分、ベイル)
【控え選手】
ディエゴ・ロペス(GK)、カルバハル、バラン、コエントラン、
イスコ、ベイル、モラタ
【結果】
レアル・マドリード 2-1 ユヴェントス
【得点】
1-0 4分 クリスティアーノ・ロナウド
ディ・マリアのスルーパスからロナウドが相手GKとの
1対1をかわし右足でシュート。
1-1 22分 ジョレンテ
2-1 28分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)
【グループB 順位表】
1 レアル・マドリード(スペイン) 勝ち点 9
2 ガラタサライ(トルコ) 勝ち点 4
3 ユヴェントス(イタリア) 勝ち点 2
4 FCコペンハーゲン(デンマーク) 勝ち点 1
【得点ランキング】
1 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード) 7
2 ズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン) 6
3 リオネル・メッシ(バルセロナ) 4
【グループB 第4節】
11/5 ユヴェントス(3位/勝ち点2)
アウェイ、ユヴェントス・スタジアムで対戦。
レアル3連勝~ヽ(´▽`)/
これでグループリーグ突破はほぼ確実になったかな。
取り敢えず良かったです!!
さあ、次はクラシコだ!!