まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

リーガルハイ スペシャル

2014-12-14 23:18:04 | ドラマ


『大病院で起きた突然死・・・医療ミスか不可抗力か!

白い巨塔に隠された闇? 愛憎渦巻く裁判の罠?』





東都総合病院の院長・赤目。

難病の患者へ新薬を投薬していたが状態が悪いままで、

患者の妻が心配している。

その妻にそういう薬だと説明したはずだと赤目。

薬をやめるか聞くが妻は続けるようお願いする。

しかし患者は容態が急変し亡くなった。

そんな時、妻・中原さやかはのタカリ弁護士と出会う。



今日も変わらず黛は生温い感情論で弁護中。

原告の弁護士・磯貝に返り討ちされ敗訴。


その頃、古美門は入院中。

手術を拒否しているらしく、

病室からしんみりと木に残った一枚の葉っぱを見ていた。

それを箒で叩き落す黛。


「盲腸の手術で死んだりしない! さっさと手術を受けなさい!!」


「なんでそう言えるんだ。 確率が5%なんだぞ!」


「失敗する確率でしょうが。 それも古美門先生独自調べの。」


「その5%に私がならないという保証などどこにもないだろうが!!

君のように心身ともに調合金で出来ている

無神経な人間には分からないだろうが、

私のように繊細な精神の持ち主はたとえ成功率の高い手術であっても

非常にナーーーーーバスになるのだ!!

それも理解せず、心の支えであった最後の一葉を

故意に毀損したことは病人への虐待に等しい!!」


って、大声出したら痛くなりそのまま手術室へ。


「服部さん 側にいてくれないかな~。 終わるまで手握ってて。」


「手術の邪魔になりますので。」


「服部さんが執刀してよ。」


「私は以前外科医を・・・やったことだけはありません。」


「なんで・・・あっ、辞世の句詠んでない。

あ、まだ辞世の句を詠んでない。」


「金が好き ああ金が好き 金が好き」


「勝手に詠むな!」


「毒舌の 最低弁護士 古美門だ」


「そんな古美門カルタみたいなのヤダーーーーー!!」



手術は無事終わり、古美門はいつもの古美門に戻った。

そんな古美門が入院していたのが東都総合病院だった。

そこへ看護師が相手が来たから会議室へと呼びに来た。

古美門は黛と病院長の総回診ごっこで向かう。



会議室で待っていたのはタカリ弁護士・九條だった。

夫を亡くした中原さやかの代理人とのこと。


「心よりお悔やみ申し上げます。 ですが処置は適正でありまして―」


「適正?」


「中原さんの死因は持病による心不全で手は尽くし―」


「おいおい~、寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ!

あんたらが薬を入れた途端、容態が急変したんだ。」

明らかに医療過誤だろ。」


「医療過誤・・・」


ここから古美門先生登場(笑)


「ご意見は承りました。

裁判を望まれるのであれば、ど~~~~~ぞ法的手続きをお取り下さい。」


「へ~、えらく威勢がいいな。

裁判になったら困るのはあんたら病院じゃねえのか?」


「いいえ。 何事も有耶無耶にするのはよくありません。 白黒つけましょう。

私もそろそろ大きい裁判をやりたいと思っていたところなんですよ。

脳が鈍ってしまわないように。 申し遅れました。

私、当院の顧問弁護士をしております

古美門法律事務所の古美門研介と申します。」


「黛真知子です。」


「古美門?・・・あの古美門研介?」


「“あの”とは“どの”ことかわかりませんが、

例えば安藤貴和の死刑判決をひっくり返した古美門研介ならこの私です。」


「ハハ・・・なんだよ。 医者のフリして騙すなんてズリいな・・・

別に何がなんでも裁判って訳じゃなくてよ、

そっちがそれなりの誠意を見せてくれさえすれば―」


「誠意ですか。 如何ですか? 広瀬先生。」


「申し訳ありませんが医療に不測の事態は付き物です。

特別な対応をする訳にはいきません。」


それじゃあ気の毒だからと千円札をグシャグシャに丸めて、

シワシワにしてからタカリ弁護士に渡す古美門。



裁判開始。


「同意書の副作用一覧の中にある

心筋梗塞についてはどう説明されましたか?」


「どうも何も、冷たく事務的に読み上げられただけなので

深刻には受け止めませんでした。」


院長は薬が他の薬に比べ特別危険ということはない。

今までにない素晴らしい薬だと考えていると言ったと。


「つまり心臓発作が起こるかもしれないのに

素晴らしい薬だと偽って説得した訳だ。

その院長はご主人が亡くなられた時、あなたになんと言葉をかけましたか?」



『「中島さん、残念でした。 お悔やみ申し上げます。

今日中にベッドを空けて下さい。 次の患者を入れますので。」


「中島じゃなくて中原です!」』



「人の死よりもベッドの回転数。 しかも名前すら覚えていない。

これが難病治療の権威と崇められる赤目院長の本性です。」



これに対し古美門は原告の中原さやかの男性遍歴を持ち出し、

いつも通りの弁護をする。

泥試合のような裁判に赤目の娘の婚約者で医師の広瀬と、

朝ドラヒロインの黛がいい気分で見てるはずもなく・・・



フェアにやりたいといい子ちゃん全開の黛に触発された広瀬が、

被告側の証言の席で言ってしまった。

新薬の危険性は知っていた。

投薬を最終的に判断したのは自分だと、全ての責任は自分にあると。



院長は理事会で院長を解任され、

新院長になった広瀬は原告側と和解する方向に。

新顧問は三木事務所。



そんな時、赤目が持病の心臓疾患で倒れ危篤状態に。

古美門事務所は病院顧問から解任、裁判は和解しどうにもならない。

こうなると何故かやる気に満ちる黛。

服部さんの助言も付き物(笑)



赤目の部屋へ行き、部屋いっぱいに広がった資料を見た黛は、

その資料を広瀬に見せる。

赤目が倒れる間際までまとめていた新薬に関する資料だった。

広瀬なら資料の意味が解かるはずだと。


「広瀬先生。 あなたはご自分の信念に基づいた証言をしました。

赤目院長にも・・・

赤目院長の信念に基づいた証言をさせるべきではありませんか。」



絶望的で寝込んでいた古美門に資料を突きつけ、

勉強の時間だと言う黛。



和解でいいじゃないかと言う三木に九條は言った。


「最後まで戦いたい。 古美門研介と。」



最終弁論を含む本人尋問。

古美門事務所は赤目の意思を背負って法廷へ。


「これは証人が倒れる直前まで今日の為に準備していた資料です。

そこで異例ではありますが、私が本人に代わって

この資料について説明することをお許し頂きたい。

これらは全て、国内外の新薬Zマブ使用患者に関するデータです。

これによると主要七カ国、計458人の患者が新薬治療を受けています。

その1人1人について実に詳細な分析が行われています。

その統計結果を要約すると以下のようになります。

目覚しい効果が上がった患者が164人。

やや効果があった、47人。 効果がなかった、不明が213人。

状態が悪化した患者が38人。 死亡した患者が6人です。

更にごく簡単に言いかえるとこうです。

新薬は、治るケースが35%。 死亡するケースが1.3%。

同意書に示されていた通り、心筋梗塞が起こる可能性はあるのでしょう。

しかし、その発生率は僅か1.3%。

これは他の治療薬に比べても遥かに小さな数値です。

逆に35%という数値は極めて大きい数値と言えます。

つまり、この薬は他の薬と比べて特別危険ということはない

これまでにない素晴らしい薬なんです。

赤目前院長は決して偽った訳でも騙した訳でもありません。

データに基づく事実を伝えたんです。

結果は残念ながら痛ましいものでした。

しかし、赤目前院長に落ち度は何一つありません。 以上です。」


「くだらない!! データ! 統計!

治るのが何%、死亡するのが何%。

全くくだらない!!

結局、患者を数字とデータでしか見てないってことだ!

今あなたが証明したことは、

前院長がいかに血も涙もない人間かということと、

そして彼がいかに医師失格かということだ!」


「彼が医師失格ですか。」


「人間1人1人の死に大きいも小さいもない。

例えデータを集めたからなんだ。

そこに1人1人の人生が書かれているのか!

どんな悲しみを抱え、誰を愛し、何を夢見て生きてきたのか。

これを読めば分かるのか!!

そういうものと向き合おうとも思っていないんだ。

だから危険な治療でも軽い気持ちで進めてしまう。

冷たい言葉で家族の心を踏みにじっても平気でいる。

初戦、人の命を金儲けに使っているだけだからだ!!

落ち度がない? 笑わせるな。

彼の場合はそれ以前の問題だ。

医師として、人間としての資質そのものが欠落している。

病人の悪口は言いたくはないが、敢えて言う。

最低の医者だ!!」


「“医は仁術”

確かにその点から言えば、赤目義二は最低の医者かもしれません。

権威に胡座を掻き、不遜で横暴で、スタッフと軋轢が絶えず、

いい年をして若い愛人を沢山作った。

患者や遺族の気持ちなど意に介さず、死んだらさっさと追い出し、

患者の名前すらちゃんと覚えていない。 最低だ。

最後は病院から放逐され、家族からも見放され、

広い豪邸でたった1人、助けてくれる者もなく倒れていた。

まさに哀れな晩年です。 バチが当たったんでしょうか。

ですが、彼の書斎は膨大な資料の山で足の踏み場もないほどでした。

病院を追われた後も、彼はその山に埋もれて研究に没頭していました。

その姿を思い浮かべる時、私には彼がこう言っているように思える。

“医は科学である”と。

難病治療という科学の発展こそが彼にとっては全てだった。

そのために金を集め、実績を挙げ、権力を欲した。

科学に必要な物はデータです。 人生でも名前でもない。

医学を前に進める為に必要なことは、遺族と一緒に泣くことではない。

直ちに次の患者の治療に当たることだ。

彼はこんなことを言っていた。

病院が潰れようとも、家族がイジメに遭おうとも、

そんなことはどうでもいいことだ。

その後に、こう続けたかったのではないでしょうか。

“医学の進歩に比べれば”。

血も涙もとっくに捨てたんですよ。」


その時、携帯に連絡が入り、赤目が息を引き取ったと法廷に伝えた。


「赤目義二医師は極めて優れた医師だった。 私はそう思います。」


「何が科学だ!! 科学なら人を殺してもいいのかぁ?」


「進歩と引き換えに犠牲を要求してきたのが科学だ。」


「じゃあ、犠牲者はどうなる。」


「気の毒だがそれで済ますしかない。」


「遺された人間の悲しみはどうなる。

彼女がこの先、どんな思いで・・・」


「死んだからこそ、意味があるんだよ。

死は希望だ。 その死の一つ一つが医療を進歩させてきた。

現代の医療はその死屍累々の屍の上に成り立っている。

誰しも医療の進歩のためには

犠牲があっても仕方がないと思っているはずだ。

その恩恵を受けたいからね。

しかし、その犠牲が自分や家族のものだと分かった途端にこう言うんだ。

“話が違う”と。

なんで自分がこんな目に遭わなければならないんだ。

誰のせいだ。 誰が悪いんだ。 誰を吊るし上げればいいんだ!

教えてやる。

訴えたいなら科学を訴えろ!!

あなたのご主人を救えなかったのは、現代の科学だ!」


「そんなこと・・・出来る訳ないだろう!!」


「だったら、せめて狂気の世界で戦う者たちの邪魔をするな!!

勿論、世間には本当に悪質な医療過誤もある。

それは断じて断罪されなければならない。

しかし、この裁判に関しては医療過誤ではない!」


赤目の遺体は臓器移植と研究検体として提供されているという。

古美門は九條に向かって言った。


「科学では死に意味があるんです。 死こそ、希望です。

赤目医師を吊るし上げても、あなたの奥さんの弔いにはならない。

我々に出来ることは、せめて、今ある命を慈しむことです。

1日1日が、奇跡なのだと信じることです。」


「私は夫の復讐がしたかっただけなんです。

夫の死で難病治療が大きく進歩することを願っています。」


納得して去って行く中原。



裁判が終わり、九條の前ではしゃぐ古美門。

「またお会いしましょう」と黛が言う。


「もう沢山だよ。 俺はタカリの弁護士だ。 またタカリに行くよ。」


笑って去って行く九條。



古美門事務所では恒例のお祝い。

その時、古美門が急にわき腹を押さえ苦しみ出した。


「5%に入ってしまいましたな。」


「5%って?」


「盲腸で失敗する確率。 確かに先生ってそんな感じですもんね~。」


「再手術ですかな。」


「では、辞世の句をどうぞ!」


「あの病院 医療過誤で訴えてやる 絶対に!! 滅茶苦茶字余り!」


そして静かに倒れていく古美門だった・・・





やっと書けたよ~(‐∀‐;)


録画見たのは結構前なんだけど、


書くの長くなりそうだったからちょっと躊躇ってた。


若干めんどくさいってのもあったし(笑)



相変わらず面白かった。


古美門先生は最高ですよ~ヽ(´▽`)/


さすが堺さん!!


このドラマでは弾けてるガッキーも見れるし♪



内容は現代にゴマンとありそうな話で・・・


なかなか難しい問題よね。



あたしの鬼門である剛力が出てなければもっと良かった!!


あっちょんぶりけ!!





【リーガル・ハイ】

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話 第9話 第10話 最終話

スペシャルドラマ リーガル・ハイ


【リーガルハイ】

第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話 第9話 第10話(最終話)


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