自分の生き方にふと迷ったら、
ささやかな人生たちが交差する「喫茶とまり木」へ
疲れた羽を休めに来ませんか?
それは街の片隅にある静かな喫茶店。
決して繁盛しているとは言えないが、毎日、様々な想いを抱えた客が訪れる。
仕事と家庭の両立ができず離婚した後も、
母親になれなかった自分に苦悩する30代女性。
男子であることに縛られ、趣味のアクセサリー作りを誰にも話せない高校生。
安定は手に入れたものの、
平凡で退屈な生き方から外れることに憧れる20代事務員女子。
そして、ある特殊な依頼によって大切なことに気づかされる便利屋の男……。
『喫茶とまり木』にやってくる人たちの連作短編集。
心の拠り所ににできる場所があるだけで救われる。
悩みは人それぞれ。
そして自分が思ってるほど人はそう思ってないこともある。
やっぱり相手に話してみないことには何も始まらないからね。
ラストでオーナーも子供の頃に気にかけていた人と再会できて良かった。
その後が読んでみたい。
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