第六話
『生放送中に誘拐事件発生!! 娘の命は!?』
誰も神山について知らない。
検索してもヒットしない。
本間が連れて来たということ以外分からない。
本間もキャラが変わったらしい・・・
会社をクビになり、無職の桂木。
母親から生活費と言い、お金を奪い取る。
コンビニに買い物に行き、レジに行くと案内人が!
「あなたを、ザ・クイズショウへご招待します。」
クイズショウが始まり、桂木が登場。
親がまだ元気だから働く必要はないと笑いながら言う桂木。
夢はない。
一応、事前のアンケートにあった、
限度額いっぱいの賞金1億円ということに。
その時、冴島のところへメールが。
娘を誘拐したと、写真つきで。
電話がかかって来て、
スタッフにも聞こえるようスピーカーに切り替えろと。
これはゲームだと言い、
放送時間内に美野里を捜しだせ、警察には言うなと。
誰だと冴島。
「桂木ですよ。」
冴島は本間に食って掛かるが、
これは本間がやってることではない。
番組は通常通り進めることに。
第1問を正解し、第2問に行こうとした時、
桂木が神山に問題が終わるごとに、
自分も問題を出すからそれに答えないか?と持ちかける。
「百獣の王と言われるのは?」 「ライオン」
本間はこれがヒントだと。
スタッフが都内の動物園を検索。
第2問。
なかなか答えを言わない桂木を急がせる神山。
焦ってる神山が変だと桂木。
桂木問題の答えは「蛇」
第3問に行こうとする神山に、
「トークでもしましょうよ~。」と桂木。
母親のことをボロクソ言う桂木に、
「嫌いなんですか?」と神山。
「嫌いじゃないけど、母親には死んで欲しい。
3回も嘘つかれてるからね。
それ以来、嘘はつかなくなったけどね。」
第3問目の答えは過労。
心筋梗塞にかかる人の最も多い原因と言われている。
桂木問題の答え「ユニコーン」
3つのヒントで“七つの大罪”がヒットする。
またトークをする桂木。
花を見るために散歩をすると。
第4問。
会社を辞めた理由は? 「クビ」
桂木問題の答えは「目黒区」
冴島は問題を変えて欲しいと本間に言う。
第5問。
目黒区のマリアンヌ教会の玄関前に咲いている花は?
「マリーゴールド」
桂木問題の答えは「聖職者」
冴島はスタッフに言われ飛び出して行く。
「あなたの目的はなんですか?」
「生きてることを実感すること。
偶々この番組に出演が決まったから。
ゲームの駒なんて誰でもいい。」
「もし手を下したら極刑は免れない。」
「構いませんね。今が楽しければ。」
第6問。
桂木が2年前、あることで昏睡状態になったそうですが、
目覚めた時に母がかけた言葉は?
「生きててくれてありがとう。」
冴島は教会に着くが美野里の姿はない。
「母親が3回嘘をついた」と桂木が言った言葉を、
問題の3回目までは嘘だという意味だと気づいた本間。
ヒントの毎日通う場所から、学校だと分かる。
冴島は学校に急いで向かう。
第7問。
母親の1日のパート時間は?
母親に興味ないから分からないと桂木。
奥義を使うことに。
奥義、召喚で母親が出て来る。
「何しに来たんだよ!」と怒る桂木。
答えは「15時間。」
「毎日15時間も働いて、
桂木さんのために生きてるって感じですね。
そりゃ病気にもなるわな。」との言葉に驚く桂木。
「あれ? 知らなかったんですか?
狭心症なんですよ。
今年に入ってもう3回も発作を起こしているんですよ。
お母さんがここへ来たのは、
いつか自分が働けなくなることを知って、
賞金を獲得して欲しかったんでしょうね。」
うろたえる桂木。
桂木問題の答えは「ボイラー」
ドリームチャンス。
美野里は無事見つかったが、
体に爆弾らしきものが巻かれていた。
パソコンに繋がっていて、暗証番号を入れなきゃないらしい。
「それでは、もう一度お聞きします。
あなたの夢はなんですか?」
「限度額いっぱいの賞金。」
神山は台本を置き、問題を言い始める。
「あなたが今現在犯している犯罪は次のうちどれ?」
神山はイヤホンも取る。
驚くスタッフたち。
「この問題でいいんだ!
お願いします。神山を、俺を信じて下さい。」
桂木は過去を思い出す。
クビになり、次の就職先も決まらない。
“もう生きてる意味がない。
これ以上迷惑をかけられない。”
部屋で自殺を試みるも、母親が助け出した。
「なんにもしなくていいの。
お母さんが面倒見てあげるから。」
そう言われ、桂木は変わった。
リミットが残り僅かになるも、桂木は答えない。
そうしてる間に0になってしまった。
本間に掴みかかるスタッフ。
そこへ冴島から「本間くん、爆発しなかったの。」と電話が。
笑い出す桂木。
「だから言ったでしょ。ゲームだって。
俺に人を殺す勇気なんてないもん。」
答えを促される桂木。
「ここに答えはない。」と。
「桂木さん残念でしたね。」
「でも最高に面白かった。
久し振りに生きてるって気がした。」
みんなの慌て振りがおかしかったと笑う桂木に神山がキレる。
「甘ったれんな!!
何が面白いだよ。何が生きてる感じがしただよ。
ふざけんじゃないよ! 全然面白くねえよ!!
あんたムカつくよ!! 本気でムカつくよ!!
小学生も中学生も、高校生も大学生も社会人も、
おっさんもおばさんも、もっと苦労して生きてんだよ!
逃げたんでしょ? 諦めたんでしょ?
あんたみたいなヤツに、
生きてること実感する資格なんてないんだよ。
なんでお母さんが無理して働いていると思う?
自分の体壊してまでなんでお金稼いでると思う?
あんたが大切だからだらよ。
たった一人の大切な息子だからだよ。
生きててくれてありがとうって
今でもきっとそう思ってるからだよ。
そんなお母さんの気持ち踏みにじって、
死んでもいいなんて言っちゃって。
世の中には親孝行したくても出来ない人が沢山いるの!
家族だろ? たったひとりの肉親だろ?
誰もよりも強い血が、愛情がそこには流れてるんだろ。
そんなことでしか生きられないそんなあんたを、
俺は・・・俺は絶対に認めない!!」
番組は終わった。
本間は神山が桂木の嘘を証明してくれたと。
人間は嘘をつく時、左上を見る。
そして最後の問題、母親の前で真実を言うのを躊躇った。
そんな人間には人は殺せないと。
戻って来た冴島は本間にお礼を言う。
みんな冴島の味方だと優しく言う本間だったが、
「あなたは番組を止めなかった。
自分の子供が誘拐されても。
結局あなたもこちら側の人間なんです。」
白い部屋の神山。
本間が最後の問題を変えたのは神山の意思だったのかと。
「・・・あれは神山悟の意思です。
俺の名前は神山悟なんですね?」
何も言わず去って行く本間。
河原で料理している神山と美咲。
カレールーを忘れたと言う美咲に、
桂木が良かったら使ってくれと分けてくれる。
そしてまた雨の中倒れてる美咲。
誰かが駆け寄って来る・・・
本間の前に現れる男。
「山之辺さん・・・」
「久し振りだな。」
桂木にイライラしながら見てました。
ホント、ムカつくよ!!
桂木はあの後どうなったの?
警察に突き出した?
今回は「な~んつって」がなかったね~。
さすがに言えないか(‐∀‐;)
次回は神山のことを完全に覚えてる人がゲストみたいね。
謎が徐々に明らかになって来てる感じ?
河原で事故でもあったのかな?
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