2014年3月1日 北半球へ

2014年03月01日 | 風の旅人日乗
朝から6、7時間、
この国の首都を歩き回る。



喧騒の通りを歩いていると、
時折唐突に、
歴史的建造物が現れる。



先住民を虐殺し、駆逐してでも、
この地に根を張らざるを得なかった
ヨーロッパ人たちの情念を思う。




日が暮れるのを待って空港へ。

36時間後には、
葉山に帰れるぞ。






2014年2月28日 Mirasol

2014年03月01日 | 風の旅人日乗




今いる国の言葉では、Mirasol。
太陽を見る、と名付けられた花。

お日様を追いかけるように
顔を巡らせていくから
私たちの国では、ひまわり。

昼夜も季節も
正反対の土地に住む人間が、
同じ観察眼で同じ種類の花を見る。


ある程度年齢を重ねると、
未知の人間や未知の環境と
接することが、億劫になる。

それはそれで、人間として
自然な流れでもあるようだし、
今現在自分の周りにいる
友人たちとだけ接しつつ、
今現在自分を取り巻く環境の中だけで
生きていくことは、
とても快適だと思えるし
なんの不満もない。


ところが今回の旅では、
未知だった文化との出会いと、
そこで生きる
未知だった人たちとの出会いに
衝撃的な喜びを感じていて、
そんな自分に、
自分で驚いている。



地球の真裏で、
まったく異なる文化の中で、
自分とまったく同じパッションで
おのれが選んだ人生を愛し、
後悔することを嫌い、
だから、
努力を続ける人たちに出会う。

年齢に関わらず、
新しい友人を作ることに
心を閉ざしてしまうのは、
もったいないということを知る。