新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

五輪とともに崩壊し始めた国と都のトップ

2021年06月25日 12時04分46秒 | 東京五輪疑惑

最近のニュースを見ると日本の「中枢」がもはや崩壊の道をたどっているのではないかと思ってしまう。
 
官邸関係者『指示が裏目に』 職域接種、受け付け停止に」 
 


さらに、呆れた声も多かった。
 
「んー、バカなのかな?」
「自治体の接種にまで影響を及ぼして、何やってんの、としか。オマヌケすぎる」 
」オリンピック盛り上げるためだけにワクチンばらまくふりをしたのかな…」
「供給量は事前に契約で明らかであったのに、イケイケドンドンでやるから失敗するんだよ。算数が出来たら判る話。」
「トップダウンの想定が甘過ぎ。学習されていないような。」
「「次の質問どうぞ」でダメだなとは思ってたけど、ワクチン担当大臣の仕事できなさ感が酷い。滞りなく接種が進むよう調達配布するのが仕事じゃないのかと。逆に余らせてる大規模接種会場もあるみたいだし…」
 
そしてある時期に米国でよく見受けられたこんな光景が東京のど真ん中でも発生していたらしい。
 
深夜からの行列に苦情 大規模接種センター、予約必須に
  

 
「徹夜組まで出てたのか。じゃあ当然始発組とかもいたんだろう。無碍に断れない、みたいな甘い対応してると結局収拾つかなくなるんだよ」
「徹夜で行列している間に感染リスクが高まっちゃうんじゃないかな(^_^;)?接種する意味がほとんどなくなっちゃうよ。」
「【深夜から「飛び込み」の若者が行列をつくるようになっていたため、ルールを厳格に適用する】 アホが」 
 
当初ワクチン大臣に任命された河野太郎が国内のワクチンに関するすべてを仕切るのかと思っていたが、コヤツは単なる「ロジ係」に過ぎなかったようで、五輪開催の切り札と言って憚らなかった菅義偉の一言で、「官邸関係者」といわれる取り巻き連中の進言により「大規模接種センター」や「職域接種」などと突如言い始めたものだから収拾がつかなくなってしまった。
 
そして、五輪のため海外から日本にやってくる選手や関係者の空港での水際対策が、実は全くの「ザル対策」であったことが改めて明らかになった。
 
隔離免除の特例入国 感染者さらに4人判明、計6人に 東京五輪
 
東京オリンピック・パラリンピックに参加するため日本に入国した外国の選手や関係者のうち、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、ウガンダ選手団の2人のほかに4人いることが判明した。内閣官房が毎日新聞の取材に明らかにした。

 内閣官房によると、入国後に感染が確認された選手や関係者は、2月にフランス1人、4月にエジプト1人、5月にスリランカ1人、6月にガーナ1人、ウガンダ2人。多くは来日直後の空港検疫で確認されたが、スリランカ1人は入国5日目、ウガンダ2人のうち1人も入国5日目に判明した。


 
海外からの選手や関係者は例外なく2週間の隔離が必要なのだが、来月の初旬からは毎日数百、数千人の規模の入国者が予想されるのだが、現状のお粗末な検疫体制では検疫スルーするかなりの連中が発生する可能性がある。
 
そうなれば、「五輪に“感染爆発ピーク"直撃…ワクチン神話の崩壊、G7会場周辺「2450%増」の凶報」という恐ろしいタイトルにも現実味が帯びてくる。
 
ワクチン先進国で感染再拡大が相次いでいる。16歳以上の8割が少なくとも1回目の接種を終えたイスラエルでは21日、1日の新規感染者数が約2カ月ぶりに100人を突破。同水準の接種率を誇る英国でも、約4カ月ぶりに1日1万人を超えた。ワクチン接種の“優等生"を蹂躙するのは、感染力最強のインド株。無策の果てに「ワクチン一本足打法」の菅政権に東京五輪を感染爆発から守れるはずがない。
 ◇  ◇  ◇
 英国はインド株による感染爆発がとりわけ悲惨だ。今年1月の6万人超から4月下旬には2000人前後まで1日の新規感染を抑え込んだが、先月下旬から急拡大。約2カ月で5倍に膨れ上がった。
 今月11~13日にG7サミットが開かれた南西部コーンウォール地方では感染者が急増。会場近くのセント・アイヴスでは、人口10万人あたりの新規感染者が13日までの1週間で前週比2450%も増えた。
 英国内では「G7がウイルスをまき散らした」との声が上がり、国際イベントがもたらす感染リスクが顕在化した可能性が高い。現地の惨状は五輪を控えた東京への「警報」だ。
 英公衆衛生庁は新規感染の99%をインド株と分析。改めて、その破壊力を実感させられる。医療ガバナンス研究所の上昌広理事長がこう言う。
「英国が主に使用しているファイザー製ワクチンは、インド株に対して感染予防効果が落ちるとの指摘もある。英国の感染状況はその実証例だと思います。ワクチン接種で後れを取る日本でインド株がまん延すれば、英国より大きな感染爆発に見舞われる恐れがあります」
 世界各国で「神話」が崩れつつあるのに、菅政権は相変わらずワクチン頼み。「切り札」「感染予防効果が期待される」と繰り返すが、2回接種を終えたのは総人口の8.2%に過ぎない(22日時点)。「安全・安心な五輪」を強調する割に、インド株の脅威にはほぼ“丸腰"だ。
昨年と同じ夏場流行の兆し
 実際、都内のインド株の増え方は驚異的だ。5月24日時点で5例だったのに、今月21日には43例に急増。約1カ月で8倍だ。五輪開幕までにはさらに膨れ上がるに違いない。
 その影響か、都内の23日の感染者は619人に上り、前週同曜日より118人増加。600人超は25日ぶりだ。直近7日間平均も1日あたり422.7人に増え、前週比109.9%。完全にリバウンド傾向だ。
 さらに緊急事態宣言明けの人流増が再拡大に拍車をかける。東京駅や新宿駅、渋谷センター街周辺などは、軒並み人出が増えている。
 ワクチン神話の崩壊、インド株急増、歯止めのかからない人流増――。“3重苦"にあえぐ中、五輪を開けば感染爆発からは逃れられない。
「昨年も今ぐらいの時期から第2波が襲い、8月初旬にピークを迎えました。現在も昨年と同じく、夏場の流行の兆しを見せているのです。このまま感染拡大が続くと、五輪にピークを迎えるでしょう」(上昌広氏)
「安全・安心」の五輪開催なんて、土台ムリな話。開幕前の宣言発令すら現実味を帯びてきた。

  
第5波が立ち上がっている東京では今日(25日)が都議会議員選挙の告示日である。
 
「五輪を開けば感染爆発からは逃れられない」とばかりに、開催都市の都知事に関してはこんな不吉な話がある。
  
昨年コロナの第1波が立ち上がった頃の小池百合子は、3月下旬の3連休が終わり、「東京五輪の中止ではない延期」が本決まりになるや否や、突如それまでの「新型コロナ対策を何もしない」姿勢から「先頭に立って新型コロナと戦う」ファイターへと豹変したのことは有名である
 
小池百合子が「詰んだ時には逃げる」のは何も今に始まった話ではなく、4年前の2017年の衆院選でも、投開票日に小池はパリにいたことが報じられていた。
 
『衆院選中に予定変えずパリ出張』小池都知事の“敵前逃亡"に大ブーイング」 
希望の党の小池百合子代表(65)が、衆院選の投開票日(22日)にフランス・パリに出張中であることを巡り、大騒動になっている。
 小池氏はフランス出張(21~25日)で、地球温暖化対策に関するイベントに出席するほか、2024年に開催が決まったパリ五輪に向けて市長や政府の五輪関係者らと面会する。
 衆院選の台風の目になるはずだった希望の党が失速したのは、小池氏が公示の直前に民進党と合流する際、リベラル系の国会議員を「排除する」と発言したことが原因だとされている。
 小池氏は巻き返しに徹底的なテコ入れを図るため、全国の小選挙区を遊説中。ところが、各政党の代表が「最後のお願い」を訴える選挙戦の最終日(21日)には、日本を離れてしまう。解散→衆院選の流れになる以前から決まっていたこととはいえ、新党を立ち上げた当の本人だけに、立候補してスケジュールをキャンセルするだろうと見るムキが多かった。
「小池氏は舛添要一前都知事の高額出張が大問題になったことを踏まえ、経費を抑えた。同行者は8人。衆院選の応援で出張を取りやめたり、代役を立てたりすると『都政を投げ出した!』と批判される。自分がまいた種。自分で刈り取るしかない」(都政関係者)
 衆院選の開票にあたっては、自民党をはじめ各政党が会場を設けて党首ら幹部が対応する。
 永田町関係者は「投開票日に党代表がフランスに“高飛び"だなんて聞いたことがない。小池氏はフランスと中継で結ぶつもりなのか?」と話す。
 衆院選で、希望の党の「顔」になった小池氏の“敵前逃亡"劇は「終わりの始まり」という見方まで出ている。
「民進党から希望に鞍替えした候補者は『小池さんに都議選の時のような勢いがない』と嘆いている。政権交代どころか、自民党に次ぐ第2政党の座も立憲民主党ブームの影響で危うい状況。選挙後、小池さんはどうするつもりなんだ!?」(前出の永田町関係者)

今回の都議選でも同じようなことが起きるかもしれない。


 
まあ、都議選なので都民以外にはたいした影響も関心もないかもしれない。
 
しかし総選挙となれば無関心ではいられないはずである。
 
「反対していても五輪が始まれば国民は熱狂する」と考えている菅義偉なのでそのため、9月5日にパラリンピックが閉会した直後、高揚感が冷めないうちに臨時国会を召集して衆院解散、10月に投開票という日程が有力視され、多くの評論家も似たような予想をしている。
 
しかし気になるのは菅義偉の本命は「任期満了選挙」という説があるらしい。
 
菅首相が目論む『同期のため』解散 10.21任期満了で永年在職表彰の“贈り物"を画策
 
「1996年10月20日に行われた第41回衆院議員選挙で初当選して以来、8回連続当選を重ねてきた菅総理と同期が、ちょうど在職25年を迎えます。国会議員は在職25年以上で永年在職表彰される。今の衆院議員の任期が10月21日までですから、同期が在職25年を迎える日を待って、任期満了の10月21日に衆院を解散するというのです。9月中に解散すると、落選や引退する同期は永年表彰を受けられない。同期を大切にする菅総理らしいシナリオです」(自民党中堅議員)
 菅首相は昨年、自民党総裁に選ばれた直後のあいさつで、わざわざ「当選同期のみなさん」と呼びかけて謝意を示した。組閣人事でも厚遇。田村憲久厚労相河野太郎行革相平沢勝栄復興相の同期3人を閣僚に起用した。
 さらに、党役員人事でも、党4役のうち佐藤勉総務会長下村博文政調会長山口泰明選対委員長の3人が初当選同期だ。山口選対委員長は途中で落選経験があるため今年は永年表彰の対象外だが、ほかには竹本直一前IT担当相など、自民党では計10人が今年10月で満25年を超える。・・・。
 コロナ対策最優先を口実に、菅首相が任期満了まで解散を先送りしたなら、それは“同期のため"ということだろう。

組閣で厚遇するだけならば安倍晋三と同様身内びいきの情実人事であったと済まされるのだが、永年在職表彰される同期のために解散時期を決めるという、不純な「動機」で解散総選挙するならば、「在職25年組」には選挙で引導を渡すべきである、とオジサンは思う。
 
   
  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さらに強力に変異する「デルタ... | トップ | 死ぬリスクと天秤にかけるベ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

東京五輪疑惑」カテゴリの最新記事