今週は連日最高気温が20℃超の地域が軒並みになりそうな関東地方。
昨夜来の雨で満開の桜は桜吹雪となり葉桜になったが、新入生たちの通学路をピンクの絨毯に模様替えしている。
すがすがしい朝であり、先週入園式を終え遠足まで体験した孫娘（3人目の孫）の毎朝の通園バス待機場所までのお見送り仕事が始まった。
近くに住んでいる息子の長女なのだが、両親が共働きで長期ローンに追われているため、出勤時間が早く、必然的にオジサン夫婦が孫の送り迎えを引き受けざるを得なかった次第。
朝の老夫婦の散歩としては、結婚40年目にして初めての経験である。
さて、少々古い記事だが、昨年の12月に沖縄の地元紙の琉球新報がこんな記事を発信していた。
「『戦略的必要性ない』 在沖海兵隊に元米軍高官言及 90年代分析 日本の経費負担好都合」
それによると、ブッシュ（子）政権で、パウエル米国務長官の首席補佐官を務めたローレンス・ウィルカーソン元陸軍大佐の発言として、「日本政府が多額の駐留経費を負担する在沖海兵隊はカリフォルニア州での経費より米側の負担は50～60％安く済むため沖縄の海兵隊駐留に正当な戦略上の必要性はなく（駐留は）全てお金と海兵隊の兵力維持のためだった」という。
以前から多くの識者が指摘してきたことなのだが、安倍政権は一切無視してきた。
今年に入り、最近、選挙中に安倍晋三首相と麻生太郎副総理の意向に「忖度」して自らの立場を利用して「安倍麻生道路」の調査費用の予算をとったと堂々と「バカ正直」に真実を語ったことにより更迭されたのが塚田一郎国交副大臣。
実は安倍晋三首相の地元では、よく似た安倍案件があると、すでに5年前にはジャーナリストの横田一がこんな内容を詳細に説明していた。
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■安倍アイランド
安倍首相の父・晋太郎時代から推進されてきた人工島「長州出島」は“安倍アイランド”と呼ばれている。「大型船が入港可能な国際港」を掲げ、755億円もかけて造成された。2009年から供用が始まったが、強風な上、既存の下関港の方が使い勝手がよく、期待していた外資のコンテナ船は寄りつかなかった。利用がほとんどない状態なのに、安倍政権は人工島と本州と結ぶ6・8キロの巨大バイパス整備に動き、720億円もの血税が投じられた。（日刊ゲンダイより）
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そして最近こんなツイッターを見つけた。
この「安倍アイランド＝長州出島」は、普天間の移設先にピッタリみたいですね！
— kmokmos＠まきてーないびらんどー！ (@kmokmos_) 2019年4月7日
もう辺野古に基地を作る必要もなければ、環境破壊もムダ金も使う必要一切ない！
安倍の唯一の功績になるかもなのに、なぜ普天間を「安倍アイランド＝長州出島」んい移設しない！安倍！https://t.co/odxAC1fm4z
どうやら、この元ネタはこんな記事らしかった。
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<普天間飛行場の移設先は、安倍首相の地元「下関市長州出島」が最適～地政学的にも納得の場所と話題>
2019年02月28日 17:54 NetIB News
「在沖米軍は中国に対する抑止力」は妄想レベルのこじつけ
24日の沖縄県民投票の結果を無視して、辺野古での新基地建設に突き進む安倍政権。政府は、普天間飛行場の移設先として「辺野古移転が唯一の解決策」と繰り返してきたものの、その根拠が明確に示されたことは、じつは1度もない。
沖縄に米軍基地を集中させる根拠として民間レベルの議論でよく持ち出されるのは、中国の軍拡に対する「抑止力」になるとする説。しかし、こういった議論で語られる「抑止力」という言葉は、いまでは非現実的な「妄想」レベルのこじつけにすぎないことがわかっている。
そもそも在沖米軍は米軍の世界戦略のなかに位置付けられており、日本を守るために駐留しているのではない。米軍が具体的に活動を想定しているのは西太平洋やインド洋などで、すでに1990年代初頭には米政府の高官が「沖縄の海兵隊駐留に戦略上の必要性はない」と分析していたことを認めている。
さらに在沖海兵隊の大部分がグアムに移ることが決定しているいま、もはや海兵隊は抑止力としての戦力には到底足りないうえに、「抑止力として、なぜ自衛隊ではなく米軍基地が必要なのか」という根本的な疑問も解決しないままだ。
在沖米軍を抑止力という文脈で語ること自体が差別的で、危険ですらある。基地の存在はすなわち仮想敵国にとっての攻撃対象でもあり、沖縄は再び本土の捨て石となる危険性と隣り合わせの日々を、戦後70年以上押し付けられてきたのだ。
普天間基地を安倍首相のお膝元、「長州出島」へ移設はいかが？
政府が求める普天間飛行場移設先の代替案として、いまネット上で話題の場所がある。抑止力・基地機能として有効であるばかりでなく、現実的もある代替案……それは安倍首相の地元、山口県下関市の人工島、「長州出島」だ。
長州出島は、下関市の西方約1キロの日本海上にある、完成面積約147haの人工島（辺野古の埋め立て面積は約160ha）。1995年度に第Ⅰ期整備工事が始まり、2009年3月から一部使用が始まっている。長州出島プロジェクトは、誰あろう安倍首相の父である安倍晋太郎氏（1991年没）の肝入りで始まった大型公共事業。例によってと言うべきか、約765億円が投入された巨大プロジェクトにもかかわらず、運用開始から10年たった現在も利用状況ははかばかしくない。にもかかわらず、クルーズ船を呼び込むためとする岸壁延伸工事や巨大アクセス道の整備などが進み、税金が吸い込まれるだけのブラックボックスと化しているのは、公共事業推進（バラマキ）の“先進地”山口県の面目躍如か。
長州出島が普天間飛行場の移設先に推されているのは、なにも「安倍首相のお膝元だから」「辺野古の埋め立て面積とほぼ同じだから」という理由だけではない。人工島が作られた場所が、抑止力の置き場としてあまりにも絶妙なのだ。まず、海兵隊を輸送する強襲揚陸艦の母港である佐世保基地（米海軍）や海兵隊岩国基地も近く、長州出島に駐留すれば国内全域がオスプレイの作戦行動圏内に入る。中国や朝鮮半島有事に対応可能なだけでなく、ロシアに対する抑止力にもなりうる――中国脅威論を背景に米軍基地の沖縄固定化を主張する「にわか地政学論者」も納得せざるを得ない、1粒で2度も3度もおいしい圧巻の実効性を備えた移設候補地なのだ。
もし普天間基地を長州出島に移設することができないとするのならば、政府は、そして安倍首相は沖縄県民が納得する反論を示すべきだろう。そう、こういった具合に。
安倍首相「基地が近くにあるのは危険だ。いつ事故が起きるかわからない」
（そうです。基地は危険なんです）
安倍首相「お金がかかるじゃないですか」
（辺野古での埋め立て費用は、沖縄県の試算では2兆5,500億円にのぼります）
安倍首相「山口県民を危険にさらすつもりですか」
（沖縄県民は70年以上、危険にさらされ続けてきました）
安倍首相「山口県民や下関市民が納得しない」
……ちょっと待ってください。24日の沖縄県民投票の結果、むろん、ご存知ですよね？
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ネット上では予想以上の反応があった。
山口県の安倍支持者の皆さん??
— 怒助亭姐好どすけていしゃこう (@Doskevich) 2019年4月8日
是非沖縄の基地を「安倍出島」に誘致して、防衛力強化、基地補助金獲得してください??
それでも土地が余る様でしたら、原発、核汚染物質保管施設の誘致を忖度して貰いましょう??https://t.co/v3JV6TuW5s
さらにはネット掲示板にはこんな声もあった。普天間移設先に、下関市長州出島があるから、工期予算不明の辺野古埋立即刻中止。血税垂れ流すのはやめよう。
— Hideaki SUZUKI (@haruku3) 2019年4月7日
流石の安倍晋太郎氏、息子がアヘだと見越し、ちゃんと良い処を作ってくれていた。ありがとうw
運用10年経つも殆ど活用されず、たった765億で済んだらしい。
https://t.co/hLaV1aErEu
「長州出島が普天間飛行場の移設先に推されているのは、なにも「安倍首相のお膝元だから」「辺野古の埋め立て面積とほぼ同じだから」という理由だけではない。
人工島が作られた場所が、抑止力の置き場としてあまりにも絶妙なのだ。
まず、海兵隊を輸送する強襲揚陸艦の母港である佐世保基地（米海軍）や海兵隊岩国基地も近く、長州出島に駐留すれば国内全域がオスプレイの作戦行動圏内に入る。
中国や朝鮮半島有事に対応可能なだけでなく、ロシアに対する抑止力にもなりうる――中国脅威論を背景に米軍基地の沖縄固定化を主張する「にわか地政学論者」も納得せざるを得ない。」
「素晴らしいアイデア！
大賛成！
自分は以前から、長崎・佐賀あたり(強襲揚陸艦 への利便性)を推していましたが、この案は秀逸。
ただし、飛行場ではなく海兵隊の駐屯基地として。飛行場は岩国、揚陸艦は佐世保とすれば丁度良い距離感に全てが揃う絶妙の基地群がパッケージングされる。
問題は沖縄の全海兵隊基地を収めるには広さが足りない事だか、現状の島を後3～5倍追加埋め立てすれば厳しいが何とかなる。足りなければ長州陸地側で調達すれば済む。それでも現状の辺野古案より予算は格段に安くつくはずです。
何より地元の反対はほとんどない。アメポチ抑止力カルト阿部・麻生の地元・支持者の地盤だからね。」
安倍政権の、「世界一危険な普天間基地の危険性を除去するには辺野古移転しかない」との常套句は、隠していた軟弱基盤が公になりかかる費用が2兆円規模で期間もさらに10年も先という非現実性も明らかになり、余りにも普天間基地周辺の住民を馬鹿にしている。
現在行われている衆院沖縄3区補選における電話世論調査では米軍普天間飛行場の「辺野古移設問題」が42.0％と最も高いので、フリージャーナリストで新人の屋良朝博が「普天間の移転先は安倍アイランド」と訴えれば、反対する沖縄県民は皆無であり、失格の烙印を押されている元沖縄北方担当相の島尻安伊子に圧倒的な差をつけて当選するのではないだろうか、とオジサンは思う。
