新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

米国民のように選挙で独裁者を葬りさせろ

2020年11月08日 11時59分20秒 | 菅義偉

先週の金曜日で衆参の予算委員会は終了したらしいのだが、参議院での予算委員会は手慣れた野党議員の鋭い質問には、初心者マークの菅義偉には荷が重かったようであった。


本来ならばこのようなシドロモドロの菅義偉の答弁を包み隠さず夜のテレビニュースで放映すれば、多くの国民に「ヤッパリ菅義偉はダメだ」と知らしめることができたのだが、残念ながらNHKニュースにはこの場面はすべてカットされていた。


11月6日の参議院予算委員会での菅義偉の国会答弁を聞いた事情を知っている前会長が反論していた。
 
人事めぐる事前調整「なかった」 山極前会長が首相答弁に反論<学術会議の任命拒否>

◆官邸が「うわさ」として注文、山極氏「忖度したくない」
 5日の参院予算委員会で、菅氏は「以前は正式な名簿の提出前に、内閣府の事務局などと会議の会長との間で一定の調整が行われていた」と発言、「(任命拒否があった)今回は推薦前の調整が働かず、結果として任命に至らない者が生じた」と述べた。会議による候補推薦の法的位置付けについても「推薦を尊重しつつも任命権者として判断する」と、首相に裁量の余地があるとの認識を示した。 これに対し、山極氏は「(内閣府日本学術会議事務局の)事務局長は105人の(推薦者)名簿を提出前に杉田さんに見せていると思う」と指摘。その上で「(官邸側から)何か言われたとの話が伝わってきたが、直接言われていない。官邸側が『うわさ』として注文を付けて、こちらが名簿の構成を変えれば、官邸は『何も言っていない。会議が自主的にしたことだ』と言うだろう。そんな忖度はしたくない」と、会員の選定人事に介入しようとした官邸側の姿勢を批判した。
◆大西氏も「事前に調整したこと一切ない」
 一方、菅氏から「一定の調整が行われていた」と指摘された大西氏も取材に応じ、「官邸に事前説明はしたが、要望を受けて選定過程も含め、事前に何かを調整したということは一切ない」と反論、「2016年の補充人事では官邸が難色を示したが、選考委員会で議論し『官邸の要望は受け入れられない』と判断したまで。調整をしたとは思っていない」と回答した。
 大西氏と同時期に選考委メンバーだった別の幹部も「首相は、調整は会長と『内閣府の事務局』との間で行われたと言っているが虚偽だ。会長と事務局が人事で実質的なやりとりをすることはあり得ず、相手はあくまでも杉田副長官。杉田氏を表に出さないために『事務局など』と姑息な説明をしている」と指摘した。

そして予算委員会がすべて終了し、「なんとか逃げ切った」と思ったのか、こんな事実が明らかになった。
 
官邸、『反政府先導』懸念し拒否 学術会議、過去の言動を問題視か」 

首相官邸が日本学術会議の会員任命拒否問題で、会員候補6人が安全保障政策などを巡る政府方針への反対運動を先導する事態を懸念し、任命を見送る判断をしていたことが7日、分かった。安全保障関連法や特定秘密保護法に対する過去の言動を問題視した可能性がある。複数の政府関係者が明らかにした。
 菅義偉首相は国会審議で6人の任命拒否に関し「個々の人事のプロセスについては答えを差し控える」と繰り返し答弁。拒否理由は今回の問題の核心部分となっていた。日本学術会議法は会議の独立性をうたっており、政治による恣意的な人事介入に当たるとして、政府への批判がさらに強まる可能性がある。

 


こんなタイトルをつけるメディアには多くの批判が。


それにしても、研究者が学術的見地から政府の見解に異をとなえることを「反政府運動」と見出しに書くとは、いったいどこの独裁国家の御用メディアなのかとあきれてしまう。
 
政府広報紙とか政権擁護紙と呼ばれるような讀賣新聞・産経新聞ならいざ知らず、「通信社」レベルまでもがこんな表現をするようでは、国民を誤った方向に導く危険がある。
 
こんなレベルのメディア批判は置いといて、あきれ果ててしまうのは国会の答弁の中で、「私は承知してませんでした」、「それは私じゃなくて、みなさんが考えることだと思います」、「私自身はそういう状況だってことは思っていません」等々、かつての官房長官会見での気に入らない記者からの質問にぶっきらぼうに答えた菅義偉そのままであったことである。
 
日本の「民主主義」、「立憲主義」、そして「平和主義」を破壊しつくした安倍晋三がいなくなり、多くの国民が少しは良くなるだろう、いや良くなってほしいと期待を込めた菅義偉であったが、いざふたを開けたら中身はまさに「スカスカ」だったという悲惨さ。

 
おそらく今の自浄能力がない自民党には期待できないことは明白であり、総選挙で国民が「自民党NO!」を突き付けない限り、このようなポンコツ独裁者気取りの輩が後を絶たないのではないだろうか、とオジサンは思う。 
 
 

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