新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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哀れな菅義偉だが「逃げ恥」だけはさせてはならぬ

2020年11月03日 11時26分39秒 | 菅義偉

ネット民(?)の用語には時にはついていけないような表現が昔から存在するが、「菅官房長官」時代には、「ガース」という呼び名が多かった。
 
そして総理大臣になってからは、「カス総理」などと言われ始めている。
 
 しかし昨日から始まった臨時国会での衆議院予算委員会では菅義偉は「本物のスカ」振りを縦横無尽に発揮していたようである。
 

今井雅人(立憲民主党)VS菅義偉内閣総理大臣 2020年11月2日衆議院予算委員会

 

川内博史(立憲民主党)VS菅義偉内閣総理大臣 2020年11月2日衆議院予算委員会  
 
学術会議は、結局総理が任命拒否という権力を振りかざす事で快感を得ようとしてやったやり口が、相手が悪く大ごとになっちゃったってことでしょ。質問にトンチンカンな方向の回答をする…総理は国民に説明するのが仕事でしょ!?しっかり仕事してください!民間だったらそんな回答じゃ、低評価が下され速攻地方へ飛ばされますよ。」
 
衆院予算委で露呈…パワハラ菅首相は本物の『スカ』だった」(日刊ゲンダイ) 
      
「ですから、ですから」――。「権力」の使い方を勘違いしている「パワハラサディスト」の頭の悪さには小中学生も驚いているだろう。つくづく、こんな男が総理大臣なんて日本は世界の笑いものになるだけだ。
「全集中の呼吸で答弁させていただきます」。2日の衆院予算委で、野党側の質問前にこう切り出して大スベリした菅首相。日本学術会議の会員任命拒否の理由を繰り返し問われたものの、従前のワケの分からない説明を繰り返すばかり。もはや、議論がかみ合わないというレベルじではない。質問されたことに対し、まったく的外れの答弁を繰り返していたからむちゃくちゃだった。
 菅首相は、与党議員の質問に対し、「閉鎖的で既得権益のようになっている」とも答えていたが、「閉鎖的で既得権益」になっているのは他ならぬ今の政府、自民党だろう。さらに「推薦した方をそのまま任命する前例を踏襲するのは止めるべきだ、と判断した」とも言っていたが、学術会議法に従って推薦することは「前例踏襲」でも何でもない。
 「法律」=「前例踏襲」と考えているとすれば論外。思考停止状態の自民党議員はともかく、菅の周辺や親族も「正しい」と考えているのであれば、あの「マンセー国」と変わらない。
 近年の歴代自民党政権で、麻生元首相は「勘違いのアホウ」、安倍前首相は「思い込みのアベ」と言われてきたが、どうやら菅首相は「本物のスカ」のようだ。

 
菅首相「加藤陽子先生以外は承知してない」 著作も未読」 

 
『加藤陽子先生以外を知らない』のに悩んだ首相」 
 
  
首相、任命拒否5人の名前・業績「承知せず」 野党「支離滅裂」と批判 学術会議問題(東京新聞)
菅義偉首相は2日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員推薦過程について「閉鎖的で既得権になっている」と指摘した。6人を任命拒否した理由は説明しない一方、「結果として民間人や若い人が増えるようにした方が良いと考え、判断をした」と述べ、会員構成の偏りの是正が目的だったと明言。野党は「支離滅裂だ」と批判した。
 新会員の選定では、定数210人の会員と約2000人の連携会員がそれぞれ2人まで推薦し、選考委員会などを経て候補者名簿を作成する。首相はこの過程について「会員や連携会員とつながりを持たなければ会員になれない仕組み」と指摘し、官房長官時代から問題意識を持っていたと明らかにした。
 学術会議が提出した105人の名簿については「見ていないのは事実だ」と改めて認めた。除外した6人のうち、加藤陽子東京大教授を除く5人の名前や業績は「承知していなかった」と語った。6人とも安全保障関連法や特定秘密保護法などに反対していたことについては「政府の法案に反対したから(任命拒否した)ということはあり得ない」と関連性を否定した。判断の際、「悩みに悩んだ」とも語った。
 学術会議のあり方を検討する自民党プロジェクトチーム事務局長の大塚拓氏は、会員人事が硬直化しているとして組織の見直しを要求。井上信治科学技術担当相は「既得権益化しているようなことがあれば問題で、検証、見直しをしたい」と応じた。立憲民主党の今井雅人氏は「組織の話をするのは論点のすり替えだ」と反発した。
 日本学術会議法上、首相に推薦通りの任命義務はないと確認した内閣府の内部文書について、加藤勝信官房長官は2018年の作成当時、山極寿一会長には内容を口頭で説明しただけだったと答弁した。

 
首相、迷走する任命拒否理由 野党「国会国民を愚弄」学術会議問題(東京新聞)  
日本学術会議の新会員任命拒否問題は2日、衆院予算委員会に舞台を移して論戦が交わされた。菅義偉首相は自民党と歩調を合わせて学術会議のあり方に批判の矛先を向け、野党は政権への異論封じを狙った違法な人事だとして追及。6人の任命拒否の理由は明らかにならなかった。(木谷孝洋、川田篤志)
■既得権
「閉鎖的」「既得権益」。首相がこの日、新会員の任命拒否の正当性を主張するのに、繰り返し使ったのがこの言葉だ。
 学術会議の組織見直しを訴える自民党の大塚拓氏は、新会員候補者は現会員らが推薦した者が大半を占める現行の選考システムに問題があると指摘。「特定の既得権集団がポストをたらい回しにしている」と語気を強めた。
 首相は呼応する形で会員枠が既得権益化しているとの認識を示し「前例踏襲はやめるべきだと判断した」と任命拒否の狙いを説明。官房長官時代から会員選考の現状に懸念を持っていたとも述べ、組織見直しに意欲を見せた。立憲民主党の今井雅人氏は「組織の話をするのは論点のすり替えだ」と反発した。
■迷走
 組織論には冗舌だった首相だが、任命拒否の理由に関しては歯切れの悪い答弁を繰り返した。
 今井氏は、菅氏が自著でNHK改革に反対した官僚を更迭したという総務相時代のエピソードを明らかにしていると指摘。今回も同様に説明すべきだと迫ったが、首相は「(教授らの)公務員への任命と、既に公務員である人の人事異動は異なる」と応じなかった。
 首相は学術会議の多様性を確保する観点から6人を任命拒否したと説明しているが、6人には「少数派」の私大所属も含まれている。この点についても、首相は「個々人について答えは控える」と繰り返した。若手研究者が少ないと言いながら、53歳の宇野重規東大教授は若手に当たるか問われると「認めない」と答弁。直後に加藤勝信官房長官が「若手かどうか答えられない」と修正するなど迷走する場面もあった。
■キーパーソン
 今井氏は「いいかげんで肝心なことは何も答えていない。ますます疑惑が深まった」と首相を批判。共産党の小池晃書記局長は記者会見で「(質問を)門前払いする姿勢は、国会と国民を愚弄すると言われても仕方がない」と強調した。
 野党は事務方トップの杉田和博官房副長官が真相究明の鍵を握る「キーパーソン」と見定める。与党はこの日の衆院予算委の理事会でも杉田氏の国会招致を認めなかったが、野党側筆頭理事の立民の辻元清美氏は記者団に「承服しかねる」と招致を求めていく考えを示した。
  

 
自分の言葉で答弁せず、官僚・秘書の答弁書やメモをそのまま棒読みする菅義偉。
 
そもそも答える気が全くない菅義偉。  
 
予算委員会の初日から予想通りの議論にはならなかった。
 
菅義偉が「任命拒否」した理由をまともに答えられないことを知っている野党側が質問しているので、哀れな菅義偉は従来の官僚作成答弁書を「壊れたテープレコーダー」のごとく読み上げるだけであった。
 
本来ならば「言葉のキャッチボール」と言われるように国会審議は、相手の質問に答えなければ話は進まない。
 
それにもかかわらず、菅義偉始め政府側は、野党の投げたボールを故意にそらし別の球を投げ返すといったふざけたことをやっていた。

今後は日本のメディアは米国の大統領選挙一色になり、国会中継などは政府に都合の良い部分を切り取りして流せば、国民を騙すことができると考え、来年の通常国会まで逃げ切ろうとしているのではないだろうか、とオジサンは思う。  
 

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