新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
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トカゲのしっぽ切りで菅義偉をこのまま逃げさせるな!

2021年02月22日 11時30分51秒 | 菅義偉

一昨日あたりから目のかゆみが気になっていたが、「医者に行かないのが唯一の取柄」と豪語していたうちのオバサンが、唯一の弱点である「花粉症」に悩まされ始めてしまった。
 
コロナ対策ではなく鼻水抑止のために家の中でもマスクを着ける始末。
 
同じような人は国内には多くいるらしく、こんな恨み節が聞こえてくる。


まあ、小池百合子の「12のゼロ」という公約は、中身のない実現の道筋があいまいなので、そんな政策をすべて「積分」しても結果は「ゼロ」だったという証であろう。
 
さて、政治家のカネの使い方に関して昨年の12月頃、こんな記事があった。
 
行きつけ店は?2年で1.5億円、大臣らの飲食費を分析
2018~19年の2年間で政治家側は1234店に計1922回、総額1億5358万431円を支出していた。支出先の1~4位はホテル関係が占めており、トップ20ではさらに二つのホテルがランクイン。自由党の副幹事長を務めた平野貞夫さん(85)は「ホテルは出入り口が多く、人知れず会合を開くにはうってつけ」と話す。トップ20にはこのほか、割烹とすしも3店ずつ入った。
 支出回数を議員別に見ると、最多は武田良太総務相=衆院福岡11区=の443回(計3151万1447円)。最も頻繁に使っていたのはすし店で、3回に1回の割合だった。東京・赤坂の割烹2店に計32回で約860万円を支出していたのも目立つ。この2店は会員制と一見客はお断りの店で、1回で100万円近く支払った例もあった。これらの店関係者によると、1~2カ月分の代金をまとめて請求しているという。武田氏の事務所は「法令に基づいて適正に処理しています」とした。

  
さらには、こんな詳細の分析記事まであった。
 
政治家 行きつけ20選政治資金特集『支出編・飲食店ランキング』

「政治家 行きつけ20選政治資金特集『支出編・閣僚・党首ランキング』」

 
税金から各政党に支給される政党交付金の額が野党にくらべて桁違いに多いのは所属国会議員数に応じているために当然なのだが、問題はその使途内容であろう。
 
どうみても、真っ当な政治活動とは思えない使途が明らかになった。
 
エルメスや高級和牛に政治活動費 閣僚4人、誰に贈った
エルメスには「贈答品費」、高級和牛店には「土産代」を支出――。閣僚らの2019年の政治資金収支報告書を調べたところ、こういった名目で様々な贈り物が政治活動費として計上されていた。支出が100万円を超えたのは4人。政治資金規正法では、収支報告書に贈り先などを記載する必要がないため、専門家は「適正な支出かどうかチェックできない」と指摘している。同法は、国会議員が関係する政治団体について、1万円を超える支出を収支報告書に記載するよう義務づけている。ただ、購入金額と年月日、購入先を示せばよく、中身を記載する必要はない。朝日新聞は、菅内閣の閣僚が代表の政党支部と資金管理団体について、19年の報告書に「贈答」や「土産」などの名目で計上された支出を集計した。支出先が百貨店や酒店と記載された「品代」も含めた。

100万円を超えたのは西村康稔経済再生相(約716万円)▽加藤勝信官房長官(約353万円)▽麻生太郎財務相(約233万円)▽武田良太総務相(約149万円)だった。

 支出が最多の西村氏は、自身の選挙区(兵庫9区)にある店での購入が目立った。兵庫県南あわじ市の農業法人から19年7月、約111万3千円分を購入。ブランド牛「淡路ビーフ」の専門店からも計5回、67万円分を購入した。通販サイトには、1キロ1万9440円の「すきやき肉・極上」、1万6200円の「焼肉最上級」などを取りそろえている。西村氏は一度に25万円を購入したケースもあった。百貨店の三越伊勢丹では20件計約375万円を購入していた。

 加藤氏は、都内の百貨店や大型商業施設での購入が目立つほか、高級ブランド・エルメスに贈答品として約3万5千円を支出。加藤氏は18年にも6回、計約20万円をエルメスで使った。麻生氏は、国会に程近い東京・永田町の酒店での購入が多く、武田氏は地元・福岡名産のめんたいこ店を頻繁に利用していた。
 朝日新聞は4氏に購入した商品や個数を尋ねたが、「政治資金規正法が定める記載事項以外の詳細は、法の趣旨に鑑み回答していません」(加藤氏)などの回答だった。贈り先についても尋ねたところ、西村氏と加藤氏の事務所は「選挙区外の方へ」と回答。4氏とも具体的な贈り先は示さず、「法令に則(のっと)り処理し、(収支報告書で)報告しています」などと説明した。
 公職選挙法は、政治家が選挙区内の人に金品を贈ることを禁じている。政治資金に詳しい日本大学の岩井奉信教授は「購入品の中身や贈り先が分からないため、公選法が禁じる寄付かどうか、現行制度ではチェックできない。そもそも、物品を贈ることが政治活動で本当に必要なのかも疑問だ」と指摘する。
一度に25万円を購入したケースも
 加藤勝信官房長官が2018~19年の2年間で約23万円分の「贈答品」を購入したエルメス。1回あたりの支払額は2万1600~6万480円だった。エルメスの公式オンラインショップを見ると、この金額で購入できるのはスカーフやネクタイのほか、ピアスなどがあった。香水は1万~2万円台のものが並び、口紅も多数ある。


 
「政治活動費」は「政活費」とも呼ばれるが最近の国会議員連中のなかには「生活費」と勘違いしている輩が多い。
 
ところで、どう見ても単なる「会食」とは思えない利害関係者との高級店での食事は、あきらかな「違法接待」であると総務省は認めざるを得なかった。
 
首相の長男らと会食『接待』と結論へ 総務省 計11人処分の方針
    
 
「当初、総務省は、会食の目的を“忘年会”“意見交換”と国会で説明し、『東北新社の事業が話題にあがったことはない』『BSやCSの話が話題にあがった記憶はない』と強調していました。ところが、『週刊文春』が公開した会食時の音声データには、菅長男が“BS”と連呼し、衛星放送事業の審査について話し合う会話がハッキリ残っていた。国会で嘘をついていたことがバレてしまった。さすがに更迭せざるを得なくなったということでしょう」と政界関係者がいっていたらしい。
 
今回の一件は「国家公務員倫理規程違反」どころではなく、菅ファミリーを巻き込んだ贈収賄事件に発展する可能性もある深刻な問題であろう。
 
「菅さんの長男から会食に誘われたら、官僚は断れないでしょう。とくに総務省は菅さんの直轄地だから、なおさらです。もちろん、菅さんの長男と仲良くなれば出世にプラスになるというスケベ心もあったでしょうが、断ったら出世に響くという気持ちだったと思う。菅さんの長男は、まだ40歳の部長職でしょう。普通は、課長補佐と会うことだって難しい。総務省ナンバー2である審議官ら幹部4人が会食を共にしたのは、バックに総理の威光があったからですよ。長男だって、父親あっての自分だとわかっていたはずです」
という霞が関関係者の証言もある。
 
「官邸に人事を握られている官僚は、首相の顔色をうかがわざるを得ません。とくに菅首相は『恐怖』で官僚を支配しているからなおさらです。実際、異論を唱えた官僚は飛ばされ、かしずく官僚は重用されている。官僚は生きていくために、行政をねじ曲げてでも、首相の意に沿うしかない状況です。本来、公務員は国民に奉仕する立場ですが、この8年間の安倍・菅政権によって、全く違う方を向いてしまっている。今回、処分を受けた総務官僚は、口を割らずに菅首相を守ったわけですから、ほとぼりが冷めたら『栄転』するのかもしれない。同じような人事をモリカケ問題で何度も目にしてきましたが、こんなことは許されません。徹底追及すべきです」
(高千穂大教授の五野井郁夫)
 
菅義偉は常々「縦割りの打破」を口にしていたが、実はやっているのは恐怖政治による霞が関の支配であった。
 
トカゲのしっぽ切りで菅義偉をこのまま逃げさせるわけにはいかないであろう、とオジサンは思う。  

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