日曜美術館「千年の花を咲かせたい 小泉淳作・東大寺ふすま絵に挑む」 の番組を見て、去年の夏に建仁寺の法堂・天井画を思い出しました。すごい迫力だったことを~86歳・数年がかりの歳月をかけて取り組まれ大作を完成されました。約1300年の歴史を誇る奈良の東大寺・本坊の襖(ふすま)絵。小泉さんは、桜や蓮(はす)の花々で、襖を埋め尽くす制作に挑まれ、そのデッサンの数々は素晴らしいでした。人生を賭(と)して、大作に挑む小泉さんの制作風景は「無」の境地、何も耳に入ってこないような、只もくもくと絵に向う姿は神々しいでした。生命の炎をたぎらせ、ご本人の口から出た言葉は、ただただ、「我慢」 の一言!「なぬー」 ひとりの老画家からでた言葉が「我慢」 とは~さもあらん、気の遠くなるような大作ですもんね。一朝一夕にはできあがりません。我慢の大作とは~聞いてみないとわからないもんですね。(笑) 小泉さんが日本画家として注目を浴びたのは1970年代半ば、50歳を過ぎてからとか?芸術って、そんなもんなんでしょうね。年を重ねてモノの見かたも円熟して、それを表現するんですもんね。人の心を打つ絵の完成品には、命が宿っておりました。歴史に残る絵にはサインは必要ないとも仰ってました。重みのある言葉ですね。是非皆さんも機会があれば一度、ご覧になってみてください。今日は小泉淳作画家のお話でした。cyicyikatsuko
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