DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

フック、世界王座への返り咲きならず(WBCクルーザー級)

2017年04月04日 01時13分10秒 | 世界ボクシング
先週末1日・土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBCクルーザー級王座決定戦:
マイリス ブリエディス(ラトビア)判定3対0(118-109、117-110、116-111)マルコ フック(独)

*試合前の掛け率で、敵地での世界初挑戦にも関わらず、かつて同級で安定政権を築いていたフックを上回ると見られていたブリエディス。結果はその予想通りとなりました。ラトビア人はかつて同級のWBO王座を13度守ってきたフックを上回り続けました。硬いガードで相手に迫るという自分が築き上げてきたボクシング・スタイルで戦いながらも、結局はそのために敗れたフック。これも時代の流れというんでしょうかね。

後半戦に入り、ようやくエンジンがかかり始めたフックですが、時すでに遅し。大差の判定負けを喫し、2015年以来の世界王座返り咲きはなりませんでした。しかし試合後のインタビューでは、まだまだ現役へのこだわりを見せています。

現WBO同級王者アレくサンデル ウシク(ウクライナ)に続いて、同級に新たな流れを加えることに成功したブリエディス。フックが保持していたマイナー団体IBOのベルトは、同団体への承認料を払わなかったため、空位となったのはご愛敬といったところではないでしょうか。
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