DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

オルティス、暫定ながらも世界の頂点に(WBCスーパーウェルター級:暫定王座)

2024年08月15日 05時18分40秒 | 世界ボクシング

先週末10日・土曜日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーウェルター級戦(暫定王座):
挑戦者バージル オルティス(米)判定2対0(114-112x2、113-113)王者イセルヒイ ボハチュク(ウクライナ)

*24勝(23KO)1敗のボハチュクに、21戦全勝全KOのオルティスが挑戦するという注目の一戦が実現しました。両者の戦績が反映されるかのように、ボハチュクとオルティスが36分間を通し打ち続けるという超打撃戦が繰り広げられました。

初回、8回と王者がダウンを奪うも、その都度挑戦者が打ち返すというファンが大喜びする展開が続きます。ウクライナ人がシャープなパンチでポイントを奪ったと思いきや、米国人はパワフルなボディー攻撃で反撃。採点が非常に難しいラウンドが続いていきます。

オルティスにとり、10回以降は未知数のラウンドとなりましたが、終盤戦でも攻撃力が衰える事はありませんでした。結局は試合終了のゴングを聞いたこの戦い。挑戦者が2度のダウンを跳ね返し、僅差ながらも勝利。初の判定勝利を経験すると同時に、暫定ながらも世界のベルトを腰に巻くことに成功しました。

 

下記は2024年8月15日現在の、スーパーウェルター級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:テレンス クロフォード(米/防衛回数0)
WBC:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBC(暫定):バージル オルティス(米/0)
IBF:バフラム ムルタザリエフ(露/0)
WBO:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBO(暫定):テレンス クロフォード(/0)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/3)
日本:出田 祐一(三迫/2)

*超がつくほどの大激戦を演じたボハチュクとオルティス。こんなすごい試合を見せられると、テレンス クロフォード(米)は同級では役不足に、前WBO王者ティム チュー(豪)は、遅かれ早かれ王座から転落していただろうと思えてしまいます。今回の一戦は、年間最高試合候補の一つと言って過言ではないでしょう。

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