先月28日、滋賀県大津市ダイハツアリーナで行われた試合結果です。
IBFミニマム級戦:
挑戦者ペドロ タドゥラン(比)TKO9回2分50秒 王者重岡 銀次郎(ワタナベ)
*世界王者ながらも今後も大いに飛躍が期待された銀次郎が、まさかの王座から転落。滋賀県で行われる初の世界戦に花を添える事は出来ませんでした。
銀次郎は彼から数えて3代前の王者で、指名挑戦者となタドゥランを3度目の防衛戦の相手として迎えました。サウスポー(左構え)同士の対戦となったこの戦い。序盤戦から元王者の左パンチが現王者を襲っていきます。どのラウンドも「どちらかというと比国人が有利かな?」という展開が続いていきます。
徐々に、徐々にではありますが、タドゥランにペースが傾いていき、銀次郎にはダメージが積み重なっていきます。中盤以降は右目の腫れも目立つようになった王者。銀次郎も最後まで奮戦しますが、9回終盤にレフィリーストップとなってしまいました。
実兄優大に続き、世界王座から陥落してしまった銀次郎。右目の眼窩底骨折と診断されたようです。優大は今月末に再起戦に臨みますが、銀次郎も怪我から回復後、それに続いてもらいたいですね。
世界王座の交代が起こった最軽量級。下記は2024年8月5日現在の、ミニマム級の王者たちとなります。
WBA:ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBC:メルビン ジェルサレム(比/0)
IBF:ペドロ タドゥラン(比/0)
WBO:オスカル コラーゾ(プエルトリコ/3)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:小林 豪己(真正/1)
日本:高田 勇仁(ライオンズ/4)