ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

大阪のコリアタウン・猪飼野と、統国寺を訪れる

2010-01-06 23:30:57 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 1月4日、半日ばかり大阪を歩きましたがな。
 いやー、街の雰囲気なんか、韓国と似てまんなー。新世界あたりの店のごてごてーっとした感じとか、地下街に流れる音楽のボリュームの高さとか・・・。そういう目で見ると、大阪人の歩き方とか風貌なんかも韓国人と重なって見えたりなんかして・・・。

    在日と縁の深い統国寺へ

 はてさて、今回私ヌルボがまず訪れたのは、8月31日の「ディア・ピョンヤン」関係の記事でふれた統国寺。<在日と密接な関係のあるお寺>ということで、場所はJR大阪環状線・天王寺駅から北へ徒歩5分の所にあります。
 下の写真のように、<大雄殿>という呼称といい<弥勒菩薩像>といい、いかにも朝鮮風です。来歴を刻んだ碑文は漢字+ハングルです。

       
      【統国寺の入り口】      【統国寺にある<ベルリンの壁>】

              
       【統国寺の大雄殿】              【弥勒菩薩像】

◎関連ホームページ
 →<統国寺>


 →通訳案内士の佐々木博昭さんのHP<YOKOSO JAPAN>・・・豊富な写真とともに寺の来歴等を紹介。

 →<仏教仏教美術日々2>・・・このブログでは、統国寺は、(本来は邦福寺といった)「聖徳太子建立の由緒正しすぎる寺」なのに、「昭和44年、・・・在日朝鮮系の新興宗教に売られてしまったのだ!」、「私は朝鮮総連の統国寺は認めません。あれは邦福寺ではない。必ずや和気山邦福寺を復興させたいと思う」という意見を重ねてアピールしています。(いわゆる<嫌韓派>の人でもないようです。)
     ・<在日本朝鮮仏教徒協会ってなんぞや?>
     ・<朝鮮寺、統国寺の来歴について>
     ・<統国寺(邦福寺)を朝鮮総連から取り戻せ!>
     ・<統国寺住職の崔無碍氏のトンデモ史観を批判する>
     ・<茶臼山雲水寺と朝鮮寺統国寺の謎(っていうか苦言)>※このブログから知ったのが<生駒朝鮮寺群>。(→この寺の近辺がラブホ街になっていることについての考察等)

 ウィキペディアの<朝鮮寺>の項目によると、おもに在日韓国・朝鮮人に信仰されている通称<朝鮮寺>の多くは生駒山麓周辺に集中していて、巫女(ポサル.菩薩)が交霊を行うという、韓国・朝鮮に見られるようなシャーマニズム的な宗教儀式を特色としている、とあります。

 ・・・これらの朝鮮寺はいつ頃からあるんでしょうか?

    日本最大のコリアタウン猪飼野へ

 ヌルボが次に訪れたのは日本最大のコリアタウン猪飼野(いかいの)

 1992年以来何度か来ています。
最初は、JR鶴橋駅周辺に、焼肉店、キムチやさまざまな唐辛子等を売っている韓国食品・食材の店の他、韓服の店などもあって、ずいぶんにぎわっているのに驚きました。
 今回はまだ正月休みなのか、閉まっている店も多くて静かでしたが、街のたたずまいはそんなに変わっていないと思いました。

 かなり前から<コリアタウン>として宣伝している御幸森商店街も閉まっている店もありましたが、夕方の買い物客でけっこうにぎわっていました。

 商店街のアーケードに「オイソ ポイソ サイソ」という韓国語と「来てえな 見てえな 買うてえな」という訳語があるのは、韓国語と大阪弁の親和力を感じさせます。

          
      【御幸森商店街の入り口】       【オイソ ポイソ サイソ】
◎関連サイト
 →<生野コリアタウン公式サイト>

 →<韓国語サークルin京都・滋賀>中の<大阪コリアンタウンを歩こう>

 JR桃谷駅から御幸森、そして鶴橋駅まで歩いたところで、過去2、3度行ったことがある韓国書籍専門の古書店ソウル書林を思い出しました。
 最近引っ越したということで、新店舗を探しましたが、これがなかなか見つからず。サイトによっては<東上町4番18号>とありますが、これは大きな通り(玉造筋)に面した引っ越し前の住所。現在は<味原町4-8>です。下味原の交差点から玉造筋を北へ、一つ目の信号を左折。住宅地の上り坂を登って行き、一つ目の信号の右側手前。で、やっと見つけたら「1月5日から開店」。あーあ・・・。
コメント
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