これまで、韓国が菓子やドリンク等々、日本の多くの商品を無断でパクったと非難されてきました。
この件についてはすでに多くのブログ等で指摘され、また大手メディアによってとりあげられたこともありました。
たとえば2007年6月30日のフジテレビでは、次の4例をあげています。
①韓国の<セウカン. 새우깡>と日本の<かっぱえびせん>
②韓国の<チョコソンイ.초코송이>と日本の<きのこの山>
③韓国の<17茶>と日本の<十六茶>
④韓国の<ペペロ,빼빼로>と日本の<ポッキー>
この他にもいろいろありますが、今回はとくに韓国・南陽乳業(ナミャンユオプ.남양유업)の<17茶>と、日本・アサヒ飲料の<十六茶>を比べてみます。
同じテーマのブログがいくつかありますが、それらを総合し、不足分は補い、そして先月は韓国に行って実際に<17茶>の味を確認した、というわけでして、あえて<決定版!>と銘打ってみました(笑)。
韓国に行った日本人は、コンビニで<17茶>を見て「アレ?」と思うでしょう。商品名も、容器デザインも<十六茶>によく似ているし・・・。(下の写真)
<17茶>は、韓国ではチョン・ジヒョンのCM等を通じてよく知られている健康ドリンクなので、日本に来た韓国人も<十六茶>を見て同様の反応をするでしょう。実際、そんな方がその2つを比べた<Semjei's Trace>というブログがありました。
※チョン・ジヒョンのCMを見たい方はグーグルの動画検索を利用されたし。<17茶>と入力するだけでOK。何種類もありますが、<健康飲料>にしてはどれもセクシーすぎるようです。女高生編が一番マシかも。バックの歌(「꽃집의 아가씨는 예뻐요(花屋のアガシはかわいいよ)」もいいフンイキ。
とくに多くの日本人は、「韓国側が<十六茶>に何か1つ足して<17茶>にしたのではないか」と思うのではないでしょうか?
ウィキペディアその他で調べると、<十六茶>は「シャンソン化粧品が開発し1985年から発売し、1993年からは現在のアサヒ飲料との提携により缶入り・ペットボトル入りを発売」とあるのに対し、<17茶>の方は2005年発売と、ずっと後だし・・・。
原材料について見ると、アサヒ飲料のサイトに<十六茶>の16種類の内訳が載っています。
<17茶>の原材料は下の写真から読み取れます。あるいは、<コッスンの備忘録>というブログに爽健美茶(これは12種類)も含めて3つの原材料を列挙した上、<17茶>についてはそれぞれの効用まで付けているんですけどね。上の3つの容器の写真もそこから拝借しました。
一応、私ヌルボとしては、<十六茶>と<17茶>に含まれている原材料を次の3つに分けてみました。
A.<十六茶>と<17茶>の両方に含まれているもの(7種類)
・ハトムギ・大麦・玄米・ハブ茶(결명자)・桑の葉(뽕잎)・霊芝・ミカンの皮
B.<十六茶>だけに含まれているもの(9種類)
・黒豆・びわの葉・昆布・熊笹・ゴマ・柿の葉・アマチャヅル・杜仲葉・シソの葉
C.<17茶>だけに含まれているもの(10種類)
・紅花の種(홍화씨)・緑茶(녹차)・サンシュユ(山茱萸.산수유)・蕎麦(메밀)
・クコ茶(枸杞茶.구기자)・チコリ(치커리)・トウモロコシ(玉蜀黍.옥수수)
・カバノアナタケ(茶可.차가)・アマドコロ(둥굴레)・ソウオウ(桑黄.상황)
・・・ということで、<十六茶>プラス1=<17茶>ではありませんね。
ヌルボが<17茶>を実際に飲んでみると、独特の香り(くせがある、というか甘いというか・・・)があって、ふつうの日本人なら、飲んですぐ違いがわかると思います。好き嫌いで言えば、ちょっとヌルボの味覚には合わないかな、という感じ。(←日本人的ひかえめな表現)
上記C.の中のどれかの香りが効いているということでしょうか?
しかし、商品名や見かけは誰が見ても<짝퉁(チャクトゥン)>=イミテーションですよね。
先のフジテレビの放映後、韓国紙「国民日報」はその内容を写真付きで紹介するとともに、関係会社の声を取材して、「国内の有名菓子、日本製品を’そのままコピー’疑惑・・・激しい非難」との見出しで記事にしています。<見てはいけない図鑑>というサイトに日本語訳もあります。
その記事によると、
当の南陽乳業関係者は「日本に十六茶があるという事実は聞いたことがあるが、成分はすべて違う」「日本人と韓国人は嗜好自体が違う」と述べた。また「数字の入った製品が一つ二つの製品ではないのに、それで文句を言うなら似ていないものはない」「逆に日本にも我が国と似ている製品が多い」と言った。
・・・ということです。
※香港には「廿四味」という24種ブレンドの伝統茶がある。
※2009年8月の「日曜ソウル」は、「8.15解放後64周年、食品業界はまだ日本の属国」という見出しで同様の記事を掲載。その中に、「南陽乳業は2005年・・・コピー商品を憂慮して1~99までの商標登録をしたりもした」とあります。やるもんだなあ。
そういえば、前述の<Semjei's Trace>はいろいろ両者を比べた結果、こう結論づけています。
「南陽乳業の17茶は日本・アサヒの十六茶をbenchして(=標準として)、韓国人の好みに合わせて新たに(다시)作り出した美味しい飲料である」。
しかし、この韓国の方は次のようにつけ加えている点は誠実と言えましょう。
「しかし、名前がやっぱり・・・すこし・・・引っかかります。 ^^;;」
この件についてはすでに多くのブログ等で指摘され、また大手メディアによってとりあげられたこともありました。
たとえば2007年6月30日のフジテレビでは、次の4例をあげています。
①韓国の<セウカン. 새우깡>と日本の<かっぱえびせん>
②韓国の<チョコソンイ.초코송이>と日本の<きのこの山>
③韓国の<17茶>と日本の<十六茶>
④韓国の<ペペロ,빼빼로>と日本の<ポッキー>
この他にもいろいろありますが、今回はとくに韓国・南陽乳業(ナミャンユオプ.남양유업)の<17茶>と、日本・アサヒ飲料の<十六茶>を比べてみます。
同じテーマのブログがいくつかありますが、それらを総合し、不足分は補い、そして先月は韓国に行って実際に<17茶>の味を確認した、というわけでして、あえて<決定版!>と銘打ってみました(笑)。
韓国に行った日本人は、コンビニで<17茶>を見て「アレ?」と思うでしょう。商品名も、容器デザインも<十六茶>によく似ているし・・・。(下の写真)
<17茶>は、韓国ではチョン・ジヒョンのCM等を通じてよく知られている健康ドリンクなので、日本に来た韓国人も<十六茶>を見て同様の反応をするでしょう。実際、そんな方がその2つを比べた<Semjei's Trace>というブログがありました。
※チョン・ジヒョンのCMを見たい方はグーグルの動画検索を利用されたし。<17茶>と入力するだけでOK。何種類もありますが、<健康飲料>にしてはどれもセクシーすぎるようです。女高生編が一番マシかも。バックの歌(「꽃집의 아가씨는 예뻐요(花屋のアガシはかわいいよ)」もいいフンイキ。
とくに多くの日本人は、「韓国側が<十六茶>に何か1つ足して<17茶>にしたのではないか」と思うのではないでしょうか?
ウィキペディアその他で調べると、<十六茶>は「シャンソン化粧品が開発し1985年から発売し、1993年からは現在のアサヒ飲料との提携により缶入り・ペットボトル入りを発売」とあるのに対し、<17茶>の方は2005年発売と、ずっと後だし・・・。
原材料について見ると、アサヒ飲料のサイトに<十六茶>の16種類の内訳が載っています。
<17茶>の原材料は下の写真から読み取れます。あるいは、<コッスンの備忘録>というブログに爽健美茶(これは12種類)も含めて3つの原材料を列挙した上、<17茶>についてはそれぞれの効用まで付けているんですけどね。上の3つの容器の写真もそこから拝借しました。
一応、私ヌルボとしては、<十六茶>と<17茶>に含まれている原材料を次の3つに分けてみました。
A.<十六茶>と<17茶>の両方に含まれているもの(7種類)
・ハトムギ・大麦・玄米・ハブ茶(결명자)・桑の葉(뽕잎)・霊芝・ミカンの皮
B.<十六茶>だけに含まれているもの(9種類)
・黒豆・びわの葉・昆布・熊笹・ゴマ・柿の葉・アマチャヅル・杜仲葉・シソの葉
C.<17茶>だけに含まれているもの(10種類)
・紅花の種(홍화씨)・緑茶(녹차)・サンシュユ(山茱萸.산수유)・蕎麦(메밀)
・クコ茶(枸杞茶.구기자)・チコリ(치커리)・トウモロコシ(玉蜀黍.옥수수)
・カバノアナタケ(茶可.차가)・アマドコロ(둥굴레)・ソウオウ(桑黄.상황)
・・・ということで、<十六茶>プラス1=<17茶>ではありませんね。
ヌルボが<17茶>を実際に飲んでみると、独特の香り(くせがある、というか甘いというか・・・)があって、ふつうの日本人なら、飲んですぐ違いがわかると思います。好き嫌いで言えば、ちょっとヌルボの味覚には合わないかな、という感じ。(←日本人的ひかえめな表現)
上記C.の中のどれかの香りが効いているということでしょうか?
しかし、商品名や見かけは誰が見ても<짝퉁(チャクトゥン)>=イミテーションですよね。
先のフジテレビの放映後、韓国紙「国民日報」はその内容を写真付きで紹介するとともに、関係会社の声を取材して、「国内の有名菓子、日本製品を’そのままコピー’疑惑・・・激しい非難」との見出しで記事にしています。<見てはいけない図鑑>というサイトに日本語訳もあります。
その記事によると、
当の南陽乳業関係者は「日本に十六茶があるという事実は聞いたことがあるが、成分はすべて違う」「日本人と韓国人は嗜好自体が違う」と述べた。また「数字の入った製品が一つ二つの製品ではないのに、それで文句を言うなら似ていないものはない」「逆に日本にも我が国と似ている製品が多い」と言った。
・・・ということです。
※香港には「廿四味」という24種ブレンドの伝統茶がある。
※2009年8月の「日曜ソウル」は、「8.15解放後64周年、食品業界はまだ日本の属国」という見出しで同様の記事を掲載。その中に、「南陽乳業は2005年・・・コピー商品を憂慮して1~99までの商標登録をしたりもした」とあります。やるもんだなあ。
そういえば、前述の<Semjei's Trace>はいろいろ両者を比べた結果、こう結論づけています。
「南陽乳業の17茶は日本・アサヒの十六茶をbenchして(=標準として)、韓国人の好みに合わせて新たに(다시)作り出した美味しい飲料である」。
しかし、この韓国の方は次のようにつけ加えている点は誠実と言えましょう。
「しかし、名前がやっぱり・・・すこし・・・引っかかります。 ^^;;」