どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

jewel

2004年12月19日 | 自主映画
漫喫で寝る。思ったより寝れた。途中お腹変で起きたけど(食べ過ぎ?)起きて下北沢トリウッドへ。早く着きすぎて開いてない。駅前まで戻りコーヒー飲んで時間潰ししてマッタリとする。ほんで再び劇場へ。結構客入っていて席があんまり空いてない。一番前の真ん中に座りました。そう今日見に行った映画は「jewel」というタイトルのオサレ系のハードボイルド風映画。油揚げの儀式の鹿野さんが主演している映画です。なかなか入り組んだ話で構成、編集が今風な感じ、結構惹きつけられる展開で長い間も集中して見れました。全体で考えると後半が長いと感じる所もあったが、よく出来た映画でした。お話は結局どこまでが妄想でどこからが現実なのかがいまいちつかみにくい。これが現実かなという所と筋はあったが、おお~っと唸るようなものでもなく他の妄想と同じくう~んって感じ。結局、どれが現実とか考えるのよりも全部、妄想だったと考えて自分の好きなパートだけをそれぞれが勝手に組み合わせてラストを解釈しろというものなんだろうか?それもありですね。最後の所だけが現実だと考えたら車と銃を持った男が向き合い車は男を轢き殺そうと急発進する。銃を持った男は逃げずに銃を車の中の男に向けて狙い発砲!って所で終わる様な感じにするかな?僕ならば・・しかし、この映画に出てくる役者さん達はみんないい演技でキャラクターもそれぞれ良かった。主人公の男が寺島進とデビット・キャラダインを足して割ったような感じでいい味出てました。鹿野さんもとても綺麗に撮れていて特に最後で罵声を浴びせる迫力の演技が見応えありました。でも時々MILKMAN2での面白演技の表情も思い出されてちょっと関係ないけど笑えそうにもなったり。全体的にこのオサレな感じは海外なんかでもしかしたら評価が高いんじゃないかなと感じました。ヨーロッパとかね。なんか賞とか獲るかもね。難解さ曖昧さが好きそうだし?それぞれのキャラの中で一番考えてる事やバックボーンが分かりやすく描かれていたのは鹿野さんの役ですね。男の方の考えてる事は分かったようで結局ラストでは良くは分からないまま終わってしまいました。
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