どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「カスケーダー」

2006年12月19日 | 映画
DVDで「カスケーダー」を鑑賞。ドイツのスタントマンがドイツ映画でスタントを生かした映画が全然作られないという欲求不満から、ならば俺が作ろうと監督・主演を努めたスタント主体のアクション映画。
CG全盛期の今だからこそ、こういう生身の人間のアクション映画っていうのも見たかったし、スタント・バカな連中のアクションに期待して見ました。スタント主体の映画で話なんて無茶苦茶後付けな映画だとの触れ込みだったのだが、思ったよりもちゃんとした物語があった。しかし、まぁ、ありきたりというか他のその手の映画でもよくあるような内容。で、スタントはというと・・たしかにおおっ!というようなアクションもあるのだが、これもなんか昔、他の映画でも見た事あるような内容のスタントが多く、やってる事は実際、凄いんだろうけども別に大きな目新しさは感じず。ってな訳でそれなりに娯楽作としては楽しめるものの、なんか期待したような無茶苦茶さみたいなものは無いし、変にまとまってて普通な感じ。スゲ~と思わせるようなインパクトは無かったなぁ。そんな訳でちょっとガッカリ。物語の語りかた描き方は普通に見れる作りだったけども、アクションを生かした演出っていうのがイマイチだったようにも思える。もっと見せ方で同じアクションでも緊迫感やスリルも出たと思うのだが・・。折角、スタント主体でやりたい放題な映画を作るというのだったらもっと無茶苦茶にバカバカしい程にやるか、見せ方を最大限に生かして欲しかった。なんか、普通に見れて普通に見終わってしまい、おしまい。
でも、気持ちは分かるので頑張って欲しい所。
スタント映画っていかに危険に見えるかっていう事が重要で、それは実際に危険である必要では無いと思う。本物へのこだわりは重要だが、実際に危険な事をやってるけども危険に見えないっていうスタント映画って・・ちょっと悲しい。

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