どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

ホラー短篇 カメラテスト

2006年12月21日 | 自主映画
今日は夕方から来年クランクインする自主映画のカメラテストをしに都内の某バーへ。カメラマンと美術の者と共にバーへ。
早速、アングルと照明のテストをするが、やはり狭いので引き画が撮れない、照明は案外、その場にある照明だけでもいい感じ。大きな照明等を持ち込んだりせずに、その場にあるものを生かして何とかなりそう。この暗い照明下では懐中電灯はまた大活躍しそうな気配。ちょっとしたタッチを付けるにも最善の方法となりそう。人物に対しての逆光とかまではテストの結果、難しく出来そうにもないが、狭い場所ではこの「MILKMAN2」以来いつも大活躍な懐中電灯照明が一番な感じ。問題は映画になった時、狭くて引き画が無いから一体、どういう場所で、人物が何処にいるのか等、位置関係なんかが理解しずらい所かな。まぁ、それでもなんとかなるように今後考えないといけない課題ではある。逆にそれを利用してやらないといけないな。壁を壊したり、血糊が飛び散ったりとシナリオでは書いてあるが、実際にお借りするバーを壊したり、汚したりする訳にもいかないので、いかに工夫するかというのが悩み所であり、面白い課題。壁の前面に別の用意した壁を設置するとか、合成でやるだとか、なるべくシンプルに簡単な方法論を考えたりする。答えは未定だが、案はいくつか出来てきた。次の撮影日には、ぶっつけでその方法論でやらねばならないという状況だが、それに備えて美術についても現場で打ち合わせ。そして、アングル・ハンティング。今回はカメラマンが別にいるので、その人のセンスでいい感じに出来ればと思っていたのだが、今まで殆ど自分でカメラもやってきたから、アングル等を指示するのが結構難しく、どういうアングルで撮れるかの確認だとか実験は思い付きだったりもするので、狭い場所で一緒にファインダーが覗けないという状況ではなかなか難しかった。思っていたような引き画が無い事、見た目ショットの多い映画なのに見た感じが分からないのがやっかいな所。これはきっちり絵コンテ等書いた方がよさそうな気もするが、あまりそれに縛られるのも現実的に難しそうだし、臨機応変にやらねばだな。と思う。こちらのイメージをきっちり伝えておいて後はカメラマンのセンスで臨機応変に対応してもらうのが一番良さそうです。こちらのイメージをきっちり伝えるというのが案外難しい事ですが、今日一緒にカメラテスト出来たのでお互いに撮影場所の構造だとか撮れるアングルなんかも見れたので共にアイデアを出し合って素早く出来ればと思う。
役者さん達が遅れて到着。この場所での出番の無い人も来てくれてありがたいやら申し訳ないやら。実際にアングル越しに役者を入れての確認が出来て良かった。演技をしてもらって大体のイメージが掴めた。シナリオに結構、細かく動きとかも書いておいたので勝手にやってもらえたので助かった。それを見てたら色々とアイデアも湧く。実際の撮影でも絵コンテ通り撮るよりも、演技の流れを決めてから後は即興でカット割りした方が良さそうな気がしてきた。今日はアングルのテストばかりやってたけども、もう少し、実際の芝居をやってもらう時間をとれば良かったと反省。時間が無くなり断念。
その後、そのバーで飲んで終電も無くなり、もう一軒、軽く飲みに行きギネス飲む。それから漫画喫茶に行きました。マッサージ・チェアで延々とマッサージしながらオニオンスープを飲み「彼岸島」っていう漫画を読むが、疲れてきて途中で寝る。
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