どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

ワークショップ

2006年12月02日 | 自主映画
今日は朝から仕事。CG素材を取り込んで・・1人でやる仕事でお客も来ない地道だが自由な仕事。昼過ぎまで作業をしてから途中で抜けて外出。僕が次に作るホラー短篇のキャストの劇団が次回公演の舞台の為のオーディションを兼ねたワークショップを行なっているというので見学させてもらう為、電車で某所へ。
隅っこの方で静かに見学を・・と思っていたのだが、何故か演出家の真横で見学する事に。まるで、おいらも審査員みたいじゃん。軽い気持ちで面白そうならちょっと僕も参加してワークショップ体験してみようかとも思ったりもしたのだが・・参加者のみなさんの真面目な姿勢に演技を見てると、無理無理無理。って感じ。
芝居って楽しそうだけど台詞覚えるのが難しいし、スラスラと台詞が僕には言えないから。
この噂では聞いた事はあるが体験した事のない「ワークショップ」ってものをひたすら観察。へぇ~、ふ~ん、なるほど~。段々と自分なりの見方も出来てくる。僕だったらどうする?等と考えながら見ておりました。素人目に見たら上手い役者、そうでも無い役者って見ていてなんとなく分かるのですが、この人の芝居は上手いし舞台とかいっぱい出てるんだろうなぁ~みたいないかにも舞台役者風の人(大抵声がデカイ)とそうじゃない人(声は普通か以下)だけど何が出てくるか分からない人。みたいなタイプに分かれているように感じた。僕が見ていて後半、ハッとさせられたのは後者の方ばかり、その人特有のキャラとか存在感が発揮されればとても面白い芝居をする。結構みんな色んな面を持ってるので一概には言えないけども、どこか欠点のある人の方が僕には魅力的にも見えた。「役者は見た目が9割」っていう説はなる程その通りだとも思えるが、逆に捉えると「1割の欠点」も大事な訳で、そこをいかに魅力的に見せるかが役者なのかなぁ~なんて難しい講義を聞きながら思ったり。だから「モデルは見た目が9割」かもだけど、役者はなんか違う気がしました。
まぁ、話と役と演出でそんな事は全然違ってくると思うのでまあまあまあ。
台本を元に芝居を実際にやる部分を見せてもらったが、みんな凄いねえ1日ですぐにスラスラ台詞言えちゃうんだもん。単純な所でスゲ~と感心。
終わってから次回作ホラーの役者達と打ち合わせ。劇団のメンバーも勢揃いしていたので、僕の頭の中にあったイメージと実際の見た目とか雰囲気の再確認も出来た。という事で想像だけで決まってなかった役も一気に全部オファー、みんな快く引き受けてくれるような感じ。みんな脚本も見ないで出る出たい!というのがちょっと不思議。だけども、そういう遊び感覚みたいな部分が僕には一番大切な所で、楽しむという事が大事な事だと思います。まぁ、みんなそんな感じなので僕も遊びながら出来たらいいなぁ~と思います。
まぁ問題は時間だな。どこまでこだわるか等にも関わってくる問題。
ビールなんかも飲んでたけど、それから会社戻って仕事の続き。テレビで「油揚げの儀式」の主演女優である鹿野さんが出演しているという土曜ワイド劇場が始まったのでビデオ録画しつつ冒頭の方を鑑賞。最初に殺されてた(笑)。仕事に戻り、なんやかんやと進めてから後でビデオで早送りしてみると後半で重要な役で登場し芝居していました。この事件の犯人の動機とか設定って「ウソ~ッ、そんな動機で人殺しちゃうんだ~」みたいな強引なものでありながらも、なんか後付けな回想とか見てたら、なんとなく騙されたようにそれなりに納得しちゃえたりもして、そうか、ええんやな動機とか設定って無茶苦茶でも・・って気になって動機とか設定が曖昧だなぁと思えていた自分の次のホラー短篇のシナリオの修正案も漠然と考えていたアイデアで突っ走ろう!と僕の背中を押してもらえる結果となりました。
朝まで仕事続けながらも頭はなんだかナチュラルハイ状態。さっきまで会ってた役者さん達を思い浮かべつつ頭の中でシナリオ修正。手と目は仕事。耳は音楽鑑賞。口は煙草スパスパ状態で。
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