どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「こわい童謡 表の章」

2007年07月11日 | 映画
今日の仕事はなかなか順調で早く終わった。その後、気になっていたマシンの不都合を検証して結局バグだった事が判明。モヤモヤがなくなってすっきりしたと同時にガッカリ。帰りに新宿に行き神座ラーメン食べてからDVD屋に行きトビー・フーパー監督の新作を発見して購入してから、レイトショーの映画を観に行きました。
「こわい童謡 表の章」という映画。結構、お客さんも入ってました。
主人公の女優さんは最近人気の人です。僕はホラーのヒロインというのは目の大きな女優に限る!みたいに思っている所もあるので、目が小さめな彼女に最初はなんか魅力を感じませんでしたが、ずっと見てゆくと、なんとも独特の儚げな声やら芝居に役がハマッて魅力的に思えたし、感情移入して観れました。
役者陣はみないい感じでした。特に先生役の人が常に異様な雰囲気を醸し出しててクールで冷たい表情が効いてました。
ゆっくりと移動するカメラワークとピントの表現がうまく恐怖感を出していた。変なCGとかも無く無理に見せすぎずに上手い具合に表現していたショックシーンもなかなかのもの。ガツンと何処かで凄い描写も見せて欲しかった気もするのだが中途半端なものを見せられるよりは良かったとも思うので、まぁ効果的だったという印象。
現在、僕もホラー映画を制作中なのでホラー映画の難しさを痛感している所なので、映画全体を通して上手く恐怖を演出しているなぁと素直に感心。案外、なんでもないような所って難しいものですけど。やっぱりアルジェント的要素が随所に見られて趣味的にニヤリな場面が多かった。
ビックリしたのは僕の新作ホラーと同じ台詞が出てくる場面。なんかシチュエーション的にも似ていて面白かった。偶然の共通点にプチ鳥肌もの。
音楽、音響の効果も面白くて効果的、これまたおいらの映画でもやってるような感じの事がうまく行われている。無音っぽい所に何かの音楽を超スローで再生したような低い音が地味に入っていたりしてる所が効果的だったと思う。欲を言えば全体的にもっと音の大きな所もあって良かったのでは?とも思うがどうなんでしょう?劇場ではまぁいいけどビデオとかになる時には大きめの方がいいと思う。音の重要性と難しさは自分の映画でも感じてる所。でも、後少しなので早く完成させなきゃ!とも思ってますがサボッてます。(爆)全体的に謎のままな内容も多いのだが、それはそれで楽しめるし、なんとなく最後は美しい音楽も盛り上がりまとまる。謎謎解きは続編の裏の章へと続く訳だ。最後に続編の予告が流れて期待感を煽られる。これは続きも見なくちゃ!ですわな。
既に見たという人の感想を聞いたのだが、椅子から思わず飛び上がってしまった場面があるとか!詳しくはあえて聞かなかったが、それは期待大です。おいらも飛び上がれるかな?

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