どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「グエムル 漢江の怪物」「デカローグ」

2007年10月29日 | 映画
今日は休み。DVDで「グエムル 漢江の怪物」を鑑賞。
久々に見る韓国映画。冒頭から怪物が大暴れしてくれて惹き込まれる。CGキャラクターの怪物が上手い見せ方で描かれていて、実際に怪物が突然現れたらこんな感じになるだろうという感じでカメラの視点なんかが実にいい場所からの視点で描かれているのが良かった。その後の葬儀のシーンなんかの流れまで実に自然で良かった。
が、娘を怪物にさらわれた一家のキャラクターは可笑しな笑えるような連中で最初は違和感もあったけど段々とその憎めない良さを感じる事が出来ました。特に親父さんが顔もキャラも良かったなぁ。最後はそうなっちゃうのか・・というちょっと意外な結末でしたが、その後、復讐に燃える家族の姿がなんとも素晴らしいというか燃えました。怪物のキャラクターの動きや見せ方に魅力を感じつつ、その怪物を退治する家族のドラマにも魅力があり、久々に熱くなれる怪獣映画とも言える面白さを堪能させてもらいました。
それからこれまた100円でゲットしたビデオでポーランド映画「デカローグ3」の第五話「ある殺人に関する物語」のみ鑑賞。クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品。名前は何度も聞いた事があるが他に何を撮ってるんだっけ・・何本か見てる筈だが・・「トリコロール」シリーズの監督もそうだったっけ?まぁ、いいか。
シンプルだがちょっと考えさせられる内容を含んだ映画。空気感が独特です。黄色い画面と緑色の色彩が印象的な映画でした。淡々と描かれる日常の描写から何が起きるでもなく展開し、突然、殺人が起きます。
それから急展開で視点が変わって再び淡々と展開してゆきますが、徐々に言いたい事、伝えたい事のようなものの形が現れてきます。面白いとか凄いとかそんな映画ではないですが、なんかちょっと伝わるものはある映画でした。もう一度見ると更に伝わり切らなかった部分が見えてきそうな気がします。

コメント