「休暇」

タイトルが「休暇」なんですが、僕の休暇の話ではありません。映画「休暇」を見てきました。死刑執行の際に支え役という役をした者には特別に休暇が貰えるという制度があるようで、それを利用して新婚旅行の為の休みを取るという男と家族と同僚と受刑者のお話。
なかなか重い話でしたが色々と考えさせられました。受刑者がどんな罪を犯した者なのかが描かれないのでそこは想像するしか無いのですが死刑になるぐらいだから相当酷い事をやったのだと思います。映画の断片から想像すると両親を殺したとか？
色々とこちらで見ながら考えないと何が伝えたいテーマなのかは見えてきませんが色々考えれて良かったとも思う。拘置所の中の仕事の様子や仕組みが知れたのが一番興味深かった。
正直、嫌な仕事です。でも、誰かがやらなきゃいけない仕事でもあります。
支え役という仕事がある事も知らなかったな。
菅田俊さん演じる年輩の刑務官の言葉少なげな佇まいがとても、その仕事の辛さや苦しみを出してたと思う。
最近、ニュースで宮崎勤死刑囚の死刑が執行された事が話題になったりしてますが、死刑を執行する側の人間としてはどんな人間であれ嫌なものであるとは思う。
僕は反省の色の全く無い極悪犯の死刑に反対ではありませんが、軽々しく死刑にしろ！とかはなかなか言えませんね。
しかし、宮崎被告が今まで生きていたという方が正直、違和感を感じたな。殺された人は一瞬で命を奪われたのにね。なんか不公平みたいなものも感じます。
しかし、死刑囚のいつ来るか分からない執行を待つ日々もなかなか恐ろしいものでしょうね。その時が来るまで分からない奴もいそうだけど。
友人が担当した撮影のトーンもこの映画に合った落ち着いたもので良かったです。
映画見終えて神座ラーメン食べてから出社。
それから朝まで合成仕事。結構頑張りました。