どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「炎の少女チャーリー:REBORN」

2008年07月27日 | 映画
今日の仕事は早く終わったので早く帰宅出来た。前々から気になってはいたけど、きっと、つまらないんじゃないかと見ずにいた映画「炎の少女チャーリー:REBORN」のDVDを購入。帰ってから鑑賞。
前作「炎の少女チャーリー」はB級ながらとても好きな映画で主役のドリュー・バリモアも良かったので、この続編も彼女が主演していたらすぐにでも見たのだが、別の知らない女優に変わっている。それで見る気が失せていたのでした。しかし、原作を最近になって読んだのもあり、続編も見てみたくなったのでした。そして最後の一押しはデニス・ホッパーが出演しているという事。
この続編はおそらくテレビ・シリーズだかなんだかだと思う。尺が長くて2時間40分近くあるんですよ。
前作で死んだ筈のレインバードが生きていて再登場し悪役ぶりを発揮します。原作の要素をより出していました。演じるマルコム・マクダウエルの悪役ぶりは相変わらず見事。憎き役を演じ切っていました。
それだけに重要な役ではあるんですが、途中こいつを主人公チャーリーは何度も殺す機会はあるのに何故かそれをせずにいるので、他の大切な人や関係ない人を失う羽目になるという展開で、見ていて何度も、なんで今あいつをやっつけないんだ!と突っ込みまくり。最後の見せ場も見たかったような場面ではあるが、その必然性が感じられずレインバードだけやっつければいいんちゃうの?と思ったりしたから盛り上がらずなんかイマイチでした。折角、悪役が憎き存在として成立してるのに生かされず、主人公チャーリーの哀しみや怒りが正しく描かれてないので残念。
デニス・ホッパーの役はなかなか良かったんだけども最後は中途半端にいなくなるし、原作にはない新たに書かれた部分の物語の部分の結末がとにかくつまらなかったと思える。前半部分とかは前作と被る部分は多いが、なかなか面白く見れたんですけどね。面白くも出来そうな展開だっただけに残念だ。
怒りの炎の場面はなかなか迫力もあり、見応えはあったんだけどね。前半の路地で力を押さえきれずに発火させてしまう所が一番良かったかな。
まぁ思ったよりも丁寧に撮られていてドラマもしっかり見せていただけに最後の盛り上がりに感情移入出来る要素がうまく入れられなかったのが一番の問題だと思います。
やっぱり思った通りつまらない続編でしたが、思ったよりもいい所もありそれなりに楽しめたのも事実。
パート1のDVDが早く発売されて欲しいものです。凄い面白い映画では無かった筈だが、もう一度見直したいし、パート1のラストは哀しいけども怒りを爆発させる爽快感と喪失感みたいなものが混じり合ってて今でも心に残る程好きな場面なんです。

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