どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「カチンコ」

2008年11月24日 | 自主映画
野方で「カチンコ」の上映会。大スクリーンでの上映は良かったのだけどプロジェクターの設定かランプの老化なのか何故か画面が暗くてちょっと残念。ネットで見た映像はもう少し明るく見やすい映像だったのにね。
映画は起承転結のはっきりとした分かりやすい楽しい自主映画愛に満ちた映画で微笑ましい内容でした。なんか「ドーナッツ」という映画に通じる爽やかさと明るさみたいな気分も感じた。やっぱり同じ作り手のテイストが出てるんですね。と、そこが好印象でもあり、逆に新たな一面も結構見れた気がする。
自主映画を題材にした映画ですが、あまりリアルに制作過程を描いた映画ではなく軽いテイストで面白可笑しく描いてある。僕自身が自主映画を作ったりしてる身なので、色々とそんなアホな!と思えるツッコミ所はありましたが、あまり現実的な細かい所を描くより知らない人でも分かりやすく楽しめるように、自主映画の「じ」も知らない主人公と共に自主映画作りの魅力みたいな部分に触れれるように。興味が持てるように。また、逆に勘弁してよという立場の人とかの気持ちも織り混ぜて描いてあって、やはりというか流石といいますかシナリオの上手さや展開の面白さとか光っておりました。
どこかアイドル映画っぽさも全体的には感じられた。女優陣のキャラクターがみな光ってたと思う。中でも吉崎さんの芝居が特に良くて印象的でした。
それから音楽も良くて趣味の近い音色だとかに惹かれたりもした。
そして、自分の出演場面ですが、やはり恥ずかしいものでした。少し周りで笑い声も聴こえたのでウケてる?と少しおいしい?感じもしましたが、撮る方はやっても撮られるというのは普段無いので、それをデカいスクリーンでいざ見せられると赤面しちゃう感覚でした。でも、なんか役者の気分だけは少し味わえたのでどんな気分になるのかは微妙には分かった気がする。役者に完成して喜んでもらえる映画作り、撮影を僕もしてゆきたい。
映画終わってから恒例の飲み会。色々な人と話せて、僕の映画を見て評価してくれてた観客さんや、先日見た面白映画の監督さんや、注目していた役者さんらともゆっくり飲みつつ話が出来ました。
楽しく飲んでたら終電無くなり朝までコース。
飲みすぎ、タバコ吸いすぎでした。
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寒いねぇ~

2008年11月24日 | ノンジャンル
昨晩は風呂にも入らず横になったら寝ちゃったので、比較的早い時間に目が覚めました。アニメ映画の編集をしようと何度も試みたけど、なんかノッてこず、効果音2つ程足したぐらい。風呂に入ってから久々に見た「トゥルー・コーリング」にハマッて2話続けて見ちゃう。短いドラマだけど内容も濃く面白い。一度見てるけど再び楽しめました。
コンビニに弁当買いに出かけて信号待ちしてたら見知らぬおじさんが「寒いねぇ」と声をかけてきた。こういう感じは久しぶりだな。とたわいのない話をしながら共にコンビニへ。おじさんはワンカップ大関みたいな酒買ってました。ご近所の会話ってものが無くなってるので、たまにはいいもんだと思った。面倒臭い時もあるけど。
さて、外は暗くなり雨が降っておりますが、これから野方まで「カチンコ」の上映会へ出かけます。
さて、映画はどんな仕上がりでしょうか?

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「スペース・インベーダー」

2008年11月24日 | 映画
お家に帰ってサラダ煎餅食べ、レモンサイダー飲みつつ、途中でマルボロの1ミリを数本吸いつつDVDで「スペース・インベーダー」をダラっと鑑賞。公開当時劇場で見た映画。その後、ビデオでも数回見たんだけども、忘れてる場面も結構あって、なかなか新鮮な気持ちで見れました。
もろB級な映画なんですが、なんか憎めない良さのある作品で楽しい映画です。だけども子供の視点で見ると怖い映画でもあります。この映画は子供の視点に戻って見る事が出来ると結構楽しめる映画だと思う。そういう意味では実に雰囲気作りとか何気ないとぼけた演出部分で憎い恐ろしい見せ方があって流石だとも思ってしまう場面が多い。両親がエイリアンに乗っ取られて変になる所とか学校の先生や警察までが変になる所あたりが実に効果的に実際に起こったら一番嫌~な感じで(ある意味ワクワク?も)出ていた。
軍隊の隊長が「バタリアン」のおっさんでこれまたユニークなキャラを演じていてなんか面白かったなぁ。
ビスタサイズだと思っていたのだが、実はシネマスコープ・サイズの画面の映画でした。その画面の広さに鮮やかなディスコ風の照明。CGじゃないハリボテのセットとモンスターの存在感は夢の映画の世界感が実によく出てます。この映画のセットに紛れ込みたい気分になります。
出来の事は細かくは言いませんが80年代に60年代のB級SF映画にオマージュを捧げた実に愛のある映画だと僕は思います。「E.T.」 と似た良さと夢のあるトビー・フーパー監督による子供心と映画愛に満ちたユニークで楽しいB級映画です。

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