どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「風立ちぬ」

2013年10月01日 | 映画
今日は地味に面倒な仕事でしたが、夜には終わり帰りに映画を観に行く事にした。周りで前々から評判が良いので気になっていた映画「風立ちぬ」を観た。ジブリの映画っていつも人気ですが今までそんなに良かったと思える作品って見た記憶が無い。どれもアニメーションの動きは素晴らしくとても印象には残るんだけど話の展開がじれったくてなんかスッキリしない映画といった記憶の方が多い気がします。
今回の映画もどちらかというと僕にはそんな印象の映画でした。
夢のシーンとか印象的で純愛というか美しい愛の物語であったのは良かったんだけど、なんかスッキリしないものがあった。良い余韻ではあるが。
庵野監督による飄々とした台詞のアフレコはとても良かった。
アニメだけど実写映画の役者のように感情豊かで伝わる動きと芝居があって凄いなと思った。手描きの感じの画風の味がとても好きです。
最後の方で泣きっぱなしだったとある人から熱く感想を聞かされていたのだけど、逆にここら辺から感動ポイントだったんだろうななんて考えて見ちゃうとなんか気持ち悪さみたいなものもさえ感じたりした。
全てが夢物語のような綺麗だけど真っ直ぐ過ぎて何処か入り込めないでいる自分になんだか複雑な心境。
普通に良い映画なんだけどね。


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