「６才のボクが、大人になるまで。」

レイトショーで映画「6才のボクが、大人になるまで。」を鑑賞。
簡単に言ってしまうとタイトルのまんまな映画です。本当に6才の子が大人になるまでを描いています。最初は可愛かった子が成長して髭も生えて…とリアルです。同じ人物が本当に演じ続けている凄さがあります。
そのそれぞれの時代背景は僕にとっては記憶に新しいので、もし自分にも子供がいたら…と想像すると色々と考えさせられます。実際に子供も持つ親の立場で見ると色々と子育て等重ね合わせる部分もあってより感慨深い映画に感じるだろうと思いました。
結構アメリカでは典型的な家族のあり方が描かれていたんじゃないかと思う。離婚とか再婚とか…ベビーシッターってのは描かれて無かったけどその後からという事かな。
80年代のアメリカのティーン映画は色々見たけど最近のはあまり知らなかったから最近のティーンの日常とかリアルな感覚っていうのが新鮮に見れて今は今で色々と複雑な環境なんだなぁとかネット社会とかSNSの関わり方とか親とのあり方なんかも知れました。
色々と問題もあるけれどとアメリカの家族像っていうのは何処かオープンで家族の絆のようなものを感じれてそれぞれの個人としての自立がしっかりしていて良いなぁと思える所がありました。
映画はリアルで自然な風景が見事に描写されていますが劇的な展開は無く日常が描かれているだけで３時間近くあるので長いです。案外退屈はせずに興味深く見れますが、やはり子育てした事ある人の方がより楽しく見れる映画だと思います。
ある意味、親の成長物語でもある映画だと感じました。