どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「月光の夏」

2015年08月12日 | 映画
戦後70周年記念特集として放送されテレビ録画していた映画「月光の夏」を鑑賞。
佐賀県を舞台にした実話を元にした内容です。佐賀のおばあちゃんの家に夏休みになると行ってた子供の頃の佐賀のイメージとか風景も蘇り懐かしい感じの印象も受けつつ見れました。暑い夏の緑の木々と青い空です。
まったりと展開する物語でしたが戦争について当時の若者の夢や希望を捨ててまでも国や家族を守ろうとした真っ直ぐな気持ちや信念が伝わりなんとも言えない気持ちになる映画でした。
本当に忘れてはいけない尊い犠牲だと思います。感謝と敬意を持って冥福をお祈りしたい気持ちになります。
辛いのは生き残った者が苦しい負い目をずっと引きずっていた事。
国と軍が完全に酷い所がありましたね。生き残っていてくれてありがとうございます。の台詞に…それを言われてやっと少し心の荷が少し下ろせた男の心情がこもった表情にジンとくるものを感じました。
92年の映画でしたが合成技術とかはイマイチでした。しかし、そこが見せ場という訳でもないのでそんなに気にはなりませんでした。
映画として、とても誠意を込めて作られている感じがしました。


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